ビール×ゲーム×ジャズ! タイトーの大人向けバーが銀座に開業

ビール×ゲーム×ジャズ! タイトーの大人向けバーが銀座に開業

2019/12/02

ゲーム好きライターが、ゲームの開発やゲームセンターの運営を行うタイトーが作った銀座のバーに潜入! そこは想像を絶する「大人の遊び場」だった。また、音楽にもこだわった同店で総合音楽プロデューサーを務める須永辰緒さんにも話を聞いた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ゲーム業界の雄・タイトーが作ったバーとは?

「スペースインベーダー」などのビデオゲームをはじめ、アーケードゲームの開発、ゲームセンター「タイトーステーション」の運営まで、タイトーといえばゲーム好きなら知らない人はいないはず。そんなゲーム業界の雄が銀座にバーをオープンしたという情報をキャッチした。その名も「EXBAR TOKYO」

最近「COD(=コール オブ デューティ。世界的人気のFPSゲーム)欲しい」とうるさい、ゲーマーライターのコジマに伝えたところ「絶対行く!」というので連れて行くことに。

意気揚々とやって来たのに、入店した途端に落ち着かない表情のコジマ
コジマ
コジマ
「あっれー……? タイトーってスペースインベーダーとかクレーンゲームを作ってるあのタイトーですよね? ちょっとこう、雰囲気が……」

ソワソワするコジマを見ているとこっちまで不安になるので、とりあえずビールを飲ませて落ち着かせよう。

先進技術に驚愕! スマートすぎる「EX-SERVER」

ということで、ビールを頼むべくスタッフさんに声をかけたところ、スマートウォッチみたいなリストバンドをくれた(本来はエントランスで1人1本渡される)。

スタイリッシュなリストバンドは黒と白の2カラーがある

そしてビールサーバーの前まで案内された。

サーバーがずらりと並ぶEX-SERVER
コジマ
コジマ
「え!? これがビール? セルフで注ぐんだ!」

EXBAR TOKYOの目玉の一つがこの「EX-SERVER」。ICリストバンドとサーバーをリンクさせて、注いだ分量で料金を管理するシステムで、EXBAR TOKYOのため特別に設計された。

【1】グラスを洗う(&適度に冷やす役割もある)
【2】ICリストバンドの盤面をサーバーにかざす
【3】飲みたいだけビールを注ぐ
各サーバーの画面にビールの銘柄と1mlあたりの金額が表示されているので、量を調節できる
【4】飲む
なお、ビール以外のドリンクはBARカウンターでオーダーできる
コジマ
コジマ
「常時18種類(サーバーの数)もあるので、一口ずつ飲んで自分の好きなものを探すのもいいかも。それにやっぱり、リストバンドで管理するスタイルが画期的。楽しいし、ガンガン飲んじゃいますよ。タイトーさんのセンスと技術がエグい」

ちなみに、途中でスタッフさんに聞けば「何をどれだけ飲んで、金額がいくらなのか」を教えてもらえる。各自で飲む分が払えて分かりやすいし、例えば会社のチームで店を訪れ、上司が「今日は奢りだから」といった感じでビールを買ってあげるととってもカッコイイ。

コジマは少し落ち着きを取り戻した

で、どうしてコジマがオロオロしていたかというと、お店の雰囲気が想像と違っていたからだそう。タイトーといえばやっぱりゲームのイメージが強いのだが実際にお店は……。

正面のコジマ(ゲームゾーン)
コジマの右(BARゾーン)
コジマの後ろ(ステージ&テーブルゾーン)
それでこの表情である

ゲームが楽しめるゾーン、BARカウンターを備えた雰囲気あるゾーン、食事をゆっくり楽しめてライブステージも見やすいゾーンが組み合わさった、ユニークな空間になっていたからだ。

コジマ
コジマ
「ゲームに強い会社なのでゲームセンターみたいなお店を想像してたけど……私の知ってるタイトーさんじゃない!」

おしゃれすぎでしょ? 総合音楽プロデューサーに話を聞いた

ステージ前での1枚
須永辰緒さん

須永辰緒さん

DJ・音楽プロデューサー

EXBAR TOKYOの総合音楽プロデューサーを務めるのは須永辰緒さん。DJ・音楽プロデューサーとして活躍する須永さんが、どうしてタイトーと組むことになったのか? コンセプトや特徴も聞いてみた。

オープン前の合間をぬって話を聞かせてくれた須永さん
須永辰緒さん
須永辰緒さん
「新宿の『ブルックリンパーラー』(ブルーノートジャパンがプロデュースするレストランバー)でDJをしていた時に、今回のプロジェクトを担当しているタイトーの方に『ちょっとお話が……』ってナンパされたのがきっかけなんです(笑)。私がゲーム好きなもんで、詳しく話を聞いてみると銀座のバーを作るから音楽面で手伝ってくれないか?って」

聞いてみると須永さん、父親が筐体ゲームの卸をしていたそうで、なんと家にはスペースインベーダーの筐体があったという。そんな関係もありゲームが身近な環境で育ち、「マリオカート」や「ダービースタリオン」の全国大会への出場経験があるんだとか。

須永辰緒さん
須永辰緒さん
「中学生の時、たくさんの友だちが登校前に家に来て、インベーダーゲームをプレイしに来ていたんです。有料で(笑)。それが私のおこづかいになってました。そんなタイトーさんに声をかけてもらって、さらに音楽のお仕事ということで、やらせてもらうことになりました
店内には鮮やかなジュークボックスも設置されている。ちなみに国産のジュークボックスを初めて作ったのはタイトー
コジマ
コジマ
「須永さんはどんなことを担当されるんですか?」
須永辰緒
須永辰緒
「店内のBGMなど音楽全般とステージ関連が私の担当です。毎日19時から22時までDJに入ってもらうつもりなのでそのブッキングも。音楽のみの担当だったんですけど、ジャズが中心で音にこだわりたいということなので、そのために照明やインテリアを追加したり、ほかの部分でもワガママを聞いてもらいましたね」
自宅用に4分の3サイズになったアーケードゲーム筐体「ARCADE1UP」やピンボールなど、最新技術で進化したレトロゲームがずらり

須永さんから見て、EXBAR TOKYOはどんなお店に映ってるいるのだろうか。

須永辰緒
須永辰緒
「私は、友だちと来たいお店だと思います。店がある銀座コリドー街って今は竹下通りのようになっていて、大人が遊べる場所が少ないんです。でも何年か前から、優れた音響設備でいい音楽が聴ける優秀なミュージックバーもちらほら出てきている。EXBAR TOKYOはいい音楽も聴けるし、そういったお店よりも自由に楽しめる場所になり得ると思ってます」
須永さん「レトロゲームや革新的なビールサーバーなど新旧を混在させたこの空間を50〜60年代のジャズDJで繋いでいるんです」
須永辰緒
須永辰緒
「それに、楽しい仕掛けがたくさんあるから『今日は音楽を聴こう』、『お酒を楽しもう』、『ゲームで盛り上がろう』とか、いろんな使い方ができます

ゲームが無料で遊び放題!

カーリングのように遊べるレトロなゲームや!
世界初のビデオゲーム「ポン」を筐体でリメイクした「PONG」も!
……一人で多人数プレイのゲームは哀愁がすごい
コジマ「ビデオゲームは一人でも楽しい!」
コジマ
コジマ
「お店の一部はゲームゾーンになっていて、無料で遊べちゃうんですね。このゾーンは私向けです」
その後、独りぼっちで哀愁漂わせるコジマを見かねて、忙しいのに須永さんが遊んでくれた
コジマ
コジマ
「須永さん神」

「料理にもこだわっているので食べて行ってください」と須永さんが言ってくれたので、テーブルに戻ることに。

卓上のシルバー入れには、超ミニな筐体風ゲーム機「レトロアーケード」がくっついているなど芸が細かい。右にあるのはお通しであるナッツやドライフルーツの缶詰
ビールがすすむおつまみをオーダー
看板メニューの一つ「ブルックリンリボンフライ」は、リボン状のポテトで、アナログの計量器にのせられてくる。150g(680円)、200g(880円)、250g(1080円)の3サイズ
摂取したポテトの量が分かるのはちょっと怖い
コジマ
コジマ
「しっとり系で芋感が強い。おいしくてペロリでした。150を指してた針が今は0なんで、150gも食べたってことですね。(ヤバ……)」
こちらもおすすめの「牛ホホ肉の黒ビール煮込み(2000円)」。濃厚なデミグラスソースがかかったホホ肉はスプーンで切れるくらいホロホロ

お店ではDJがプレイすることも

オープニングイベントだったこの日は須永さん自らがプレイ。会場の雰囲気を作っていた
須永さんと話したからか、コジマはクラブカルチャーが分かってる風を装えるようになった
DJのプレイに耳を傾ける人も入れば、おしゃべりする人、食事を楽しむ人、そしてゲームに興じる人など、それぞれが好きなように過ごしていた

ステージも盛り上がった!

オープニングイベントが行われた11月20日は、スペシャルなゲストが登場した。

ラジオDJやナレーターとして活躍するサッシャさんと、プロデューサーやDJなどさまざまな顔を持つNaz Chrisさんが軽妙なトークを展開

そしてステージ終盤、ピチカート・ファイヴの3代目ヴォーカリストで、現在はソロとして活躍中のシンガー、野宮真貴さんの登場に会場は大盛り上がり。

リオパラリンピック閉会式のセレモニーでカバー曲が使われた「東京は夜の七時」など、野宮さんはピチカート・ファイヴの代表曲4曲を歌い上げた
想像とあまりに違ったが、楽しく過ごしたコジマ。店を出たら少し大人になったように見える
コジマ
コジマ
「今度は友だちと来て、2人用のゲームで遊びまくります!」

ちなみにEXBAR TOKYOは、今回紹介した場所の隣にレストランエリア「BLUE HOUR DINING」もあり、ゆっくり食事を楽しめる。

高級感が漂うBLUE HOUR DINING
アペタイザー(前菜)は、部屋の中央のテーブルから好きなものを1つ選ぶスタイル

取材・文=井上良太(シーアール)、撮影=小林岳夫

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