新潟名物へぎそばのおいしい食べ方を伝授!

新潟名物へぎそばのおいしい食べ方を伝授!

2019/08/17

今や新潟名物となったへぎそば。その名店として知られているのが、十日町市の「小嶋屋総本店」。その誕生のきっかけや食べ方をご紹介! (月刊にいがた)

Yahoo!ライフマガジン編集部

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十日町市で生まれた『へぎそば』とは……? 

十日町市川西エリア。魚沼産コシヒカリの水田地帯にお店があります。5メートルもある大きな水車が目印です

私は上越市出身なのですが、へぎそばを食べるのは今回が2回目なんです。初めて食べた時は何が使われていて、どう食べるのかなんて全く気にせず食べてしまいました……(笑)。そこで、今回はへぎそばの魅力や食べ方を、布海苔をつなぎに使ったへぎそばの元祖の店といわれている「小嶋屋総本店」さんに行って教えてもらいました。

手取り足取り丁寧に教えてくださったスーパーバイザーの皆川さん

もうすぐ創業100年を迎える老舗

布海苔をつなぎに使用した『へぎそば』を生み出した初代店主の小林重太郎氏
和の雰囲気が漂う素敵な店内。一点もののそばちょこがたくさん飾られています

そもそも「へぎそば」とは、「へぎ」と呼ばれる木の器に盛りつけられたおそばのことですが、この地域ではつなぎに布海苔(フノリ)という海藻が使われた『へぎそば』が根付いています。これは、十日町の伝統産業である織物に使われていた布乃利をおそばに利用したのが始まりだそうで、織物産業が盛んな地域だからこそ生まれたものです。布乃利を使うことで、風味とのど越しの良いおそばが出来上がります。

厳選した玄そばを自家製粉した風味豊かなそば

へぎにひと口分ずつ、素早くかつ美しく盛られるへぎそば

おいしいおそばを作るのに必須なのはそば粉の品質。自家製麺は、厳選した玄そばを自家製粉しブレンド。小嶋屋総本店では、地元魚沼産の玄そば「とよむすめ」の栽培を行っており、時季によってはこちらもブレンドしています。とよむすめには血液をサラサラにしてくれるルチンが多く含まれているそうです。これを石臼で挽くことで、そばの香りや栄養成分を最大に引き出しています。お店では挽きたてのそば粉で麺を打ち、茹でたてを提供しています。

ライター 田崎
ライター 田崎
「綺麗な盛り付けですね」
店主 皆川さん
店主 皆川さん
「この盛り付け方は、“手振り”と呼ばれていて、織物をする時の手ぐりの動作を言ったもので、織の目のように見えるのも織物文化が関係しているんですよ」

へぎそばはどうやって食べたらいいの……?

『天へぎ 2人前(5合)』(2916円)

こちらは海苔の風味が豊かで、ツルツルっとしたのど越しの良いおそばに大きなエビや旬の野菜の天ぷらが付く定番メニュー。

ライター 田崎
ライター 田崎
「おいしそう! これはどうやって食べたらいいんですか?」
皆川さん
皆川さん
「へぎそばはつゆにたっぷり浸して食べるのがおいしいんです! 豪快に音を立てながら食べてください。次にネギをたっぷりといれて食べてみてください」
おそばの香りを楽しむため、豪華にズズズッ……! とすすります。これぞ日本そば(笑)! カツオと昆布のダシをよく感じられるそばつゆもおいしい!
ネギはこれでもかってくらいにたっぷりと! おそばの薬味といえばネギですよね
皆川さん
皆川さん
「さらに自家製の練りからしをそばの上に乗せて食べてみてください」
ライター 田崎
ライター 田崎
「え! からし!? ワサビじゃないんですか!?」
皆川さん
皆川さん
「十日町地方では昔からそばをからしで食べる風習があるんです」
……からし!? と思いつつも笑顔ですすめてくれる皆川さんの言うとおりにしてみる私(笑)
この地域ではワサビが栽培されていなかったのでからしを使うようになったのだとか。つゆには溶かず、上にちょこんと乗せるのがポイント!
ライター 田崎
ライター 田崎
「おそばといえばワサビだと思っていましたけど合いますね」
皆川さん
皆川さん
「つなぎに使っている布海苔が海藻だからからしも合うんです。ほかにも半ずりゴマを入れたり、アサツキをかじりながら食べるといろんな楽しみ方ができますよ。そして最後のそば湯までぜひ味わってください」

こちらもおすすめ!

『季節の天ばら膳』(1458円)

へぎそばとエビやホタテの貝柱が入った天ばらのセットも大人気。ボリューム満点で、食べ応えのあるメニューです。お店おすすめの食べ方があるそうなので教えていただきました。

皆川さん
皆川さん
「まずはかき揚げを崩して天丼として食べてみてください。次に薬味と玉子の天ぷらを混ぜてどうぞ。最後は梅干しとワサビを入れ、お出汁をかけてお茶漬けにするのがおすすめです」
ライター 田崎
ライター 田崎
「サクサクのかき揚げと甘じょっぱいタレが最高……! お腹いっぱいだけどお茶漬けは梅干しとワサビのおかげでスルスル食べられますね」
さすがスーパーバイザー。お腹はパンパンでしたが味変のおかげで最後までおいしく食べられました!

取材メモ/お店は田んぼに囲まれていて、水も空気もとても綺麗です。自然の中で食べるおそばは、きっと何倍にもおいしく感じられると思います。日々の疲れを癒しにぜひ足を運んでみてください! 

取材・文=田崎志穂 撮影=鈴木修司

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