LA生まれ沖縄育ち芸人・大自然ロジャーが教える沖縄の楽しみ方

LA生まれ沖縄育ち芸人・大自然ロジャーが教える沖縄の楽しみ方

2019/08/22

旅行の行き先として人気の沖縄を100%楽しむ方法とは? 沖縄出身の芸人である大自然のロジャーに、出身者ならではの遊び方を聞いてみた。行ったことがない人もよく行く人も、参考になること間違いなし!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

出身者だからこそ知る、沖縄遊び満喫のススメ

国内旅行ランキングで毎年上位に名を連ねる、日本最南端のリゾート地・沖縄。ただ、頻繁に旅行できる場所ではなく、どこで何をして遊ぶのがいいかわからない人も多いのでは? そこで今回は、沖縄出身のよしもと芸人に、沖縄旅行で「間違いないスポット」を教えてもらった。

\紹介してくれるのはこの人/

大都会・渋谷の街中に佇む……
お笑いコンビ・大自然の2人
大自然

大自然

お笑いコンビ

のぶひろ
のぶひろ
「沖縄出身のうちの相方が、おすすめのスポットを紹介します」
ロジャー
ロジャー
「お任せください!」

おすすめスポットでの楽しみ方!

<観光編>
1. 美々ビーチでビーチパーリー
2. ゴリラチョップで写真撮影
3. ター滝で水遊び

<食事編>
4.琉味でアグー豚の豚しゃぶ
5.どらえもんで千鳥・大悟が大好きな沖縄そば

観光編

沖縄といえば何と言ってもたくさんの自然。大学を卒業するまで沖縄で暮らしていたロジャーさんは、日々どんな遊びをしてきたのだろう。

「やっぱり自然で遊ぶことが多かったですよね」(ロジャー)
ロジャー
ロジャー
「素潜りとか釣り、缶蹴り、車の免許を取ってからはドライブをしたり。あと、『ビーチパーリー』もよくしますよ。沖縄の人は、暇があれば海に大量の酒を持ち込んで、バーベキューをするんです。暑くなったら海に浸かって、リフレッシュしてまたバーベキューに戻る。それがビーチパーリー」

1. 美々ビーチでビーチパーリー

のぶひろ
のぶひろ
「芸人仲間10人ぐらいで、仕事のふりして沖縄へ遊びに行ったときにしたんよね。ロジャーの地元の友だち20人ぐらいと一緒に。準備から何から全部、地元の人たちがやってくれて、ぼくらはただ肉と酒が来るのを待つだけっていう(笑)」
LA生まれのロジャーは、生後すぐに沖縄へ引っ越し、大学を卒業するまで暮らしていた
ロジャー
ロジャー
「仕事のふりとか……(取材場所に)よしもとの社員さんいるからやめて! めっちゃ前の話ですよ。とにかく、沖縄はほとんどのビーチでバーベキューができるんです。網とかを貸し出してるんで、お酒だけ買って行けばよくて」
2006年、糸満市にオープンした美々(びび)ビーチでは年中バーベーキューができる
ロジャー
ロジャー
「のぶひろたちと行ったのは『美々ビーチ』というところで、ぼくの実家のすぐ近くなんすよ。オープンからそこまで経ってなくて観光客にあんまり知られてないから、遊ぶにはいいんじゃないですかね。人がそれほど多くないから、バナナボートとかが比較的乗りやすい穴場だと思いますよ」

2. 崎本部(さきもとぶ)ゴリラチョップで記念写真

のぶひろ
のぶひろ
「沖縄の人って海でおもろい祭りやってなかったっけ?」
ロジャー
ロジャー
「あぁ、アヒル取り競争ね。沖縄には、爬竜(ハーリー)というでっかい船を、青年が手で漕いでレースする文化があるんすけど、そこでは子供向けのイベントもあって。漁港の浅いところにスイカとアヒルを入れて、それを子供が飛び込んで捕まえたら、持って帰っていいよ〜っていう」
のぶひろ
のぶひろ
「アヒルとスイカって交わらんよな〜。全然違うやん」
ロジャーさんはアヒルを捕まえるのが上手かったという
ロジャー
ロジャー
「海で遊ぶといえば『ゴリラチョップ』は人気のフォトスポットですね」

このビーチの正式名称は「崎本部」。ビーチにある大きな岩が、ゴリラがチョップしているように見えることから「ゴリラチョップ」と呼ばれるようになった。また、岩は手を合わせて拝んでいる姿に見えるため、地元住民からは古くから「トートーメー岩」と呼ばれ(トートーメーは沖縄県の方言で「先祖」や「位牌」を指す)、信仰の対象とされてきた。

このビーチは沖縄県国頭郡本部町にある
ロジャー
ロジャー
「もちろん海が綺麗で、ゴリラチョップの岩とかあるから、写真映えする場所ですね。ダイビングスポットで、ウインドサーフィンをしてる人もいます。そういう遊びはあるけど、沖縄の人は海であまり泳がないんです。ぼくらがするのは素潜りか釣り。自作したモリやルアーで、どれだけ魚をゲットできるかしてましたね」
のぶひろ
のぶひろ
「え!? 海で泳ぐのと素潜りって違うん?」
ロジャー
ロジャー
「泳ぐのは遊びでしょ? 素潜りは魚とかタコを獲るハントで、スポーツに近いから。ウツボと目が合ったことないでしょ? 泳ぐとしたら、沖縄の人たちは海じゃなくて川やな」

3. ター滝で水遊び

ロジャー
ロジャー
「みんな『沖縄といえば海』というイメージがあると思うんですが、実は川もいいんですよ。中でも『ター滝』は地元の人にも人気で、ぼくも小学生の頃から大学生になっても遊んでました」
国頭郡大宜味村にあるター滝。沖縄県民にとって避暑地的なスポットだ。(c)OCVB
ロジャー
ロジャー
「滝の近くは涼しくて気持ちいいし、そこに着くまでに自然のアスレチックみたいなんもあって楽しいんですよ。僕らはここで川遊びしたり、コンビニでざるそばを買って食べたりしてましたね。それで、滝までは1時間ぐらい歩かなきゃいけないんで、みんな自然とムキムキになるっていう。足元は舗装されていないんで、県外の人が訪れるなら足元には気をつけないといけないですよ。おしゃれサンダルなんてもってのほか」
のぶひろ
のぶひろ
「沖縄の人は何を履いて行くん?」
ロジャー
ロジャー
「ぼくらは島ぞうりやね。ビーチサンダルなんかと違って耐久性が高い」
この日のぶひろさんが着ていたアロハは、沖縄のリサイクルショップ「マンガ倉庫」で購入したという。実質500円で激安!
のぶひろ
のぶひろ
「ぼくも沖縄のおすすめの場所あったな〜。ロジャーと沖縄に行ったときに『アロハシャツ買いに行こ』ってなって、古本とかも売ってる大きなリサイクルショップ(マンガ倉庫)に連れてってもらって。そしたら店舗の半分ぐらいがアロハシャツ売り場なんすよ。めっちゃ安いし
ロジャー
ロジャー
「そんときは、1500円で2枚買えて、2枚買ったら1枚サービスやったんすよ。島ぞうりも売ってるし。地元のスーパーとかなら泡盛とかもたくさんあるから、おみやげ屋さんだけじゃなくて、地元密着のお店に行ってみるのもいいかもしれないですね」

食事編

ここまで、沖縄のおすすめ観光スポットを教えてくれたロジャーさん。観光スポットもいいけれど、ご当地グルメを楽しむのも旅行の醍醐味だ。ということで、ロジャーさんがお気に入りのお店を教えてもうことに。ちなみに、沖縄の人たちはお酒が強いイメージがあるが、ロジャーさんはお酒での失敗はあるのだろうか?

「お酒はめちゃくちゃ強い」というロジャーさん
ロジャー
ロジャー
「それがないんすよ。二日酔いすら経験がなくて。強いて言うなら、気づいたら会計めちゃくちゃいったみたいな……」
のぶひろ
のぶひろ
「そっちの失敗!? 泡盛なんてアルコール度数めっちゃ高いのに」

東京に住み始めてからも、飲むお酒はやはり泡盛が多いというロジャーさん。銘柄にはかなりこだわりがあるんだとか。

ロジャー
ロジャー
「『龍 ゴールド』が一番好きっすね。あとは『北谷長老(ちゃたんちょうろう)』、『琉球王朝』とか。全部古酒を飲んでみてください。これが料理とめっちゃ合うんですよ」

4.琉味でアグー豚の豚しゃぶ

ロジャー
ロジャー
「沖縄でおすすめのお店は、『琉味(りゅうみ)』っていう、アグー豚を使った料理が食べられるお店です。ここもぼくの実家からそんな遠くない場所なんですけどね」
のぶひろ
のぶひろ
「そやね。先日、沖縄で単独ライブをした際に連れて行ってもらったんやけど、めちゃくちゃうまかったなー。アグー豚のしゃぶしゃぶが特に絶品やった」
「やんばる島豚あぐーしゃぶしゃぶ(レタス入り)」(1944円)。脂身の甘みが強い「やんばる島豚あぐー」のロースとバラを厚めにスライス。やわらかい肉質ながら、噛むごとに甘みと旨味がにじみ出るしゃぶしゃぶ
ロジャー
ロジャー
「アグー豚は焼肉とかでもおいしいんすけど、やっぱりしゃぶしゃぶがいいって言われますね」
薬味には柚子胡椒ならぬ、沖縄らしいシークァーサー胡椒があり、ポン酢と合わせるとさらに柑橘系のさわやかな味わいで箸がすすむ
ロジャー
ロジャー
「実はここ、よしもと芸人御用達のお店で、沖縄花月の支配人さんが、ライブのときに連れてってくれるご褒美みたいな感じの場所なんです」
「マジでうまかった」と、うれしそうに振り返るのぶひろさん
湯引きしてごま油で和えた上ガツ(豚の胃袋)に、特製塩やチョジャン(韓国酢味噌)をつけて楽しむ「ガツ刺し」(820円)。コリコリとした食感で、ごま油の香りと一緒に豚の旨味が口に広がる
甘みの強い脂身が特徴の「やんばる島豚あぐー」にこだわり、しゃぶしゃぶや七輪焼をメインに、チャンプルーやラフテーなど、沖縄料理も多数揃えている。夏は七輪焼き、冬はしゃぶしゃぶが人気

5.どらえもんで千鳥・大悟が大好きな沖縄そば

ロジャー
ロジャー
「もう一つ。沖縄そばの名店『どらえもん』に行ってみてほしいですね。味がおいしくて、結構遅くまで営業してるからよく行きますね」
看板メニューの「宮古そば」(550円)は、コクのある鰹出汁がベースのスープで、沖縄そばとしてはシンプルであっさり。若男女問わず食べやすい味わいだ
一見すると麺とスープのみのシンプルなそばに見えるが、麺の下に三枚肉やかまぼこといった具材が隠されている
ロジャー
ロジャー
「このお店、千鳥の大悟さんが1番好きな沖縄そば屋さんなんですよ。大悟さんが『どらえもん』って毎回言ってくる」
のぶひろ
のぶひろ
「単語!?」
ロジャー
ロジャー
「いやいや。『どらえもん食べたいからそろそろ沖縄行きたいな』とか。あの人結構無理して、帰りの便が迫っていても、空港に行く前に食べて帰るらしいですよ」
沖縄そばは麺が多いため、ちゃんと食べられそうか、お腹の空き具合を見極めた方がいいらしい
三枚肉、ソーキ、てびち(豚足)と複数の肉が楽しめる「どらえもんそば」(850円)
麺の下に具材が隠されているのが特徴の宮古そばの老舗。店内はテーブル席4つと奥に座敷がある。昔ながらの食堂といった味わいのある雰囲気が漂う

【さいごに】沖縄ってどんな場所?

観光スポットとグルメを5つも教えてくれたロジャーさん。さらに、沖縄の文化や雰囲気についても聞いてみた。

ロジャー
ロジャー
「よく言われるように、やっぱりみんな時間にあまり執着していなくてゆっくり。それで、お酒をがばがば飲んで陽気な人が多い。イメージですけど、スーパーや観光施設が都会化してきてるのに、人は変わらないですよね。きっと、海外に行っても沖縄の人はそのまんまなんやろうなって」
のぶひろ
のぶひろ
「ロジャーもプライベートでの時間はルーズよな? 仕事だと、入り時間の1時間前には来てるけど」
ロジャー
ロジャー
「あとはツッコミ文化が乏しいイメージですね。沖縄の人の前でボケたら『あぁおもしろいね〜』とか『お前すっごい笑わすな〜』とか(笑)」
目鼻立ちがはっきりしているのも、沖縄県民の特徴。沖縄から大阪に出てきたばかりの頃、ロジャーさんは周囲の人たちの顔が見分けられなかったという
のぶひろ
のぶひろ
「ツッコミを覚えて沖縄に行ったらヒーローになれるんちゃうん?」
ロジャー
ロジャー
「帰省したときに、クセで軽くツッコんだら『めちゃくちゃツッコむな〜』って返されて。これをスルーしてる生活ってなんやねん……ってびっくりしました(笑)」

そして、ロジャーさんが言うようなおおらかな県民性は、ゆったりしたテンポで展開する大自然のネタにも影響を与えたようだ。

ロジャー
ロジャー
「ほかの芸人さんみたいに早く喋れないというか、息が続かないんです。みんな話すの早いですよね。それで、大自然でコンビを組む前は、2人ともコントが多かったのもあり、いざ漫才を作ることになったときに、どうすればいいか迷っちゃって……」
のぶひろ
のぶひろ
「ネタも、よくあるネタの入りで『好きな子と今度デートすることになったから、練習させてくれへん?』みたいなのあるじゃないですか? それが恥ずかしくて。じゃあ何なら言える?って話し合って、無理にオーソドックスな漫才にしない今のかたちになりました」
コンビ結成を決めたエピソードも話してくれた2人
のぶひろ
のぶひろ
「ツッコミも、ちゃんとツッコむときもあるけどロジャーの場合は受け入れちゃうというか。そこ汲み取るんや?みたいな。びっくりしたんすよ。コンビを組む前に焼肉屋で『いろんな部位を注文して、肉を七輪の上で溶接して牛に戻したい』ってボケたら、ロジャーから『俺のカンだけど、6時間かかるけどやってみようか』って返ってきて。それツッコミか?ってなったんですけど、妙におもしろくて(笑)。何が返ってくるからわからんから、ボケを振るのが楽しいんすよね」

沖縄に行きたくなりました?

そして2人は仲良し
ロジャー
ロジャー
「ぼくは島出身ですから、沖縄に行ったら夢中で楽しんでもらって、気づいたら写真を撮り忘れたな、みたいな。瞬間を目一杯楽しむのが最高の楽しみ方だと思います。あとは、国際通りからちょっと路地に入ってみてもらいたいですね。沖縄は治安がいいから、ちょっと勇気を出して、路地に入ってお店を探してみる。そこに実は、本当の沖縄があるんで」
のぶひろ
のぶひろ
「めちゃくちゃしょぼいコメントやと思ったけど、うまく締めたな〜」

取材・文=井上良太(シーアール)、撮影=内田龍

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

おすすめのコンテンツ

連載