店舗開発担当が選ぶ 全国のデザインが美しいスターバックス5選

店舗開発担当が選ぶ 全国のデザインが美しいスターバックス5選

2016/10/10

スターバックス(以下スタバ)の中には、その土地の歴史や文化を取り入れ、デザインや建築、家具などにこだわったスタイリッシュな店舗がある。そこで店舗開発のスタッフが、全国のスタバの中から特にデザインが美しい5店舗をセレクトし、デザインのこだわりやオススメのすごし方などを紹介する。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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【ココがすごい!】

1.地域や歴史とのつながりを大切に
2.デザイン&家具へのこだわり
3.究極のEXPERIENCE BAR

こだわりの空間でおいしいコーヒーを召し上がれ

鎌倉御成町店の「スターバックス リザーブ」。背面の壁紙は、金と黒の糸で織り込まれたシルクを使用している

漫画家・横山隆一氏の邸宅跡地に建てられた鎌倉御成町店や、存在感あふれるバーが魅力のアークヒルズ店「コーヒーラウンジ」をコンセプトに九州の良質な家具を配置したJRJP博多ビル店など、スタバの中にはデザインが特に美しい店がある。

今回紹介するのは、そんなオシャレでこだわりのコーヒーが飲める店ばかりだ。知られざるスタバの魅力に迫る。

今回紹介してくれるのはこの方!

鎌倉御成町店の店舗開発を担当する有田花絵さん

1.鎌倉御成町店(神奈川)

地元客&観光客に愛される名店

鎌倉御成町店の後ろには鎌倉山がそびえる。実はこの店の屋根、鎌倉山の稜線(りょうせん)と平行に見えるよう斜めに作られている

1192年に鎌倉幕府が誕生したことで知られる古都・鎌倉。この街では今でも歴史の旧跡が残っている。

そんな歴史的な街にある鎌倉御成町店は、地元客はもちろん、観光客からも愛される人気店だ。

広々とした開放的な店内

鎌倉御成町店は、漫画『フクちゃん』で知られる横山隆一氏の邸宅跡地に建てられた。横山氏が愛した桜の木、藤棚、プールなどをそのまま残し、ゆったりくつろげる空間に生まれ変わった。

店内に入ると、右手のスペースに『フクちゃん』の原画がズラリ。有田さんに『フクちゃん』コーナーについて尋ねてみた。

有田さん
有田さん
『フクちゃん』の原画の近くには、五角形のテーブルが配置されています。このテーブル、実は『フクちゃん』の帽子をイメージして作られました。横山氏の邸宅跡地ならではの演出なんです。
『フクちゃん』の原画が飾られたスペース。五角形のテーブルも要チェックだ
この店でしか見ることができないレアな原画がズラリ

鎌倉御成町店のこだわりはまだまだたくさんある。

有田さん
有田さん
鎌倉御成町店で使用している椅子は、日本人の体つきに合うよう脚の部分を短く調整しています。お客さまにゆったりくつろいでいただけるように工夫しました。

また、店の外にあるベンチにもこだわりが。

有田さん
有田さん
冬の屋外でも快適にすごしていただけるよう、ベンチにヒーターを取りつけました。このベンチ、とっても暖かいのでぜひ試してみてくださいね!

さらに、同店のカウンターには、鎌倉伝統の鎌倉彫が施されている。スタバで鎌倉の歴史を感じることができるのも面白い。

天窓から明るい光が差し込む
ベンチの中にはヒーターが内蔵されており、寒い冬でもテラス席でコーヒータイムを楽しめる
カウンターの下部分に施された鎌倉彫。緻密な細工が美しい

鎌倉御成町店では、「EXPERIENCE BAR」を設置。バーには黒のエプロンを身につけたバリスタが常駐しており、コーヒー豆をさまざまな方法で抽出、お客さまの好みに合わせた極上のコーヒーを提供してくれる。

有田さん
有田さん
コーヒー豆の抽出方法は、クローバー(コーヒー抽出器具)、コーヒープレス、プアオーバーの3種類から選ぶことができます。抽出方法によってコーヒーの味が全く異なるので、ぜひ飲み比べをして自分好みのコーヒーを見つけてくださいね。

同店のバリスタはコーヒーの知識が豊富な気さくな人ばかり。バリスタと一緒に大好きなコーヒーの話題で盛り上がろう。

究極のコーヒーが味わえる「EXPERIENCE BAR」
バリスタの三浦幸さん。挽(ひ)きたてのコーヒー豆の香りをかがせてくれる
1杯ずつじっくりていねいにコーヒーを淹(い)れてくれる

2.アークヒルズ店(東京)

バーカウンターが存在感たっぷり

今年5月にリニューアルオープンしたアークヒルズ店

アークヒルズ店は、日本のスターバックス コーヒー6号店。この店では鎌倉御成町店と同様に「EXPERIENCE BAR」を楽しむことができる。

店内は吹き抜けになっており、ステージのように存在感あふれるバーカウンターがある。同店にもコーヒーのスペシャリストが常駐しており、さまざまな抽出方法でコーヒーを楽しむことができる。

六本木界隈で生活する大人が集まるサードプレイスだ
落ち着いた雰囲気の店内。高品質なスピーカーを設置し、質の高い空間を作り出している
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リモデル前よりも座席数を増やし、99席を用意している

アークヒルズ店のテーブルや椅子は、「ゆったりくつろぎたい方」や「コーヒーをサクッと飲みたい方」など、さまざまなシチュエーションを考慮して配置されている。

また、店の照明は時間帯によって変えており、昼と夜で違った雰囲気を味わえる


3.目黒店(東京)

「和」をコンセプトにした癒やしの空間

今年6月にリニューアルオープンした目黒店

スタバ本社1階にある目黒店は、「和」をコンセプトにしている。店内はシンプルで明るく、日本ならではのおもてなしの心を表現している。

今回のリニューアルでは、デザインのいいところはそのまま残し、お客さまによりディープにコーヒーをお楽しみいただけるよう、サイフォンケメックスなどの新しいコーヒーの抽出器具を用意した。

目黒店では「スターバックス リザーブ」を設置している
「和」をイメージしたオシャレな内装
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店頭では限定ビバレッジや限定マグカップを販売中

目黒店では、カウンターの高さを低くすることで、お客さまがスタッフと話しやすい環境を作っている。

一方、「スターバックス リザーブ」では、バリスタサイフォンで抽出した風味豊かなコーヒーを味わえる。ぜひ本物の味を体験してみてほしい。


4.JRJP博多ビル店(福岡)

九州の魅力がぎっしり詰まった新店舗

博多駅近くのオフィスビルの1階にある

今年4月にオープンしたJRJP博多ビル店のコンセプトは「コーヒーラウンジ」だ。通常のエスプレッソのあるバーとならんで、「EXPERIENCE BAR」が配置されている。

バーカウンターの後ろには、有田焼のタイルで作られたコーヒーの木の絵が飾られている。この絵に使われたタイルの数は何と約400枚。有田焼の魅力を感じられる力作だ。

九州エリアで最大級の面積を誇る
カウンターの後ろには有田焼のタイルで作られたコーヒーの木の絵がある

JRJP博多ビル店の家具は、実際にラウンジですごしている気分を味わえるものをチョイス。さらに、店内には九州産の和紙を使用した雅(みやび)な雰囲気のフロアランプがある。九州の良質な家具に囲まれて、おいしいコーヒーを味わおう。

フロアランプの高さは約3メートルほど

5.弘前公園前店(青森)

歴史ある登録有形文化財の店舗

和洋折衷のユニークな建物

弘前城公園の目の前にある弘前公園前店は、日本で2店舗目となる登録有形文化財の店舗。1917年、陸軍師団長の官舎として建設された木造の建物で、和洋折衷のデザインが特徴的だ。

会議室をバーエリアに改装
庭園を望む和室
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控室では建物の変遷の写真を展示中

弘前公園前店は、建物の意匠を大切にし、地域の素材や伝統工芸をデザインに取り入れることで、唯一無二のスタバとして親しまれている。

そんな弘前公園前店の公園を望む控室では、建物の変遷の写真を展示している。建物と弘前の歴史を感じながらコーヒーを楽しもう。

取材メモ/取材を通して店舗開発者のスタバへの深い愛情と並々ならぬ情熱を感じました。今回紹介したのは、スタッフのこだわりがぎっしり詰まった店ばかりです。みなさんもぜひ足を運んでスタバの魅力を再発見してみてください。

取材・文=樋口和也(シーアール) 撮影=山本宏樹/deltaphoto(一部の写真を除く)

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