鈴木砂羽が昼間からワインと餃子に舌鼓!板橋区の餃子スタンド

鈴木砂羽が昼間からワインと餃子に舌鼓!板橋区の餃子スタンド

2020/02/28

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。美味しい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載「鈴木砂羽の餃子道」第44回!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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板橋の住宅街で「餃子マシーン」に出くわす!

こんにちは、鈴木砂羽です! 今日は「板橋区役所前駅」にやってきました。いや~、まったく馴染みのないエリア(笑)。もちろん、この駅に下りたのも初めてだけど、すぐそばには惣菜屋などの個人店が軒を連ねる仲宿商店街があって、買い物客で賑わってます。なんだか、とっても暮らしやすそう!

旧中仙道の最初の宿場町「板橋宿」に沿って南北に伸びる「仲宿商店街」

お目当ての餃子屋は、この商店街沿いにある……のではなくて、一本裏の路地を入った住宅街の中に突如現れた! 小ぢんまりとした白い建物が、今回訪れる「MIKIYA GYOZA STAND」です。カウンターのみのおしゃれな店内は、何も聞かされてなかったらカフェとしか思えない

「MIKIYA GYOZA STAND」に佇む砂羽さん。このお店の隣には昔ながらの銭湯があります

まわりには銭湯や理髪店、居酒屋などがあるけれど、どうしてここに餃子屋を開こうと思ったんですか?

「この場所は、もともとうちの嫁さんの実家で、父母はここで中華屋をやっていたんです。MIKIYAというのも、その店の屋号(三木屋)から採ったもので。町中華が閉店してから2年ぐらい空いて、僕が餃子屋をやりたくなって。空いてるところを借りて、2017年7月にオープンしました」(店主・三木教一さん)

なるほど~! だからこの場所に店を開いたんですね。メニューは餃子5種類とアルコール類のみ。ライスとソフトドリンクは持ち込み自由って、いろんな意味で型破りなこのお店。餃子を注文する前に、まずはアペリティフから。明るい時間からロゼのスパークリングなんて、オシャンでいいわね。もう、じゃんじゃん抜いてちょうだい! 

写真左が店主の三木教一さん。昼間からロゼの泡を開けちゃって、すでにいい気分の砂羽さん

いい気分でシュワシュワしてたら、カウンターの奥にある機械が何やら動き出しました。え、これなに? わ、機械の中からすごいスピードで、美しく包まれた餃子がどんどん出てくる!

カウンターの奥に餃子をつくる機械が!
速いスピードで綺麗に包んでいきます

「自動的に餃子を包む機械で、その名も『餃子革命』といいます。浜松の会社が製造してるんですよ」(三木さん)

なんですって? 我が地元で餃子マシーンがつくられていたなんて。まさにGZR!(ギョーザレボリューション)。メニューの焼餃子と水餃子は、このマシーンで包んだものを使ってるそう。はてさて、どんな餃子なんでしょう?

「焼餃子」(5個・250円)

まずは焼餃子。薄皮で焼き色もバッチリ綺麗! ここまで美しい餃子はなかなか無いんじゃない? まずは何もつけずにいただきます。

うーん、美味しい! 野菜がたっぷりで、玉ねぎも入っているのかな、野菜の甘さがこの薄い皮に合いますね。私の地元の浜松餃子とも、野菜のバランスが近い感じ。これは美味しいなぁ。これで250円っていうのが、また素晴らしい。

三日月のようにエッジの立った、綺麗なフォルム。焼き具合も完璧!

「焼きと水は中身が同じで、野菜7割、肉3割。うちで出してる餃子にはニンニクを使ってないんですが、焼餃子は卓上にあるニンニク醤油ニンニク酢をつけて食べてみてください」(三木さん)

野菜たっぷりの焼餃子にご満悦の砂羽さん

ニンニク醤油はわかるけど、ニンニク酢って珍しいですね。どれどれ……おお、ニンニクの風味でさらに野菜の旨味が際立つ! こうして後付けでニンニクの風味をつけられると、加減ができていいですね。

「水餃子」(5個 250円)

続いて出てきた水餃子もこれまた美しい! ひと口食べると、焼餃子よりも野菜のシャキシャキ感が際立つ感じ。それに、薄い皮なのに水餃子になるとグッと存在感が増しますね。

水餃子は卓上にある麻辣醤に、トッピングでパクチーと合わせて食べると、とっても美味しい!

トッピングのパクチー(50円)と一緒に
この麻辣醬がよく合うんです!

手包みで作る個性派餃子も絶品!

続いては、大葉と肉の餃子。皮の上に大葉まるまる一枚挟んで餡を包む。これは手で包んでるんですけど、機械で包むのと同じぐらい綺麗なフォルムですね。

焼餃子と水餃子以外の3種類は、店主が1つずつ手で包んでいきます
これまた、いいフォルム!
薄い皮から大葉の緑が透けて見えます
「大葉と肉の餃子」(5個 400円)

焼きあがった餃子は、皮の上から緑が透けていて、まるで翡翠みたいな美しさ。まずはそのまま。おお、餡の食感がガラリと変わって、肉肉しい! しその葉が肉汁を包んでいて。肉の食感と肉汁のジューシーさをしっかり楽しめる。これは発明ですよ!

この餃子には、ニンニク酢に胡椒をたっぷり入れたのをつけて食べると、さらに美味しい。ワタシ、この餃子好きだなぁ

「鹿肉のラグー餃子」(3個 600円)

そしてそして! 最後はなんと鹿肉のラグー餃子。ジビエ餃子ですよ! ワタシもいろいろ餃子を食べてきたけど、鹿肉は初めて。クレソンなんか添えてあって、見た目もおしゃれ。この餃子には、赤ワインでしょう!

綺麗に焼きあがった餃子を食べてみると……お、味噌の味がする。八丁味噌かな?

煮込んだ鹿肉を餡にしています
鹿肉とラグー餃子の美味しさに、赤ワインが進みます

「さすがですね! 鹿肉を、砂羽さんが今飲んでいらっしゃるのと同じ赤ワインと八丁味噌で煮込んであるんです」(三木さん)

味噌を使っているからか小麦の皮の味とも合うし、鹿肉の野趣溢れる風味を、餃子の具としていい感じにまとめている。これも美味しい! そしてワインがまたまた進みますね。

どれもとっても美味しくて、目にも素敵なGLG(グッドルッキング餃子)! ご主人の餃子愛が伝わってきますね。そもそも、餃子屋をはじめようと思ったきっかけは?

ズラリと並んだ餃子を前に、カンパ〜イ!

「僕はもともと税理士なんですが、十年前、仕事の都合で1年半ほどニューヨークで暮らしてたんです。餃子が好きで食べたいと思っても、ニューヨークに美味しい餃子屋さんがなくて。その時に、ニューヨークで餃子屋さんやったら結構人気出るんじゃないかなって思いついて、そのアイディアをずっと温めていたんですね。2年半ほど前に、餃子屋さんをやろうと思い立ったんです。もともとこの場所にあった三木屋の餃子も美味しかったし、その餃子を残す意味でも、やってみようと」(三木さん)

大きな鉄板で丁寧に焼き上げていきます

MIKIYA GYOZA STANDで出している餃子は、もともとの中華屋さんで出していたものと似ているんですか?

「そうなんです。最初に食べてもらった、野菜多めの焼餃子が、元の中華屋で出してた餃子をベースにしています。今の餃子を食べて、両親も美味しいって言ってくれました」(三木さん)

マシーンでつくった餃子も、手包みの餃子も、どちらも甲乙つけがたい!

ご両親がずっと作り続けてきた餃子を、歴史が刻まれたその場所で、現代版にアップデートしていく。親子の味をこうして紡いでいくのは素晴らしいですね。ご主人の最終的な目標は、やっぱりニューヨークや海外の都市で開業することですか?

「もちろんです! だから店にもニューヨークの地図を貼ってるんですよ」(三木さん)

なるほど! ここの餃子は海外でウケる味だと思うし、餃子マシーンと一緒に持っていっていて、絶対流行ると思う。だからぜひ進出してください。そしたら私も食べに行きますよ! やったー、ニューヨーク取材だ!(気が早い)。それはともかく、ただ美味しいだけじゃない、洗練されたセンスを感じたMIKIYA GYOZA STAND。今までにない風を感じた、新鮮な餃子体験でした!

最後は店主の三木さんとギョーポー(餃子ポーズ)でパチリ!

構成=宮内健 撮影=熊谷直子 ヘアメイク=MINEKO

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