銀シャリ名人直伝!日本一うまい炊きたてご飯が食べられる食堂
2020/01/03
コメ炊き仙人、銀シャリ名人・・・白米好きなら一度は聞いたことのある呼び名だろう。炊きたてのうまいご飯とおかずを求めて客が全国から堺に押し寄せる1963年開業の「銀シャリ屋げこ亭」で50年間米炊き釜を守った村嶋孟氏のことだ。
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おいしいに忠実な「ザ・日本の食堂」
「げこ亭」はいわゆる町の食堂。ブリカマ照り焼きやマグロの刺し身、季節野菜の炊き合わせに卵焼き、おでんなどから好みのおかずを自ら選び、シジミ汁か味噌汁を選択し、最後につやつやぴかぴかのご飯をよそってもらうセルフスタイルで、午前8時のオープンから絶えず人が訪れる。
奇をてらったサービスやメニューはないが、「ただただおいしい」と感じる食を提供する基本に忠実な食堂だ。かむほどに甘みが味わえるご飯は2種類のコメをブレンドし、備長炭とカキ殻で一晩おいた水を入れて三升釜で炊き、おひつで保存したもの。毎回むらなく同じ品質でご飯が炊ける秘けつを炊飯メーカーが研究したのは有名な話だ。
家族経営だった「げこ亭」も村嶋氏の高齢化で、まいどおおきに食堂を運営するフジオフードシステムが2013年に事業運営を引き継いだ。学生時代から同店に通った藤尾政弘社長が2代目店主となり、3代目店主の小川要氏が現在三升釜を守っている。
上場外食企業傘下となっても、コメはコメ屋、魚は魚屋からの仕入れルートは変えていない。炊き上がりやおひつに移す際に立ち上がる湯気、整然と並ぶ35~40種類のおかず、黙々と食事をする地元住民と海外訪問客との相席を見ると、これこそが食の世界遺産と言いたくなる。
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