【馬刺し丼or祝言そば】会津伝統の味どっちも食べて@猪苗代町

【馬刺し丼or祝言そば】会津伝統の味どっちも食べて@猪苗代町

2019/08/28

福島県会津地方は、かつてから馬肉(桜肉)が親しまれ、とくに馬刺しはスーパーでも見かける地元民馴染みのグルメ。また、そばの生育も盛んで、花嫁や婿を迎える家では、山鳥とゴボウでダシをとった「祝言そば」を振る舞う風習もありました。そんなご当地グルメを味わえる猪苗代町の2店をご紹介。

シティ情報ふくしま

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真紅の桜肉が、新鮮で上質な証し。赤身のうまみをヘルシーに楽しむ@大久保商店

紅白を基調にした明るい店内。気さくなスタッフが温かくもてなす

国道49号沿いにたたずむモダンな建物。一見するとおしゃれなカフェ風だが、実は、猪苗代町で80年以上続く老舗の精肉店がオープンした国産馬刺しの専門店。

「物事が“うま”くいくように、店内は縁起を担いで紅白カラーにしました」と話すのは店長の大久保さん。気軽にくつろげる雰囲気は若い世代にも好評で、目の前に広がる磐梯山を眺めながら、ゆっくり食事が楽しめる。

「サクラサク丼(馬刺し・モモ)」(1,840円※税抜)。赤身が美しい馬刺しは絶品。酒塩か、にんにく辛子味噌を薬味に。馬肉入りのさくら汁と小鉢(内容は時期に合わせて変更あり)が付く

馬肉(桜肉)といえば、会津を代表する健康食材。ここでは会津ブランドに認定された貴重な最高級ランクの国産馬刺しのみを提供する。老舗ならではの確かな品揃え。

「サクラサク丼」は一番の人気メニュー。馬刺しを一口いただくと、絶妙なやわらかさと濃厚なうまみに驚く。猪苗代産の希少な紫黒米と会津産白米をブレンドしたご飯のモチモチ食感も馬肉のおいしさを引き立てる。

会津ブランド馬肉は100g・990円から。タテガミ、フタエゴなどの希少部位も揃うのでお土産にもおすすめ。「馬コロッケ」(180円)や「馬串カツ」(230円)も(土・日曜祝日限定)※すべて税抜表示

人と人の絆を寿ぐ祝宴に供された、滋味あふれる温かい「祝言そば」@宝の山のそば処 いわはし館

スタッフの笑顔が迎える店内には、座敷席の小上がりとテーブル席があり、団体での来店も対応可能

磐梯山の麓。空を映す猪苗代湖の傍ら、豊かな水と平地に恵まれた猪苗代町は、昔から稲作が盛んに行われ、今では約460ヘクタールのそば畑も広がる穀倉地域だ。

昭和初期までは質素な暮らしが多かったという農村でも、人と人の絆を結ぶ祝言(結婚式)は特別なハレの儀式。かつて花嫁や婿を迎える家では、山鳥とゴボウでダシをとった温かな手打ちそばを、婚礼を祝う「そば口上」の唱いにあわせて振る舞ったのだという。

そんな昔懐かしい郷土の味「祝言そば」を再現し提供しているのが、雄大な磐梯山を間近に望む『いわはし館』だ。

祝言(しゅうげん)の席で振る舞われた「祝言そば」(右)と「五段のそば」の2つを味わえる「祝言そばセット」(1,500円)

会津在来種の猪苗代産玄そばを、石臼挽きにして手打ちする。鶏のむね肉ともも肉、鶏皮に、香り高いゴボウを加え、じっくり2時間かけてダシをとった温かな汁が、ゆでたてのそばに注がれる。コク深い醤油味のアツアツのそばをすすり込めば、滋味深く力強い風味が口に広がる。大地の恵みを感じさせる一杯だ。

猪苗代町に伝わる「そば口上」や祝言そばの由来などが記されたしおりが添えられている
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