ラーメン通が今年1番注目した大阪の新店のコスパ最強の一杯とは

ラーメン通が今年1番注目した大阪の新店のコスパ最強の一杯とは

2019/12/27

怒涛の新店ラッシュだった2019年11月の大阪ラーメンシーン。話題店が数多く誕生した中で「どこよりもひっそりオープンし、注目を集めたお店」と、ラーメンレビュアーのおかいおかいさんが絶賛するのが「㐂蕎麦司 きし元」です。人気ブロガーの実食コメントとともにそのおいしさに迫ります。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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大阪ラーメン激戦区にて開店して1カ月足らずで人気店の仲間入り

中細麺に泡立ったスープがとにかくよく絡む。濃厚なのに後味すっきりのテイストに感動!

関西NO.1といわれるほどの年間ラーメン口コミ投稿数を誇る、ラーメンブロガーおかいおかいさん。マニアからも一目置かれる存在のラーメン界のオピニオンリーダーが、2019年もっとも注目したお店として挙げるのが11月12日にオープンした「㐂蕎麦司 きし元(きぃそば きしもと)」です。

化学調味料は不使用。シンプルな材料で構成されているとは思えないほど深みがある

今年最高の一杯を求めて、西中島へ

最寄り駅は地下鉄西中島南方駅、阪急南方駅。各駅からお店までは徒歩約10分
まるで寿司屋か割烹を思わせるような外観。外には看板など一切の宣伝物を置かないのも店主の信念

駅から離れた住宅街にあり、凛とした店構え。知らずに前を通っただけでは、ここがラーメン店なのか判別できないほどです。一見すると格式が高そうですが、気さくなご夫婦2人で切り盛りしており雰囲気はいたってアットホーム。おかいおかいさんによると、人気店になるのは必然だったよう。

おかいおかいさん
おかいおかいさん
「事前告知は一切なく、ひっそり開店したのにもかかわらず、あっという間に人気店の仲間入りを果たしました。というのも、こちらの店主さんは大阪の某名店で店長を務めたほどの逸材。宣伝すれば客が殺到する可能性が高いと考え、あえて告知はしなかったそうなんです」

おかいさんのイチオシは「出し蕎麦」。デフォルトで650円というリーズナブルな価格もすごい! さあ、期待も高まったところでラーメンをいただきましょう!

かつお節が強烈に香る泡立つスープ

「出し蕎麦」(650円)。具はデフォルトで2種類のチャーシュー、玉ネギ、白髪ネギ。トッピングは燻香をまとわせた味玉(100円)がおすすめ

チケットを渡して数分。運ばれてきた「出し蕎麦」は真っ白いスープが印象的。鼻腔をくすぐるかつお節の香りがたまりません。

このビジュアルだけでたちまち食欲をそそられます
おかいおかいさん
おかいおかいさん
「スープは細やかな気泡が浮かぶ白湯。材料は鶏・かつお節・水のみといたってシンプルですが、キャリア十分の店主が持つ高い技量のおかげで、複雑で奥行きのある味わいに仕上がっています」

乳化させることで口当たりが格段に柔らかに

寸胴から小鍋にスープを移し、温め直しをしながらハンドミキサーで泡立てていく

今回は特別に厨房に入らせていただき、スープの泡立てシーンを激写。なお醤油ダレには風味の異なる2種類をブレンドさせて用いているそうです。

泡立ちのビジュアル。口当たりまろやかというから驚きだ

おかいさんも「複雑で奥行きのある味わい」と評するまっしろなスープ、一口飲むとさらにもう一口と、どんどん飲みたくなる不思議なおいしさなんです。店主さんを直撃するとこのおいしさの秘密は「乳化」にあるらしい・・・。

店主さん
店主さん
「ただ単に泡立てているのではなく、スープに浮かぶ油をミキサーで乳化させているんです。そうすることで口当たりが格段に柔らかくなり、油分のしつこさも感じなくなるんですよ。よって濃厚ではありますが完飲される方も多いです」

サイドメニューのローポー丼も必食

「味玉ローポー丼 ハーフサイズ」(380円)。大きな器に盛られハーフとはいえ超ボリューミー

さらにラーメンとともにオーダーしたいサイドメニューもハイレベル! 店長さんのイチオシはご飯の上にたっぷりのチャーシューと味玉、ゴボウを添えられた「味玉ローポー丼 ハーフサイズ」です。

店主さん
店主さん
「赤ワイン、ヨーグルト、ほうれん草の3種類の自家製ソースが味の決め手です。こちらは数に限りがあり、早い時間帯で売り切れることも多い人気メニューです」

西中島エリアの勢力図を一変させる新店

商品のオーダーは券売機を利用。閉店時間に近づくと完売メニューも増えてくる。メニュー内容は変更の場合あり
店内はカウンターとテーブルの計11席。ラーメン店にありがちな「ウチのこだわり」といった、張り紙等は一切ない

シンプル素材でここまで奥行きのあるラーメンが作れるのか!? と、おかいおかいさんが絶賛するのも納得のお味でした。それにしても、なぜひっそりと始められたのでしょうか?

店主さん
店主さん
「以前のお店は繁盛しすぎてお客様とふれあえる機会が少なかったんです。ですからこのお店ではお客様一人ひとりの反応が見られて、時にはお話もできるようなお店づくりをしたいと考えて、告知などは一切しませんでした」

名店が多いラーメン激戦区・西中島エリアの勢力図を一変させるかもしれない、確かな実力をもつ「㐂蕎麦司 きし元」。開店してまだ1カ月ほどにもかかわらず、早くも行列ができ始めているので、ピーク時には並ぶ覚悟で訪れましょう。

取材・文・写真=ペンアクト、構成=堀 俊夫(クエストルーム)

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