夢は世界進出!? 銀座で高級ブランド干物を食べてみた
2016/09/28
ブランド牛ならぬ、ブランド干物!? 福島の老舗「伴助」が「高級ブランド干物『銀座伴助』銀座本店」を8月25日にオープンしたという。果たしてブランド干物のお味とは!? ライフマガジンレポーターmomoが食べに行ってみた!
Yahoo!ライフマガジン編集部
【ココがスゴイ!】
1.これが干物? 度肝を抜かれるジューシー感!!
2.セレブすぎるお通し干物トリオ!
3.ついにHIMONOがメジャーデビュー!?
日本が誇る「干物」の魅力を味わえるブランド店が銀座に!
名だたる高級ブランド店がひしめく銀座の街に、8月25日、新しいブランド店がオープンした。
何やら売っているのは、“ブランド”という言葉とはちょっとかけ離れた“庶民的なある食べ物”とのこと。うーん、一体どんなブランド品? ライフマガジンレポーターmomoが調査に向かった!
店内に足を踏み入れると、早速出迎えてくれたのは、ショーウィンドウに宝飾品のように並んだ“干物”! そう、ここは老舗干物専門店「伴助」が満を持してオープンさせた「高級ブランド干物『銀座伴助』銀座本店」なのだ。
ブランド牛なら知っているが、ブランド干物って? 干物といえば、“古き良き日本の定番朝ごはん”しか思い浮かばない庶民代表レポーターmomoは、自分の舌で味わってみることに。
1.これが干物? 度肝を抜かれるジューシー感!!
干物といえばアジなどの小ぶりな魚が定番だが、「伴助」の高級ブランド干物の売りは、きんきやほっけといった大ぶりな魚の干物。
「伴助」こだわりの魚醤(ぎょしょう)を使った秘伝のタレと、独自の“2段階高温熟成法”で干しこまれた「特大とろきんき開き」は、黄金色の焼き目が美しい。干物とは思えないほどしっとりあでやかなのは、脂がたっぷり乗っている証拠だ。
- ライフマガジンレポーターmomo(以下・momo)
- ライフマガジンレポーターmomo(以下・momo)
- 弾力があってとっても肉厚! 魚醤やホタテエキスの香りが鼻に抜けた後、きんきの上質な脂が、口の中にじゅわっと広がっていきます!
干物にすることで、うま味が凝縮され、普通の焼き魚よりも数段深みのある味わいになる。
まさに肉汁ならぬ、魚のうま味エキスがしみ出るジューシーな干物、初めて体感するおいしさだ。
2.セレブすぎるお通し干物トリオ!
普段はなかなかお目にかかれない貴重な干物もあると聞き、それらを1度に楽しめる“お通し”を注文。
- momo
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- 磯の香りと凝縮されたうまみがすごい!*
うまみをぎゅっと閉じ込めた鮑(あわび)は、かめばかむほど、魚介のいいダシが出てくる。思わず日本酒が欲しくなる、酒の肴(さかな)にぴったりな1品なのだ。
- momo
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- 口に入れた瞬間、ふわ〜っと鼻に抜ける広がる濃厚な酒粕(さけかす)の香りと、甘酒のようなコクのある味わいが楽しめます。
ぜいたくにも、八海山の純米吟醸の酒粕(さけかす)を使用したジェラートは、大人のためのラグジュアリースイーツである。
3.ついにHIMONOがメジャーデビュー!?
デザートまで堪能し食後の一休み、と何気なく店内のメニューを眺めていると“HIMONO”の横文字が。なぜ英語?
「伴助」は、訪日外国人の集まる街・銀座の店舗オープンにあたり、干物の魅力を世界に発信しようと、骨を取り除いた海外の人でも食べやすい“HIMONO”を開発したのだという。干物の世界進出とは、アンビリーバボー!
- momo
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- スシやテンプラのように海外で人気の日本食として、“HIMONO”がメジャーデビューする日もそう遠くないかもしれません! 私も干物を見習って、ワールドワイドなライターになれるよう広ーい視野を持とう!!
これまで干物に抱いていた庶民的なイメージを一新させてくれるジューシーな高級ブランド干物。そんな「伴助」の干物の中には、うまみとともに「HIMONOをブランドとして世界に広めていきたい」という大きな夢も詰まっていた。
取材メモ/ランチには、干物と白いご飯が一緒に楽しめる定食メニューもあります。「伴助」の高級ブランド干物の味、ぜひ一度確かめに出かけてみては?
取材・文=秋山ももこ(mogShore) 撮影=奥西淳二