花火マニアはココを見る! 隅田川花火大会を満喫する3つのコツ

花火マニアはココを見る! 隅田川花火大会を満喫する3つのコツ

2019/07/27

2019年の「隅田川花火大会」は、7月27日(土)に開催。例年100万人近くの人出でにぎわう国内トップクラスの花火大会とあって、一度は足を運んだという人も多いのでは? 今回は花火マニアの安斎さんに、初参加でも2度目以降でも役に立つ攻略法を聞いてきました!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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隅田川花火大会の初心者ライターが花火マニアと巡る!

\ナビゲーターはこの方!/

花火玉のレプリカ(私物)を持参して登場した安斎さん
安斎幸裕さん

安斎幸裕さん

花火マニア

隅田川花火大会とは?

日本最古の花火大会・両国の川開きを起源とし、圧倒的な人気を誇る「隅田川花火大会」。国内トップクラス・約2万発の花火が次々と打ち上がり、会場に集まった100万人近くの観覧者を楽しませてくれる。ただし座って観賞できるポイントが少ないので、周遊しながら鑑賞するのが基本だ。

提供:墨田区観光協会
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「第1会場で行われる花火コンクールは見逃せません。日本のトップ花火業者10社がこの日のために手がけた作品を、各社20発ずつ打ち上げます。会場が都内だからこそ実現できる、東京の情景と花火のコラボを楽しんでください!」

\花火をもっと楽しくする3つのアドバイス/
1. 服装&アイテムの準備は万全に
2. 知る人ぞ知る撮影スポットで鑑賞
3. 誰かに話したくなる、隅田川花火大会トリビアを知る

1. 服装&アイテムの準備は万全に

用意しておくと便利なもの!

・タオル
・扇子 or うちわ
・ネックライト
・会場案内図&花火プログラム

花火柄のかりゆしを着用し、便利アイテムで武装した安斎さん
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「隅田川花火大会は歩きながらの鑑賞が基本なので、スニーカーなど歩きやすい靴がベストです。当日のルートやプログラムを把握しておくため、会場案内図と花火プログラムもあると便利です」
「ネックライトはプログラムや会場案内図を見るときに役立ちます。当日はもう真っ暗ですからね」(安斎さん)
ライター コジマ
ライター コジマ
「首に下げられるので手が空くし、落とす心配もなくて便利ですね。人混みでスマートフォンを出すよりラクそうです。あと意外とおしゃれ(笑)」
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「これ、おしゃれですかね(笑)」

当日のルートはある程度決めておく!

「当日は混みすぎて、行ったり来たりする余裕はありません!」と安斎さん。ざっくりでもいいので、ルートを想定しておく必要があるそう。どんな景色をバックに花火を見たいかを考えて、スポットを選ぶことがポイントだ。

「安斎さんはどの辺りを狙っているんですか?」(コジマ)
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「僕は東京スカイツリーと花火、第1会場の花火コンクールは見たいので……、この橋や、この辺りの公園から押さえたいですね」
ライター コジマ
ライター コジマ
「なるほど。選ぶスポットによって、花火の見え方や景色が異なるんですね。考えたこともなかったです」
当日持っておきたい会場案内図は、公式サイトからもダウンロードできる

2. 知る人ぞ知る撮影スポットで鑑賞

花火マニアが安斎さん狙うスポットは3つ!
◎東京スカイツリーとのコラボを見るなら「汐入公園」
◎「吾妻橋」は第1・2会場の良いとこ取りの人気スポット
◎第2会場を間近で楽しみたい人は「蔵前橋」へ

北から「汐入公園」「吾妻橋」「蔵前橋」となっている。「汐入公園」は交通規制区域から外れており、比較的空いている穴場スポットだ/隅田川花火大会実行委員会の総合案内図より(一部加工)

\今回は東向島駅からスタート/

浅草駅から東武スカイツリーラインで一本の東向島駅が今回の出発点!
ライター コジマ
ライター コジマ
「初めてこの駅で降りました。どんなコースになるのか、楽しみです」
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「さっそく、最初の目的地へ移動しましょう!」

東京スカイツリーとのコラボを見るなら「汐入公園」

まず向かったのは、東向島駅から徒歩約20分のところにある「汐入公園」。大きな広場をはじめ、テニスコートなどのスポーツ施設も併設する都民の憩いの場だ。

駅からタクシーで行くのもあり。ただし当日は周辺道路は大混雑、タクシーの数にも限りがあるのでお早めに!
到着したら川沿いの遊歩道へ。東京スカイツリーへ向かって歩いていくことに
ライター コジマ
ライター コジマ
「そういえば、花火会場からは離れてしまいましたが……?」
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「隅田川花火大会は遠くからでも楽しめるのがおもしろいところ。むしろ会場から離れた方が、人混みを避けられて比較的ゆったりと鑑賞できます。特に今流行りの音楽シンクロ花火はありませんから、離れた場所でゆったりと見るのも一つの楽しみ方ですよ。私は至近距離で見る方が好きですが!」
水神大橋を越えたところで「ここは良さそうです!」と安斎さん
ライター コジマ
ライター コジマ
「この辺りでは、どんな景色が見られるんですか?」
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「ここからは東京スカイツリーと一番大きな花火・5号玉、さらに都会の街並み、屋形船の共演を楽しめます。都心ならではの夜景と一緒に楽しめるのが隅田川花火大会の醍醐味です」
「この角度がベストかな……」(安斎さん)
安斎さんがすすめる場所で撮影したもの。東京スカイツリーを少し左側に配して収める

\同じ場所で撮影した写真がこちら/

提供:mikatophoto(@mikatophoto)
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「会場から少し離れているため、低い位置で開花する小さな花火は見えにくいですが、第1会場から上がる5号玉を夜景と共に見ることができます!
ライター コジマ
ライター コジマ
「なるほど、高い位置まで上がる花火がキレイに見えるんですね。私は少し遠くてもいいので、東京スカイツリーや屋形船といった情景も一緒に楽しみたいですね」

「吾妻橋」は第1・2会場の良いとこ取りの人気スポット

浅草駅すぐの位置に架かる

第1会場と第2会場に挟まれるように架かる「吾妻橋」は、もっとも混雑が予想される人気スポット。橋は一方通行(浅草駅がある台東区側から東京スカイツリーが建つ墨田区側へ)となり、渡りながら鑑賞といった流れになる。

花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「台東区側から墨田区側へ歩くと左手に第1会場、右手に第2会場を見ることができ、両会場をバランス良く鑑賞できるのが吾妻橋の素晴らしいところ。ただその分、観覧者も多いので覚悟が必要です!」
吾妻橋を渡っている途中(少し台東区寄り)で、安斎さんがカメラを構え始めた
「アサヒビール本社ビルを右手に見て、正面に架かる言問橋の奥が第1会場です」(安斎さん)
ライター コジマ
ライター コジマ
「覚悟……。人にもまれながら、ちゃんと鑑賞できるのでしょうか?(困惑)」
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「大丈夫です。キッチリと交通整理されるので、流れに沿って歩けば問題なく鑑賞できます。急がされることも、ほとんどないはずですよ。ただし立ち止まっての観覧はできませんのでご注意を!」

吾妻橋から見る第2会場も、花火好きからの評価が高いとのこと。その理由は、ライトアップされた駒形橋と併せて鑑賞できるためだ。光輝くアーチ状の橋と、花火の共演を楽しんで。

第2会場の花火が上がるのは、アーチ状になっている駒形橋の奥
「第1会場側に架かる白髭橋も、来年からライトアップが始まるらしいので、吾妻橋はさらに人が増えそうです」(安斎さん)
ライター コジマ
ライター コジマ
「花火大会って買い食いして〜ってイメージだったのですが、どこかに立ち寄ったりしないんですか?」
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「残念ながらこの隅田川花火大会においては、そんな余裕はないですね〜(笑)」

第2会場を間近で楽しみたい人は「蔵前橋」へ

「蔵前橋」は、東京スカイツリーと第2会場がバッチリ見える。第2会場は今年、スターマイン(速射連発花火)に定評のあるホソヤエンタープライズが打ち上げを担当、第1会場よりも多くの花火が打ち上がるので要チェックだ。蔵前橋も一方通行(墨田区側から台東区側へ)になるので注意を。

蔵前駅から徒歩約3分の位置にある
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「第2会場をメインにじっくり鑑賞したい、という方は蔵前橋を選ぶといいと思います。右手側に東京スカイツリーとフラムドール(アサヒビールの屋上にある炎のオブジェ)、それと同時に屋形船を押さえられます」
「向こうに見える橋が中央にくる場所(蔵前橋の中心から、やや台東区寄り)が、第1・2会場を横並びで見られるベストポジションです」(安斎さん)
「あのビル上空くらいに第2会場の花火が上がり、その奥に……」と安斎さんがわかりやすく説明をしてくれた

\同じ場所で撮影した写真がこちら/

提供:台東区役所
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「墨田区側から渡って中央を過ぎると第1・2会場が一直線に並ぶポジションがあるので、余裕があればぜひ。大きく映る第2会場の花火の奥に、第1会場の細かい花火がきらめくシーンもおもしろいですよ」
ライター コジマ
ライター コジマ
「これは1度来ただけではすべての魅力を見尽くせないですね。何度も足を運んで、毎年違う角度から楽しむ必要がありそうです(笑)」

3. 誰かに話したくなる、隅田川花火大会トリビアを知る

「当時は2つの花火業者がそれぞれ別の場所から打ち上げていたことから、現在も2会場あるといわれています」と安斎さん ※諸説あり
ライター コジマ
ライター コジマ
「さすが花火マニア、豊富な知識に驚かされます。そういえば、隅田川花火大会って……」

Q. 日本最古の花火大会というのは本当なの?

ライター コジマ
ライター コジマ
「日本で一番古いんですよね?」
花火のことになると目が輝く安斎さん
花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
実は『隅田川花火大会』という名前で開催され始めたのは、1978(昭和53)年からなんですよ。ルーツは江戸時代の『両国の川開き』。何度も中断と復活を繰り返して、1962(昭和37)年にまた中断しました。そして15年以上の時を経て、『隅田川花火大会』として復活したんです」
ライター コジマ
ライター コジマ
「名前を改めて再開したのが約40年前ですか。意外と最近なんですね」
東都両国夕涼之図(資料提供:両国花火資料館)

今や多くの人に認知され、全国区の花火大会として親しまれている隅田川花火大会。幾度となく中断してきた中で、その度に地元の人たちからの復活を望む声に応え続けてきた歴史があったという。

ライター コジマ
ライター コジマ
「名前違えど、地元の人たちの想いが詰まった花火大会なんですね。大会へ臨む心意気が変わりそうです。当日は人混みに負けず、楽しみたいです」

Q. 花火玉ってどのくらいの大きさ?

安斎さんのコレクションである花火玉のレプリカ。10号玉(左)と5号玉(右)

普段はあまり目にすることのない、花火玉。今回安斎さんが持参した花火玉のレプリカ、5号玉(写真右)が、隅田川花火大会で一番大きなサイズなのだそう。大きさ約15cmの花火玉が、高さ200m近くまで打ち上がり花開くのだ。

花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「隅田川花火大会は都心部で行われますから、保安距離の関係で5号玉が最大なんです。それでも、周辺のビルやマンションよりも高く打ち上がりますから、迫力は満点です。もう一つの10号玉は直径300m以上にも広がりますから、広大なスペースがないと打ち上げることができません」
自分の顔と比較してみると、5号玉は意外と小さい
ライター コジマ
ライター コジマ
「私の顔よりも小さな花火玉が、大小合わせて2万発も打ち上がるんですね。東京スカイツリーや高層ビルが建つ都会で、これだけの花火が見られるなんて驚きです。都心の夜景と花火の共演を楽しめるのは、隅田川花火大会ならではですね」
提供:墨田区観光協会

花火のことをもっと知りたい!

花火マニアの安斎幸裕さん
花火マニアの安斎幸裕さん
「花火業者が技術と時間をかけて作り上げた作品が、一瞬で花開き、散っていくんです。でもその想いは永遠です。花火は知れば知るほど、奥が深くておもしろいものです。もしもっと深く知りたいなら、例えば両国花火資料館や、すみだ郷土文化資料館に行ってみるといいかもしれませんね」

花火マニア目線から見る隅田川花火大会、いかがでしょうか。花火を見る場所によってまったく表情が異なるので、「自分がどのような花火を見たいか」を考えて、ルートを決めるとおもしろいと思います。今年はいつもと違った目線から、花火を楽しんでみては?


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取材・文=小島加奈子(シーアール)、撮影=内田龍(一部を除く)

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