「令和」ゆかりの地で、日本の原風景を訪ねる旅を。

「令和」ゆかりの地で、日本の原風景を訪ねる旅を。

2020/01/28

新元号「令和」の典拠、万葉集「梅花の歌」が催された場所、大宰府。そんな令和ゆかりの地に、「HOTEL CULTIA 太宰府」がオープンしました。歴史的価値のある古民家をリノベーションした空間と、地元食材の魅力を生かした創作フレンチを味わうことができます。

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万葉集で詠まれた「梅の宴」の舞台がある地にオープン。

由来は「CULTURE(文化)」から。太宰府はかつて文化が集まった地であり、その土地が文化を紡ぐという理念のもと名付けられた

「令和」という新しい時代が始まり、即位の礼が執り行われました。その新元号の名の由来となったのは、万葉集で大伴旅人が詠んだとされる「梅花の歌」。大伴旅人は飛鳥時代から奈良時代に活躍した歌人であり、大宰府長官も務めました。そんな令和ゆかりの地に10月オープンしたホテルが今、注目を集めています。

4室の客室を備える「古香庵」が10月4日に先行オープン

「通り過ぎる観光地」から「滞在し、暮らすように過ごす場所」へ。

大伴旅人が詠んだ「梅花の宴」が催されたのは大宰府政庁跡、坂本八幡神社付近と言われています。「ホテル カルティア 太宰府」は、そんな太宰府天満宮を中心に点在する江戸末期や明治期の建物をリノベートした分散型ホテル。大陸文化の玄関口となったこの場所は、奈良・平安時代の名残を感じさせ、歴史的・文化遺産が数多く残る地域。ただ、旅行客は日帰りが多く、大半が通過型観光になりがちであるという課題がありました。

それを解消するため、⻄⽇本鉄道など民間各社が共同設⽴した「太宰府Co-Creation」が事業主体となり、運営をバリューマネジメント社が行うことでホテルプロジェクトが始動。歴史的価値のある古民家を再生させ、太宰府のまちを一つのホテルと見立て、暮らすように泊まる体験を楽しめる施設を目指しました。

バリューマネジメント社は日本各地の歴史的資源を再生させ、後世に残す事業を手がける
建物随所に昔の意匠を残し、刻まれてきた歴史を感じられる空間に

江戸期から活躍した絵師の邸宅をリノベーション。

ホテルとして生まれ変わった建物は、江戸末期から昭和にかけて 3代にわたって活躍した絵師の邸宅「古⾹庵」。明治 44 年建築の母屋を含む 3 つの古民家の外観・梁などを改修し、昔の佇まいを残しつつ、水回りやベッドなど宿泊に必要な機能を整備。家具や装飾には「梅花の宴」を始めとする万葉集の和歌の季語をモチーフとした伝統工芸品などを用い、昔ながらの趣とモダンを感じさせる上質な空間に仕上げました。

廊下を通り抜けたところに位置する「古香庵102」は45平米。定員2名

日本古来の暮らしを体験し、自分を見つめる場所。

先行オープンした客室は4室のみで、それぞれに趣が異なります。古香庵の中庭に位置する元蔵を改装した客室は、1階にはリビングスペース、2階にベッドルームを備えた一棟貸しの部屋。また、他の客室も36平米〜45平米とゆとりがある間取りで、四季折々に変わる中庭を望みながらゆったり過ごすことができます。歴史的な日本家屋の風情とそこに流れる時間をより体感してもらうようにとTVや時計、明るい照明はあえて用意していません。

「古香庵101」は58平米。定員1〜3名

九州と世界の食材が融合した料理をランチ、ディナー、ティータイムで。

レストランでは福岡・九州のブランド食材と国内外の高級食材を融合させた本格フレンチを楽しめます。料理を監修するのは、関西で活躍するフレンチ界の巨匠・石井之悠氏。食器にも九州の小石原焼や有田焼を使用し、目にも舌にも美味しいランチやディナーをコース仕立てで提供します。

10月のディナーの一例は、「鴨もも肉のコンフィとレンズマメのサラダ」「フォアグラと福岡の野菜 梅のディップ」「フグのベニエ 黒トリュフと地元野菜のピュレ」「博多和牛ロースのポワレ」など地元の食文化のエッセンスを効かせたメニュー。ランチコース2800円〜もあり、レストランのみの利用も可能です。

ディナーの内容は2カ月ごとに変更。写真はイメージ
ティータイム(15 時~17 時)には「あまおう」づくしのアフタヌーンティーセットを提供

地元の風習もまるごと体感することで、一歩踏み入った旅を。

ホテル内だけでなく、周辺施設との連携した体験コンテンツも用意。例えば、太宰府天満宮神職による夜間特別参拝や九州国⽴博物館のナイトツアーなど、この地ならではのストーリー性のあるプランを計画。なおホテルは2020年頃に2〜3棟追加し、最終的に7〜8棟30室を展開する予定です。

バリューマネジメントが運営するホテルブランドVMG HOTELSのコンセプトは「まだ⾒ぬ時と出会う場所」。令和という時代の始まりに、古代の人々が築いた伝統やその地で守られてる風景に触れることで、日本の文化の豊かさを再発見する機会になるのではないでしょうか。

50席を擁するレストランは日本庭園が見える落ち着いた空間
太宰府天満宮の目の前に位置。太宰府駅からも徒歩5分と便利だ

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「ONESTORY」は「ONE SPOT,ONE TRIP」をテーマに日本に潜むONE=1ヵ所を求めて旅するトラベルメディアです。そのONEは地域で活躍する人との出会いや宿、レストランのような場所など様々。ONEを深く知ることによって生まれるSTORY=物語の感動をお伝えします。

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