築85年の古民家カフェで過ごす贅沢な時間。鎌倉「燕カフェ」

築85年の古民家カフェで過ごす贅沢な時間。鎌倉「燕カフェ」

2019/09/16

鎌倉駅から徒歩10分ほどの場所にある「燕カフェ」は、築85年という歴史を感じる古民家カフェ。居心地のいい空間とカラダにやさしい食事を提供しています。今回は、オーナーの石田雄さんにお話をおうかがいいたしました。

SHONAN garden

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築85年の古民家カフェ 靴を脱いでくつろぐ空間

小町通りの喧騒から離れて東勝寺跡に向かう道の途中、住宅街の中に燕カフェはあります。
歴史を感じる古民家の扉を開けて玄関の下駄箱に靴をしまい、お店に入ります。まるで誰かの家におじゃまするような気分。お洒落なアンティークの家具が並べてある部屋の中はキッチン部分だけ改装して、あとは昭和9年に建てられたときのままだというから驚きです。
湿気が多い時期になると開閉しずらくなる扉をお客さんが開けるたびに、「閉めますからそのままで大丈夫ですよ」と声をかける石田さん。それでも、扉を変える予定はないと言います。この家を大切に保存していこうという想いが伝わってきます。

門から扉までのスペースに並べられた骨董品

元イタリアン出身のオーナーがカラダにやさしい料理を提供

「いつもの食事より、身体にいいものを・・・」をコンセプトにした、野菜を中心としたメニュー。肉を使わない“大豆ミートの唐揚げ膳”、“豆乳薬膳カレー”、絶対菜食主義者であるヴィーガンの方でも食べられる“おまかせリゾット”など、元イタリアン出身の石田さんならではの“和と洋を融合した食事”を楽しむことができます。
「お店で使う有機野菜はなるべく色が濃くて、味がしっかりするものを選ぶようにしています」と石田さん。毎日、新鮮な野菜を買い出しに行かれているのだそうです。

野菜がたっぷり入った薬膳カレー

骨董が好きだった母の影響を受けて活かされるセンス

天井やテーブルに飾られたドライフラワーは石田さんが作ったもので、お店の中にある骨董品や料理に使われる器やカトラリーはお気に入りのお店などで買い付けてきたものだそうです。
「子どもの頃、アンティークが好きな母に連れられて骨董市などによく行っていました。当時は良さがわからなかったけど、きっとその影響もあると思います」と言う石田さん。
薬膳やドライフラワーもお母さまの影響ではじめて、それが今のお店に活かされています。

お店の入口にはオーナーが買い付けた骨董品が飾られています
ライトのまわりに飾られたドライフラワー

1階のカフェスペースは、ブライダルフォトなどの撮影で店舗の貸切も可能。2階はレンタルスペースになっていて、ヨガ教室やマッサージなどが定期的に開催され、会議室として利用されることも。カフェスペースに置かれたガラスケースには、作家さんによる作品も展示販売されています。
「古民家といっても外見だけで内装がリノベーションされているところが多いですが、築85年の歴史を感じるトイレの扉、大黒柱、ネジ式の鍵などを見て、なにか感じてもらえたら嬉しいです」と石田さん。

コーヒーはハンドドリップしたものを提供

はじめて燕カフェにおじゃましたときオープンよりもはやい時間に着いてしまい入口で待っていると、近所のかたが挨拶をしてくれたり、「もうすこしで、お店の人がくるわよ」と声をかけてくれました。それも、石田さんと地元の方とのつながりがあるからこそのこと。
お店の裏側には、川があり山道へと続いていきます。人が多いイメージの鎌倉駅周辺にこんな場所があったんだ! と内緒にしておきたくなるような素敵なお店です。

※掲載の情報は、取材当時のものです。

1階窓際の席
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