リンクス梅田のタコ料理専門店が完膚なきまでにタコだらけだった

リンクス梅田のタコ料理専門店が完膚なきまでにタコだらけだった

2019/12/23

大阪名物といえばたこ焼きですが、食の都・大阪に住まう人々は、そもそもタコ自体が大好き。それを象徴するのが、2019年にオープンしたリンクス梅田にある「たこ酒場 くれおーる」。早くも連日満員になっているこちらで、大阪人のタコ愛をがっちりつかんだメニューをご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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なんぼほどタコ好きやねん!大阪人をうならせる「リンクス梅田」のタコずくめの酒場へ

たこ焼き屋の調理風景は、もはや大阪の名物

大阪の玄関口、JR大阪駅北口にあるヨドバシカメラに隣接した複合ビル、ヨドバシ梅田タワー内にある「リンクス梅田」。2019年11月26日にオープンしたばかりのこちらは、ファッションや雑貨はもちろん、食いだおれを自称する味にうるさい大阪人の舌と心を味たす絶品料理の店まで完備しています。

ファッションからグルメまで、幅広い店舗が集う

大阪のグルメを堪能すべく飲食店が集まる地下1階の「おいしいもの横丁」へ。おっと、何やらド派手な風体のお店が……。

梅田のど真ん中にありながら、港町の食堂のような雰囲気の店内

さまざまなジャンルのお店がひしめき合う一角でひときわ目を引くのが、電飾もオブジェも“タコ一色”の「たこ酒場くれおーる」。ラテン語で“クリエイティブ”の意味を持つこの店は、大阪道頓堀の人気たこ焼き店「くれおーる」が手がけるタコ料理専門店なのです!

タコ料理って、こんなにバリエーションあるの!?

店内を見ればなるほど、看板に偽りなくタコだらけ。料理やお酒はもちろん、皿や店内のぬいぐるみに至るまでタコ一色。一種異様な光景に「なぜ、ここまでタコ一色なのだろう」と言葉を失っていたところ、店長である池谷(いけたに)香さんが解説してくださいました。

タコへの愛を熱く語る店長の池谷さん
店長・池谷さん
店長・池谷さん
「リンクス梅田のオープンに当たって、くれおーるも参入しようと思ったのですが、たこ焼きだけを出す店では面白くない。もともとウチのオーナーはアイデアを次から次へと出す方で、せっかくなので、タコばっかりのほんまにおいしい店を作ろうと思ったのが始まりです」

方向性が決まってから日本全国を渡り歩いてタコを食べまくったというオーナーさん。その中でお眼鏡にかなった産地からタコを集め、その活かし方をとことん考えて出来上がったのがこちらの店のメニューなのだとか。

北海道の水ダコから明石のタコ、遠くはモロッコから空輸されるものまで、5種類以上のタコを使用

奥深きタコの世界を知る、絶品メニューの数々

鮮やかな手付きで調理されるタコたち。どんなメニューが飛び出すのか、乞うご期待!

それでは、お待たせしました。「くれおーる」自慢のタコ料理、たっぷりとご堪能ください。あぁ、このぷりぷり感、瑞々しさを独占していることが本当に申し訳ない……。

意外と知らないタコの種類も、食べ比べれば納得!

「産地食べ比べたこ刺身盛り合わせ」(1480円)。北海道の柳ダコと水ダコ、モロッコ産の真ダコに明石の真ダコの4種類を一度に味わうことができます

「それぞれのタコの特徴をつかむなら、これがオススメ」と池谷さんが出してくれたのは、「産地食べ比べたこ刺身盛り合わせ」。身が締まり淡白な柳ダコに、弾力がありつつもしなやかで甘い身が楽しめる水ダコ、モロッコ産はプリッと小気味良い歯ごたえ。何より驚きは明石の真ダコ。噛むほどに繊維の奥から旨味がにじみ出てくる、絶妙な歯ざわりの肉質。明石がなぜ、タコの名産地と呼ばれるのか、その理由がわかります。

店長・池谷さん
店長・池谷さん
「北海道のタコは産地直送、明石のタコも信頼のおける仲買人から買い付けているので、その鮮度には自信ありです。モロッコ産のタコも吟味して、鮮度の良いものをお届けしているので、国産に負けない味わいですよ!」
食べ方は塩ごま油、梅の裏ごし、少し甘めの九州しょうゆと自分の好みで選ぶことができます

前代未聞のトリュフ風味たこ焼き!?

「トリュフ塩のたこ焼」(4個400円、8個800円)

続いては、定番のたこ焼きをオーダー。と言っても、今回頼んだのはソース味ではなく「トリュフ塩」で香り豊かに仕上げた一皿。熱々の表面はカリッと香ばしく、箸を入れると中はとろり、大ぶりのタコの身が中から姿を現します。焼き加減も抜群で、ソースなど何もかけない「素焼き」は、シンプルな生地の味にふわっと香る濃厚なトリュフ塩がよく合います。

店長・池谷さん
店長・池谷さん
「素焼きで食べてもおいしいのがくれおーるのたこ焼き。生地には7種の粉を混ぜ合わせているのですが、創業者以外はそのブレンドレシピを知らないんです。トリュフ塩は、現在のオーナーが考案したレシピ。意外なようですごく相性がいいんです。私も初めて食べた時は本当に驚きました」

辛さや油を受け止める、タコの実力を中華で再確認!

「たこ麻婆豆腐」 680円

何か一風変わったものをと頼んで出てきたのが、「たこ麻婆豆腐」。四川風のビリビリと辛い餡の奥からは、やはりタコの香り。ひき肉だけでなく、タコのミンチをたっぷりと使っているため、豆板醤や花椒の刺激をタコの出汁がどっしりと受け止めて、香りと旨味からなる複雑な味の層を作り上げてくれます。

店長・池谷さん
店長・池谷さん
「刺身を作った時に出る切れ端を贅沢にミンチにしています。本来、生で食べられる鮮度抜群のタコを使っているので、強い旨味が出てくれるんです。半生になった、トッピングのタコも食感が変わっておいしいですよ!」

寒い冬の鉄板メニュー! タコの出汁がおいしくする超絶品熱燗

「たこ酒」 680円

最後にお願いしたのは、料理ではなくてお酒。その名も「たこ酒」。タコの干物をさっと炙って焦げ目をつけたものを、熱燗の中に浸すこと1分。琥珀色のタコのジュースが染み出した、絶品の燗酒の出来上がりです。さらに、これを中ほどまで飲んだ時にカツオ出汁で酒を割り、一味をぱらりとふりかけるのがこちらの流儀。この味ばかりは、ぜひ店頭で。火傷するほど熱いのに、コップを持つ手も酒を煽る口も止まらなくなりますよ。

店長・池谷さん
店長・池谷さん
「オーナーが、東京でひれ酒やおでんの屋台で出される“出汁割り”を見て思いついたそうです。出汁と日本酒って、なんでこんなにおいしんでしょうね。ただ、すいすいと飲めてしまうので飲み過ぎてしまうのが難点です

オリジナルメニューの数々で、タコ愛にあふれたひとときを

ずらりと並ぶタコメニューは、ほとんどがオリジナル

タコに特化した豊富なメニューを提供している「くれおーる」。記事を読んでいるみなさんも潜在的に眠っていたタコ愛がふつふつと湧き上がってきたと思います。そもそも大阪人が、なぜこんなにタコ好きなのかというと、田植えが終わった7月上旬、「半夏生(はんげしょう)」の時期にタコを食べる習慣があったからではと言われています。そんなタコを、アテに良し、メインに良しとさまざまなスタイルで提供してくれるこちらで、ぜひ奥深きタコの世界を堪能してください!

取材・文=鷲巣謙介、構成=クエストルーム、写真=タケダ トオル

\なんぼほど好きやねん!な専門店/

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