スイス製パン法でつくったパンが味わえる隠れ家ベーカリー

2019/09/18

スイス製パン法でつくったパンが味わえる隠れ家ベーカリー

西武池袋線・狭山線「西所沢駅」から徒歩約20分の立地に、手づくりパンの店「Lachen(ラッヘン)」がある。木のぬくもりを感じる外観は、住宅地のなかでひときわ重厚感と存在感を放っている。

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パンづくりのきっかけは、大手パンメーカーでの商品開発部?

オーナーの内野宏子さんがパンづくりを始めたきっかけは、大手パンメーカーへの就職にある。事務業務に従事するものだと考えていたが、配属先は商品開発部。より美味しいパンをつくるため切磋琢磨していくなかで、工場でつくられるものには限界があることを実感し、納得のできるパンを自身でつくることができれば、と考えるようになる。同所に7年間勤務してから数年後、ともに働いていた同僚がパン屋さんを開業し、パンづくりの手伝いをすることとなる。8年ほどパン屋さんに勤務したのち、パン屋さん開業を決意。2009年、ご実家のお隣に手づくりパンの店「Lachen」を建てた。

住宅地のなかで存在感を放っている「Lachen」。3台収容可能な駐車場を完備しているので、遠方から車で来られるお客様も多い
店先には、ゆっくりとくつろげるスペースも
「高齢の方にも足を運んでほしい」というオーナーの想いからつくられたスロープ

低温長時間発酵とスイスの伝統的製法でつくる自慢のパン

「美味しいパンを、地域の皆さんに提供したい」
そのような思いで開業された内野オーナーは、「決してアクセスが良い場所ではないからこそ、こだわってパンをつくらないとアクセスの良いパン屋さんで済まされてしまうと思う」と語る。
“いかに美味しいパンをつくるか”大手パンメーカーでの商品開発からかなりの年月をパンと向き合ってきた内野さんはパンづくりに一切の妥協を許さず、「具材づくりは別のスタッフにお願いしていて、カレーパンのカレー、クリームパンのクリームなど、できる限り自家製にこだわっている」とのこと。

店内には、こだわってつくったパン約50種類が勢ぞろい。おかずパンも甘いパンも種類が豊富なので、どの年代のお客様にも喜んでいただける
日替わりパンの焼き上がり時間をねらって来店されるお客様も

同店のパンの特長は、「低温長時間発酵」と「スイスの伝統的製法」。
‐2℃で1日~2日じっくりと発酵させることによってパンの旨みが増し、日持ちが良く風味豊かに仕上がり、また、サワー種とへーベル種を併用するスイスの伝統製法を用いることにより、スイスパン独自の味わいが生まれる。

こだわってつくったパンが50種類ほど並ぶが、それらのパンの中でもオーナーイチオシなのは、「ツォップ」と「カランツライ」。どちらも、スイス製パン法でつくった逸品だ。
「ツォップ」はドイツ語で「(女性の)編んだ髪」を意味し、美しく編み込んだその形状が特徴。もっちりとしていて風味豊かで、一口食べると止まらなくなる。翌日もその美味しさは変わらないのが魅力だ。 「カランツライ」は、カランツ(小粒の干しぶどう)たっぷりのライ麦パン。カランツの酸味と甘みが絶妙で、ライ麦との相性はバツグン。うすくスライスして売られているので、小腹がすいたときに食べるのに適している。

「ツォップ」(大・5本編み、250円) 牛乳・バター・卵たっぷりのスイスの代表的なパンは、もっちもちの食感で絶品
「カランツライ」(1/2本、225円) 小粒の干しぶどう・カランツがたっぷり入っているライ麦パンは、おやつにぴったり

さらに、フランスパンの中に厚切りのベーコンが入った「たっぷり厚切りベーコンのフランスパン」、ワインとよく合う大人の味わい「ハーブ入りチーズフランスパン」も、オススメだ。

「たっぷり厚切りベーコンのフランスパン」(210円) 香ばしいフランスパンの中に厚切りのベーコンがごろっと入った贅沢パン
「ハーブ入りチーズフランスパン」(230円) 濃厚なハーブ入りチーズがワインにとてもよく合う
おかずパンの種類も多いので、飽きがこない
お子様に喜ばれるパンも、種類がとても豊富。 なかでも、カスタード・チョコ・イチゴジャム・クリームチーズの4種類が楽しめる「うちの四兄弟」(195円)は、人気商品のひとつ
選ぶのも楽しい予約制のキャラクターパン・アニマルパン各種(85円)は、お子さんに喜ばれること必至

駅から20分歩く価値、大いにアリ!

取材当日は、快晴の夏日。酷暑のなか、駅から20分歩くのは容易くない。
しかし、実際にパンをいただいてみて、「このパンなら、駅から20分歩いてでも食べたい!」と実感した。暑いからそこらのパン屋さんで済まそう、という発想には決してさせないほど、とにかく美味しい。
オーナーが「アクセスが良い場所ではないからこそ、こだわってパンをつくらないと」とおっしゃっていたのを思い出す。
わざわざ足を運んででも食べたくなる魅力が、同店のパンには大いにある。

店名の「Lachen」は、ドイツ語で「笑う」を意味する。
「笑っているひとを見ると、私も幸せな気持ちになれるので」と内野さん。
笑顔が素敵なオーナーにぴったりの「一笑懸命」という四字熟語が、店内に飾られていた。
一笑懸命につくられたパンが、お客様を笑顔にする。「Lachen」において、この「笑」のループは、これからも末永く続いていくことだろう。

内野宏子オーナーによってこだわってつくられたパンは、どれも絶品!
パン部

パン部

昔ながらの調理パンから、行列のできる食パンまで。西武沿線で発見したおいしいパン屋さんをご紹介します。

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