日本初の“ブドウ”がテーマの生食パン専門店がオープン!
2019/12/26
ここ数年、高級食パン専門店が大人気ですが、東京都江戸川区に新しく誕生したのは、なんと「ブドウ」をテーマにした生食パン店。2019年11月23日のオープン初日からお客さんが絶えないとうわさの新店に、さっそくお邪魔してきました。
Yahoo!ライフマガジン編集部
気になる3つのポイント
1.クルミやレーズン入りでも、しっとり食感をキープ
2.トースト派・生食派のどちらも大満足させるラインアップ
3.国産素材&無添加のジャムのバリエーションにも注目
1.クルミやレーズン入りでも、しっとり食感をキープ
都営新宿線・瑞江駅から徒歩10分強の閑静な住宅街にたたずむそのお店の名前は、「東京ノアレザン」。「ノアレザン」とはブドウとクルミを使ったパンのことで、「東京ノアレザン」は店名であると同時に、同店のシグネチャーメニューでもあります。
ちなみに、ノア(Noix)はフランス語でクルミ、レザン(Raisin)はレーズンという意味。クルミとレーズンが入ったパンといえば、ヨーロッパのハードタイプのものを思い浮かべる人も多いと思います。クルミもレーズンも水分を吸う性質ゆえ、ノアレザンといえばパサつきがちなのが一般的なのだそう。しかし! 同店のノアレザンはこれまでの常識を覆す柔らかさ。特殊製法によって、しっとりとした質感をキープしつつ、おいしく仕上げることに成功しているのです。
\「東京ノアレザン」(700円)/
好きな大きさにカットしたノアレザンは、そのまま食べてしっとり食感を楽しむのはもちろん、軽くトーストしてバターを塗っても美味。ほんのり自然な甘さなので、朝食にもおやつにもぴったりです。ちなみに筆者は、友だちが集まるホームパーティーで食後にテーブルでカットしたところ、男女ともに手が止まらずあっという間にみんなで完食でした。
だけど、どうしてこんな新しいタイプのノアレザン開発に挑んだのでしょうか? その疑問を、東京ノアレザン 広報の織岡さんに投げかけたところ、「私たちがブドウパン好きだからです(笑)。おいしい生食ブドウパンがあれば多くの人に喜んでもらえると思って、ブドウをテーマにした『東京ノアレザン』を誕生させたんです」となんともシンプルなご回答。
ブドウパンへの熱い思いゆえ、これまでにないやさしい味わいのノアレザンが生まれただなんて、なんだか心があったかくなりますね。
2.トースト派・生食派のどちらも大満足させるラインアップ
魅惑のパンはさらに2つあります。生食の極みを目指して開発された「生食ハニークリーム」と、トーストしたときに最高のおいしさとなるよう設計された「焼食ナチュラル」です。
\「生食ハニークリーム」(800円)/
無着色、乳化剤不使用、保存料フリー、香料フリーで作られた「生食ハニークリーム」の特徴は、なんといってもしっとりとしたリッチな口当たり。カナダ産の小麦粉と国産小麦をベストなバランスで配合したミックスブレンド粉を使い、純粋蜂蜜と北海道産フレッシュクリームを使用することで芳醇(ほうじゅん)な味わいを実現させています。
カットするときはパンナイフを使わず、両手でぐっと引っ張って柔らかさを確かめるのがイチオシ。ゆっくりとほどけていくパンを眺めているだけでも、幸せな気分になれますよ。
\「焼食ナチュラル」(800円)/
イタリア産グレープシードオイルを使用して、外はサクサク、中はふんわりの食感を実現した「焼食ナチュラル」は、小麦本来のおいしさを堪能できる一品。2、3日はおいしさが持続するよう設計されているので、毎日少しずつ楽しむのもいいですね。
3.国産素材&無添加のジャムのバリエーションにも注目
焼き立てのパンには、バターはもちろん、ジャムもおすすめ。店内には、オール国産素材の無添加ジャムがバラエティー豊かにそろえられているので、パンと一緒に連れて帰ってはいかが?
巷で人気のイチゴバターもありました! 同店のジャムは、安心安全にこだわって作られた身体にやさしい一品なので、家族みんなの健康のためにもおすすめです。
北海道産のミルクをたっぷりと使った二層タイプのジャムは、いちご、ブルーベリーのどちらにするか迷ってしまいそうですね!
また、午後の仕事休憩にもぴったりなラスクもイチオシ。高級食パンとバターをふんだんに使った香り高いラスクは、ぜいたくなおやつタイムを叶えてくれますよ。
さらに、デザイナーでもある織岡さんが手掛けたショップバッグのかわいさにも注目。蜂蜜や太陽、小麦の色などを想起させるカラーリングと、和を感じさせる家紋テイストのロゴが美しく、おもたせとして渡しても喜ばれること間違いなしです。
東京土産にもぴったりな「東京レアノザン」。いずれは通販なども展開したいと考えているそうですが、あっという間に日本中にファンが増えそうですね!
企画・構成=エンターバンク、H14 取材・文・撮影=松本玲子(写真は、一部店舗提供)