【発見!札幌】生まれ変わった「札幌市円山動物園」

【発見!札幌】生まれ変わった「札幌市円山動物園」

2019/07/25

好感度トップクラスを誇る札幌市。なのに「札幌の観光」というと、どこに行ったらいいのかわからないという声をよく聞きます。そこで、地元から全国へ北海道の魅力を発信する「北海道生活」が札幌で発見できる観光ポイントをご紹介します。

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新しい施設も続々! いま「札幌市円山動物園」がおもしろい

透明のトンネルを歩いていくと、目の前にゆうゆうと泳ぐホッキョクグマが現れ、思わず声が上がる――ここは「札幌市円山動物園」のホッキョクグマ館。北国の動物が生き生きとしている様子が見られるのは、北海道の動物園ならではの光景です。

館内のトンネルから見られるホッキョクグマ

北国の動物だけではありません。円山動物園ではライオンやカバといったサバンナの動物たちも見られます。
また、2019年3月にはゾウ舎がオープン、4頭のアジアゾウがやってきて札幌市民を喜ばせてくれました。

12年ぶりにお目見えしたアジアゾウ

いまや、旭川にある「旭山動物園」に匹敵する人気となり、2018年度にはついに来園者が100万人を突破したという「円山動物園」。しかし、ここまで来るには厳しい試練の日々がありました。
2015年にマレーグマのウッチーを死亡させる事故が発生、その後コツメカワウソやキリンなど次々と動物が亡くなったことにより、円山動物園は世間から厳しい批判を受けるようになるのです。

現在キリンの展示については、キリンにストレスがかからないように建物を設計している

そこで「円山動物園」では飼育方法から人事、組織改革まで抜本的に様々な見直しを行なってきました。
「失敗した動物園だからできること」――それは、展示されている動物たちの側に立った快適な飼育、つまり「動物福祉」という考え方に基づく動物園にしようと決意したのです。
そのため、動物たちを守るための、全国で類を見ない「動物園条例」を制定しようという動きを進めています。

札幌でも人気のレッサーパンダ

2050年に開園100年となる「円山動物園」では、2019年3月に基本方針「ビジョン2050」を策定。
いま動物園にいる動物たちが幸せに過ごせますように、将来おとずれる子供たちの笑顔が保障されますように、動物福祉のもと環境に配慮した新しい動物園のかたちに向け、円山動物園はこれからも努力をつづけていくそうです。

「エゾシカ・オオカミ舎」にいるシンリンオオカミ。人間による伐採によって、日本オオカミは絶滅した

公共の動物園の役割は、単に珍しい動物の展示ではなく、動物の保護や、絶滅に瀕した動物の繁殖という大切な役目もあります。
そうして守られた希少な動物もいますので、ぜひ、動物たちの姿に癒されながら、ゆっくりと見学してみてください。

レッドリストに指定されたオオワシも、日本で初めて円山動物園で繁殖が成功している
全国誌「北海道生活」

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全国誌「北海道生活」72号

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北海道で編集し、全国で発売している雑誌『北海道生活』は、「ほっかいどうが好きなすべての人へ」をテーマとした“北海道LOVEマガジン”。一般的な観光ガイドブックにはない身近な旅の情報から、暮らし、移住まで、地元目線で取材した記事が評判。北海道の“本当の”魅力が見つかります。

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