鈴木砂羽も初体験のサワラ水餃子! 練馬「バル大連餃子」

鈴木砂羽も初体験のサワラ水餃子! 練馬「バル大連餃子」

2019/11/18

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。美味しい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載「鈴木砂羽の餃子道」第43回!

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

大連では超定番!? サワラを使った水餃子

こんにちは、鈴木砂羽です。今日は練馬にやってきました。

西武池袋線と都営大江戸線が乗り入れる練馬駅

いやぁ、このあたりはなかなか来る機会がないんですよね。餃子を食べ歩いて、とうとう練馬エリアまで攻め入ってまいりましたわよ!

練馬駅近くの飲食店が立ち並ぶ一帯に、最近オープンしたばかりのお店が、今回訪れる「バル大連餃子」です。

駅前から千川通りを超えて、ちょっと歩いたところに「バル大連餃子」はあります

このお店、練馬や江古田で本格中華料理を提供する「唐苑(とうえん)」が新たに立ち上げた、餃子に特化した専門店。バルというだけあってお酒の種類も豊富だし、店内も女性客でも入りやすいような、おしゃれで可愛らしい雰囲気なんです。

では、さっそく餃子を食べてみましょう! ……と、メニューを開いて飛び込んできたのが「大連名物 さわら水餃子」という文字。サワラを具にするなんてあまり聞いたことないけど、どんな味なんだろう? 珍しい餃子と合わせて、いくつか注文してみることに。

水餃子だけでも通常6種類あり、それぞれ「茹で」か「蒸し」を選べる
手作りの皮はツルンとした茹で上がり
「大連名物 さわら水餃子」(4個・490円)

早速やってきたのは、お店の看板メニューである「大連名物 さわら水餃子」。お店で作る手延べの皮を使っていて、ヒダの部分もひらひらとしてお花のよう。窓から入る陽の光を浴びて、キラキラと一層綺麗です。

餃子の美しい仕上がりに、砂羽さんもこの笑顔

可愛らしいフォルムをちょっぴり眺めたら、実食! んんっ? なんだこれは! もちもちの皮を一口噛むと、中にはものすごく柔らかい食感の餡。一瞬何の食材なのかわからなくなるけど、噛んでみるとサワラの旨味が広がってくる。だけど、生臭さはまったくないんです。うーん、美味しい!

ヒダの部分もひらひらと美しい

具はサワラとニラのみ。ワタシの想像だと、もっと魚の肉がフレーク状に入ってる感じかと思ったけど、このユルユルな餡にはびっくり! 初めて食べる餃子だわ~。これは、ちょっと辣油をつけて食べてみるのもいいかも。

卓上の調味料は醤油と酢と辣油のみ
初体験のサワラ水餃子。あまりの美味しさに幸せそうな表情

続いては、「ピーマン入り水餃子」。同じくプリプリの皮の中には、肉と刻んだピーマンが入ってます。

ピーマン入り水餃子(4個・390円)
細かく刻んだピーマンがいい仕事してます

味わい的には、ピーマンの肉詰めみたいな雰囲気? ワタシ、もともとピーマンが苦手だったんですけど、最近好きになって。この餃子は苦手な人でも美味しく食べられると思うな。まさに、ピーマンのいいところが出ちゃった(笑)、美味しい水餃子ですね。

焼き餃子も絶品! そして餃子バル開店に込められたオーナーの愛情とは?

さてさて、お次は焼き餃子で「ぷりぷり海老ニラ餃子」をチョイス。焼きは皮も包み方も変えてきてますね。

ぷりぷり海老ニラ餃子(5個・490円)

うん、美味しい! これまで食べた水餃子とはガラリと変わって、濃厚でボリューム感ある食べ応え。エビはぷりぷりで、肉はがっつり。八角などの中華の香辛料が効いてるけど、あくまでも立ちすぎてはないから、食べやすいし美味しい。何もつけなくても全然OKだけど、強いてつけるなら酢かな。

水餃子と違って、焼き餃子はパンチの効いた旨さ。焼き餃子は全部で4種類揃えている

そして最後は、「あさりの蒸し餃子」。ふっくらと蒸しあがった皮の中に、スープと餡が閉じ込められてます。ここは、ワタシの秘技・まくり喰いでいただきます(笑)。

あさりの蒸し餃子(4個・450円)

わ、とってもあっさり! アサリだけにあっさりって、ダジャレではなくて! ネギと生姜がアサリの旨味を引き立ててて、ちょっと和風っぽさも感じる、これまた食べたことない餃子です。

次々やってきた餃子の美味しさを噛み締めています

餃子ごとに味のアプローチが違うから、いろいろ食べても、まったく飽きさせない。どんな工夫が凝らしてあるのか、素敵なマダムに訊いてみましょう。そもそも、なんで看板メニューをサワラの水餃子にしたんですか?

大連では、サワラの餃子ってソウルフード的な存在で。町の餃子屋さんで普通に食べられるものなんです。サワラに限らず、イシモチとかウニとか、海鮮の具を使った餃子も多いんですよ」(オーナーの曹陽さん)

オーナーの曹陽さん。練馬や江古田で本格中華料理を提供する「唐苑(とうえん)」も経営している

大連でそこまでポピュラーな割には、日本ではサワラの餃子ってほとんど見ないですよね?

「作り方がちょっと難しくて面倒だから、たぶんみなさんメニューに載せないんでしょうね。サワラはそのままだとちょっと臭みがあるから、臭みを消すためにいろんな工夫が必要なんです。うちのお店では、干し海老のエキスや白湯スープを加えたり、味つけにも料理長が工夫をしてます。それに、このソフトな餡は常温だと柔らかすぎて包めないので、半冷凍状態にしてから包んで……と、手間をかけて作ってるんです」(曹陽さん)

そうなんだ! だから、ここまで美味しい餃子に仕上がってるんですね。ここにきて告白すると、実はワタシ、サワラは割と苦手だったんです。だけど、ここの水餃子は生臭さもまったくなくて、とっても美味しい。ピーマンもサワラも餃子で苦手を克服しちゃってます(笑)。

店はビルの2階と3階。3階のフロアは内装もさらにおしゃれで、パーティに使っても良さそう

ところで、こちらは本格中華料理店の支店としてオープンされたそうですが、どうして餃子バルという形になったんですか?

「本場の中華って、シェフが重たい中華鍋を振り続けて、すごくハードな仕事なんですね。とくに中華の料理人は、職業病で腰を悪くしがちで、ある程度年齢がいくと体力が持たなくなってくる。唐苑にもそういうシェフが何人かいるんですが、そんなベテランの方たちも働ける場所を作りたいという思いで、餃子に特化した店を試験的にはじめたんです。餃子を包むぐらいならそんなに体力もいらないし、腰に負担もかからない。そういう場所をつくってあげたかったんですね」(曹陽さん)

だからメニューに炒め物が無いのか! いやぁ、素晴らしい! 餃子の一つ一つに想いと工夫が詰まっているのはもちろん、それを作る人たちにもオーナーの愛情がかけられてる。想いの連鎖でつくられる餃子は、とっても美味しくて、やさしさが伝わってくる餃子でした。

最後はオーナーの曹陽さんとスタッフのみなさんと一緒に、ギョーポー(餃子ポーズ)で記念写真!

構成=宮内健 撮影=熊谷直子 ヘアメイク=MINEKO

この記事を書いたライター情報

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

1994年に主演映画「愛の新世界」で注目を集め、同年ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞など多数の映画賞を受賞。以降、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」出演中。「YOU」 (集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃんZ」連載中。

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