藤田ニコル思い出の渋谷カフェ「彼氏にフラれたのもここです」

藤田ニコル思い出の渋谷カフェ「彼氏にフラれたのもここです」

2019/12/10

渋谷スクランブルスクエアや渋谷PARCOなど、再開発で新スポットがどんどん誕生している渋谷。そんな渋谷をこよなく愛する藤田ニコルさんにインタビュー。学生時代の思い出などを通してその魅力を聞いた。また、その中で自身の成長にも言及。想像以上にしっかり者なニコルさんにライター驚愕!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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「放課後も休日もとにかく行った」渋谷の魅力は“人間関係”

ニコルさんの思い出の場所で待ち合わせ
藤田ニコルさん

藤田ニコルさん

モデル・タレント

藤田ニコルさんにとって思い出の場所だという渋谷のカフェ「人間関係」で話を聞くことに。

藤田ニコルにとっては「とりあえず」で行く渋谷

中学3年から高校3年あたりまで、それこそ毎日のように渋谷にいたというニコルさん。当時の若者、少なくとも彼女にとって「渋谷に行く」ことは特別なことではなかったのだという。

藤田ニコル
藤田ニコル
「私が通っていた中学は埼玉だったんですが、卒業式が終わったらすぐに、ウィッグをつけて渋谷に行ったぐらいですから。そのぐらい渋谷に行くのが当たり前。無理して行くわけでもないし『学校終わったら渋谷行くよね?』みたいな感じのラフな場所。カフェで喋ったりカラオケやプリクラをしたり、SHIBUYA109渋谷を見に行ったり。それに、渋谷に行ったら必ず誰か友だちがいました」
渋谷で声をかけられることはそれほどなかったというニコルさん。「気づかれても、たいてい5〜6人ぐらいでいたから声をかけづらかったのかもしれないですね」(藤田ニコル)

ーー学校の友だち以外にも?

藤田ニコル
藤田ニコル
「そうですね。センター街のバーガーキングの前あたりに立っていれば誰かに会えましたよ。あと、109の8階にある『SBY』というタピオカ屋の店員さんとも仲良しだったので、そこにも誰かしらがいましたね」
SHIBUYA109渋谷

ーーそうやって友だちの輪が広がるのはどういうきっかけなんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「それは当時付き合っていた彼氏の友だちが渋谷にいっぱいいたのもあるし、ほかにはSNSで……」

ーーSNS?

藤田ニコル
藤田ニコル
「私が高校生の頃って、今ほどSNSで居場所を発信しちゃダメな時代じゃなかったですよね。危険が少ないというか。だから、友だちのモデルが『渋谷に来てる』って呟いたら『うちもいるよ!』みたいな。そういう意味では、私にとっては人に会いやすい時代だったかもしれません」

ーーニコルさんは高校が池袋だったんですよね? 『池袋より渋谷の方がイケてる』といったイメージはあったんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「『イケてる』とかじゃないんです。単純に、みんなが集まる場所が渋谷だっただけで。あとは元々ギャル文化が好きだったから、渋谷に行けばその文化に繋がれた。それにお買い物も好きだし。池袋もそうだけど、渋谷には何でもあるし何でもできますから

\にこるん定番メニューがコレ/

ニコルさんがこちらのお店で当時よく飲んでいたのが、大好きだという「ココア(390円)」

ーー「SBY」の店員さんと仲良しって、そんなに簡単にお店の人と仲良くなれるものなんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
なんかそういう文化なんですよね。SBYの人たちはギャルのモデルさんたちと親しいのも当たり前だし。だからモデルをやってる子がそこに行くとすぐに打ち解ける。全然珍しいことではないんです」

ーーなるほど。では、高校時代は池袋の学校に行って、放課後は渋谷というサイクルだったんですね。

藤田ニコル
藤田ニコル
「高校までは実家暮らしで、最寄りの埼京線戸田駅からだと渋谷まで1本なんですよ。だから全然行けました。快速に乗れば36分ぐらいですね(笑)。近いから、無理して行くところでもないし。学校がない日も、地元で予定がなかったら行ってましたね」
「スコーン(120円)」はリーズナブルな朝の人気メニュー。放課後に訪れるニコルさんは、頻繁に訪れるのに食べる機会がなかったんだとか
スコーンは自家製で、日によって種類が変わる。この日、目を引いたのが「抹茶スコーン」

ーー休みの日だと、渋谷でどんなことをしてたんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「ふだんと一緒です(笑)。友だちと会う、カフェ、カラオケ、プリクラ、109に行く……それくらいかな。さっき『渋谷には何でもある』って言ったけど、意外にやってたことは少ないですね(笑)」

ーーSHIBUYA109渋谷に行くということはショッピングってことですよね? 好きとはいえ毎日のように行くものですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「とりあえず行く、みたいな(笑)。何も買わない日もあって、ただ1周してみるとか」

渋谷ハロウィンの黎明期にコスプレで出没!

ーー渋谷で友だちと遊んだ思い出ってどんなことがありますか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「今だと、渋谷のハロウィンって良くも悪くも有名ですよね。あれを始めたのが私たち、とまでは言わないけど、中学3年生の頃かな? みんなでコスプレして、その時もまた、バーガーキングの前で溜まってましたね。当時はちらほらしか人がいなくて、コスプレしてプリクラ撮ったりして遊んでて。そうしたら翌年には、高校生や大学生が集まり始めて、気づいたら今みたいになってましたね」
ニコルさんが「その日を思い出に残すためによく行った」というプリクラ専門店「プリクラのメッカ」は、撮るとおまけで付けまつ毛が出てきたんだとか。2015年、センター街のマクドナルド近くに移転した

ーーなんでコスプレをしようと思ったんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「なんでだろ? 自然と始まってました(笑)。でも私が初めてハロウィンでコスプレした時は、今みたいな歩けないような状況ではなかったですよ。すごく楽しかった思い出です」

ーーその時はどのぐらいの規模でやったんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「人数は……みんながみんな顔見知りってわけではなかったんですけど、知り合いが知り合いを呼んだりで数十人いましたね。『あそこは誰々の友だちなんだ〜?』みたいな。だから、みんなで遊んだわけじゃなくて、複数の仲良しグループが1か所に集まった感じ。グループごとに喋ったり、集団から離れてカラオケ行ったり。で、お店で遊んで外に出たら、最初の場所でコスプレしていた人と再会して『おお!』みたいな(笑)」
ニコルさんはピカチュウの着ぐるみを着てコスプレをした。衣装はシンプルだが楽しかったという

ーー渋谷はニコルさんにとっては自然に足が向かう街なんですね。私は渋谷ってちょっと気合いを入れるというか「目的」がないとなかなか行かないから、人によってイメージが違いますね。

藤田ニコル
藤田ニコル
「でも、今渋谷に行っても知り合いは誰もいないですけどね。みんな大人になっちゃったな〜……」

ーーそれはちょっと寂しいですね。反対に渋谷で悲しかったことって何ですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「渋谷で悲しかったこと? え、ない(笑)

友だちとの溜まり場「人間関係」

1979年に開業のスペイン坂にある老舗カフェ。朝はカフェ、夜はバーとして利用でき、多くの人が集まる

ーーあ、そうなんですね(笑)。では、ニコルさんには当時の思い出の場所として、この「人間関係」というカフェ(取材場所)を指定してもらったんですが、ここは溜まり場だったんですかね。

藤田ニコル
藤田ニコル
「しょっちゅう溜まってました。まず『人間関係』って店名がおもしろいですよね。私は初めて聞いた時『は? 何?』ってなりました(笑)。名前にインパクトがあるから知ってる人の間では集まりやすかったんです。『人間関係に来て』って」

ーー「人間関係」は1979年に渋谷で開業の、歴史あるカフェなんです。雰囲気からして、中高生だと年齢層が合わない気がするんですが、若い人にとっても有名だったんですかね?

藤田ニコル
藤田ニコル
「私のコミュニティだとみんな知ってるけど、どうなんですかね? 学校の子と来ることもあったけど、知らない子が多かったです。『人間関係』は、当時付き合ってた彼氏に連れられて行ったのが初めてだったかな。彼氏は2つ年上だったんですけど、その友だちグループと来ることもあれば、高校の友だちと来ることもあって」
藤田ニコル「だいたいどのテーブルも使った覚えがある! いつも混んでるから場所を確保するのが大変でしたね」

ーー「人間関係」ではどんなことをしていたんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「それぞれが好きなドリンクと、みんなでつまめるフライドポテトとかを頼んで延々とお喋りですね。それが終わったら別のお店に移動して、オムライスとかハンバーガーを食べて帰る。もちろん高校生なんで家でも食べてましたが、感覚的には家は『寝るだけの場所』でした」
高校生の頃はみんなでつまめる「チリポテト(320円)」(写真)などを食べていたという
ニコルさんが渋谷でよく食べていたというのが「ポムの樹」のオムライス。渋谷には、スペイン坂に「ポムの樹 渋谷スペイン坂店」があり「人間関係」からもすぐ

「人間関係」の忘れられない思い出

ーー仲のいい友だちと集まる場所。ある意味「人間関係」という店名にぴったりの使い方ですね

藤田ニコル
藤田ニコル
「ちなみに、彼氏との別れ話の場所もここ。だから余計に思い入れある場所です(笑)」

ーーあ〜(笑)。

藤田ニコル
藤田ニコル
「シクシク泣きましたね。人がいっぱいいるから大泣きはできないじゃないですか(笑)。それに、その彼とは3回ぐらいくっついたり別れたりしてて、そのうちの1回なんで、泣きはしたけどそこまでは……。で、彼とは中学3年から高校2年まで付き合ってたんですが、それからは一般の人と付き合ってないですね
藤田ニコル「2人にとって思い入れのある場所だし、人がいっぱいいたから彼的によかったのかな〜? わかんないけど、私が泣きじゃくることも想定したのかも(笑)」

ーー「一般の人とは付き合わない」と決めたのはどうしてでしょう?

藤田ニコル
藤田ニコル
「モデルやタレントって、一般の人には理解してもらえないことが多い職業だと思うんです。相手に無理をさせることもあるし。当時は彼の存在を公表してたので、テレビの取材や一緒に雑誌に載るってなったら、相手からしたら意味がわからないじゃないですか? それが負担になり過ぎたのかな、と思います。彼氏が受験勉強で大変な時期もあったりした中で、テレビの企画で彼氏の不満を、言いたくないけど言わないといけなかったり……。別にそんなのなかったんですけどね。でもテレビに出始めだったから言っちゃったりもあって。そういうのが積み重なって別れました」

ーー当時は彼氏から別れ話を切り出すことが多かったんですか?

藤田ニコル
藤田ニコル
「そうですね。当時はそれで『しょうがないな』っていう気持ちでした。そういう世界(芸能界)に身を置くことを選んだのは自分なわけだし」
「人間関係」があるスペイン坂。街を歩くだけで絵になるニコルさん

ーーそれが高校生の頃の話ですか。ニコルさんって結構達観してますよね? 勝手な印象なんですが、テレビに出始めた頃は「おバカキャラ」のイメージが強くて、今はすごい落ち着いてるなと。

藤田ニコル
藤田ニコル
「テレビに出る時は多少スイッチが入るとは思いますけど、昔から『ウェーイ』って感じでもなく淡々としたタイプなんです。考え方やスタンスは昔から全然変わらないんですよ。声は昔の方が高かったけど、ただ敬語が使えるようになっただけって思ってもらえれば(笑)」

ーーすみません。想像よりもずっと大人でびっくりしてます(笑)。

藤田ニコル
藤田ニコル
「いえ(笑)。年齢を重ねて色々な環境に身を置いて、学び過ぎちゃったというのはありますけど。昔は何も知らなかったから無知な17〜18歳ぐらいのテンション。『これ言ったら嫌な空気になる』『誰かにこう思われる』という怖さがなかったんでしょうね」
ニコルさんが昔から大切にしているのは「今をリアルに生きる」こと。やる気があるのは前提だが、テレビなどでも周囲が求めるキャラを無理に演じるのではなく、自然体でいるようにしているという

ーーいや、もう本当に大人……。芸能界で生きる人は年上の人と触れ合う機会が多いからですかね。

藤田ニコル
藤田ニコル
「元彼もそうだし、友だち関係も含めて周囲は年上の人が多かったです。でも言いたいことは言うし、ゴマを擦ったりはしない。相手の雰囲気を見て、どんなテンションで行くべきかは考えますけどね。あとは、小学校6年生からお仕事をして、たくさんの大人と接する環境にいたからというのはあるかもしれないです」

ニコルさんに渋谷での思い出やかつてのエピソードを語ってもらった今回。彼女にとって渋谷は当たり前に行く場所だったのと同時に、大切な仲間に会える特別な街だったようだ。

\今回のインタビュー場所/

衣装協力=MIDDLA、Lily Brown

取材・文=井上良太(シーアール)、写真=内田龍

\今、渋谷がアツい/

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