芸能界カレー番長が仕掛けるモチモチ玄米カレーが旨すぎ【渋谷】

芸能界カレー番長が仕掛けるモチモチ玄米カレーが旨すぎ【渋谷】

2019/12/23

「前代未聞な旨いカレー店がオープンした!」との情報を聞きつけ、ライフマガジン取材班は東京の新名所・渋谷スクランブルスクエアへ…。出会ったカレーは、食べてびっくりのトッピングと旨さ。そして、そこには「芸能界のグルメ番長」の影が…謎カレーの秘密に迫った!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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渋谷スクランブルスクエアに、謎のカレー店が…

「寝かせ玄米とカレー&スパイス nuka(ヌーカ)」

「食べたら、絶対驚きますよ」

そんなカレーがあるとの情報を耳にして向かったのは、2019年11月に開業したばかりの「渋谷スクランブルスクエア」。グルメやファッション、展望施設「SHIBUYA SKY」、産業交流施設「SHIBUYA QWS」などなど、今注目の新施設だ。

そのショップ&レストラン地下2階「東急フードショーエッジ」に『寝かせ玄米とカレー&スパイス nuka(ヌーカ)』を発見。

玄米の店なのにカレー???
ひとまずイートインスペースへ。

「nuka」のイートインメニュー。オーダーは、物販レジで先払いするシステム

メニューは
ポークカレー
バターチキンカレー
あいがけカレー
の3択。ここは欲張って「あいがけ」をチョイス。そして気になる「スパイス卵」をトッピング。

目の前でライスに手際よくカレーがかけられ、いざ実食…と思いきや。

どんどん盛られていくトッピングたち

えっ!? トッピングがどんどん載せられていくんですが…。

ピクルスのようなもの、福神漬のようなもの、トマトのようなもの…どんな味になるのか想像もつかない。

「お待たせしました!」の声とともにカレーとご対面。

「ポーク&バターチキンのあいがけカレー」に「スパイス卵(150円)」をトッピング

これは鮮烈! バターと複雑なスパイスが織りなす立体的な香りが立ち上ってきた。ライスが見えないほどたっぷりな2つのカレーソースと、こんもり盛られたトッピングの野菜たちが、旨いオーラをギンギンに発している。

まずは「ポークカレー」から口に運ぶと…

ピリ辛な「ポークカレー」と、驚きのライスが!

スパーンと突き抜ける辛さと、豚ひき肉のまろやかさが口じゅうになだれ込んで…ん!? 何だこのライスは、驚くほどモチモチしている!

「nuka」スタッフさん
「nuka」スタッフさん
こちらは特殊製法でモチモチに仕上げた「寝かせ玄米」に、胚芽押し麦をブレンドしています。

カレーにモチモチの玄米!?
サラサラのインディカ米、フワフワなナン、粘りのあるジャポニカ米…歴代のカレーの相棒たちとはまったくの別世界。だがカレーソースは、とろみ、辛さ、スパイシーさ、どれをとってもモチモチの玄米と絶妙にマッチしている。

風味豊かな「バターチキン」

もうひとつのカレーソース「バターチキン」のコクやパンチも、モチモチ玄米が余裕で受け止める。バターが濃厚に香りつつ辛さはマイルド。柔らかく仕上げたチキンがジューシーなのも嬉しい。

ところ狭しと盛られたトッピングにも注目。酸味や辛味が繰り出す味の変化球が楽しい。

「紫キャベツとレーズンのリンゴ酢和え」はカレーソースと混ぜると辛さが落ち着き、スパイシーな輪郭がくっきり。「玉ねぎのアチャール」は酸味と刺激の飛び道具、「自家製福神漬け」は際立つ酸味が舌をリセット
卓上の「レモン酢」を垂らせば、きりりと爽快感が。「青唐辛子ナンプラー」はナンプラー独特の香りはそのままに辛味を立たせた調味料。どちらもカレーソースに垂らせばパンチが加わり、後半戦にスピード感が増す

最後はカレーソース、玄米、トッピングが渾然一体、旨味と刺激のカオスを駆け抜けて完食。スリリングなジェットコースタームービーを見終えたような気分だ。

「こんなカレーがあるとは…」ふと、カウンターの上に目をやると…

んっ!?
「ホフディラン・小宮山雄飛氏がアドバイザーに就任!」

年に200軒のカレー屋を巡り、カレーレシピを3冊上梓、ついには自分のカレー店を渋谷にオープン。カレーマニアとしても知られる芸能界のグルメ番長・小宮山雄飛氏が「開発アドバイザー」だった!

これはもう、根掘り葉掘り聞くしかない、このカレーの秘密を!

「渋谷でカレー屋やるなら、この人に聞け」

小宮山さん(左)と、株式会社結わえるの荻野さん(右)

ということで小宮山雄飛さんにお越しいただいたのですが…このカレーって、何なんですか?

小宮山雄飛さん
小宮山雄飛さん
『寝かせ玄米』というおコメに合うよう作ったカレーです。まずはおコメの話を、お店の荻野さんから。
株式会社結わえる 代表取締役・荻野芳隆さん
株式会社結わえる 代表取締役・荻野芳隆さん
この『寝かせ玄米』は10年前に弊社が開発した、今までにないモチモチな食感を生む特殊製法の玄米です。玄米にはカレーが合うので、『寝かせ玄米』とカレーそれぞれのレトルトパックをセット販売していたら好評でして、それなら思い切って「カレー屋をやろう!」と思い立ちまして…。
「nuka」店頭でも人気の「寝かせ玄米」パック
荻野さん
荻野さん
で、ある知人から「渋谷でカレー屋やるなら、この人に聞いたほうがいい!」と言われて紹介されたのが…。
小宮山さん
小宮山さん
僕だったと。その知人の方、たまたま僕と同じ美容室だったというだけなんですけども。

まさかの美容室つながりで、カレー屋さんの開発アドバイザーに就任。人生分からないものです。

「寝かせ玄米」と小宮山雄飛カレーのマリアージュ
荻野さん
荻野さん
カレーは「バターチキン」と「ポーク」で行くのは決めていたんですが、それをどうやって「寝かせ玄米」に合わせていくか、というところで小宮山さんにアドバイスをいただきました。
小宮山さん
小宮山さん
「毎日食べても飽きない、身体が喜ぶ美味しいカレー」というコンセプトを立てて、モチモチな「寝かせ玄米」にあう、サラサラしすぎずモッタリもしないちょうどいよいバランスのカレーソースを追求しました。

自分の店だったら、こんなに入れない(笑)

玄米に合わせるカレーということで、ヘルシーさを意識しました?

小宮山さん
小宮山さん
日本のカレーは脂や小麦粉入って重いものが多いんですけど、本来のカレーは基本的に健康食なんですよ。インドでも医食同源ということで。スパイスには漢方の処方で使われるものもありますし、特に気にしなくともヘルシーな方向になりましたね。最終的には10種類以上のスパイスを組み合わせています。

トッピングがとても多いですよね。「追加料金取られるんじゃないか?」と不安になるくらいどんどん盛られました(笑)

(左から)「自家製福神漬け」「カラフル野菜のワインビネガー和え」「玉ねぎのアチャール」などの「副菜」
小宮山さん
小宮山さん
僕たちは「副菜」って呼んでます。カイワレに刻みネギを混ぜたり、福神漬は野菜を漬けるところからやったり…と、お店には申し訳ないくらい、すごい「ひと手間」が加わってます。自分がやってる店だったら、こんなに副菜入れない(笑)
荻野さん
荻野さん
全部手作りしているから、店は大変なんです(苦笑)

でも、よくこれだけ複雑なメニューができましたね?

小宮山さん
小宮山さん
僕は「アドバイザー」なので、言うだけ言おう、と。
(開発の途中で)僕が「これ、福神漬とか足したほうがいいんじゃないですかー?」とか気軽に言ってたら、お店の方たちが「それだと原価が…」「調理の手間が…」とかざわついて(笑)。本当、何も考えずに言ってたんで、「申し訳ないな…」と思いながら後ろに隠れてました(笑)。
気軽に言うだけ言うアドバイザー
荻野さん
荻野さん
でも、「まずは理想形を作ろう」と。結果、見た目も味もバランス良くでき上がったので、そこから調整して、原価はギリギリ大丈夫になったんですが…やっぱり手間ですね(笑)
小宮山さん
小宮山さん
大変良く頑張って、作り上げていただきました。

チャーハンとカレーの決定的な違い

では「あいがけ」を召し上がっていただきながら、おいしい食べ方を教えてください。

いざ「あいがけ」実食!
小宮山さん
小宮山さん
「バターチキン」は割とこってりしているので、あっさりめな「ポーク」から食べた方がいいですね。「副菜」はひとつひとつの役割があるので、いきなり混ぜず個々の味を確かめながらカレーとなじませると、味変させながら食べ進められます。
「副菜」での味変が楽しい
小宮山さん
小宮山さん
キャベツや福神漬は甘み、アチャールは酸味と辛味、ビネガーは酸味、かいわれやトマトはフレッシュ感、フライドオニオンは香ばしさ…「副菜」は、味も意味合いも全部違います。
卓上の「レモン酢(左)」と「青唐辛子ナンプラー」はご自由に
小宮山さん
小宮山さん
卓上の「レモン酢」と「青唐辛子ナンプラー」も味変にいいですね。最終的には全部混ぜていくと完成する感じです。

混ぜたら完成、って奥深いですね。

小宮山さん
小宮山さん
たとえばチャーハンって最初から最後まで同じ味ですけど、カレーは「酸味はこれで」「甘みはこれで」といったんバラして、自分が食べていくうちに最終的に口の中で味が完成するのがおもしろいんです。ぜひ「副菜」を使いこなして、お好みの味を作ってみてください。

この場でベストな美味しいカレー

「うまい…」

開店して1ヶ月半ほど経ちましたが、評判はいかがでしょう?

荻野さん
荻野さん
3種類とも評判いいですね。「玄米をとりあえず食べてもらうカレー」ではなく、「カレーフリークが食べても評価されるカレー」にしたかったので、雄飛さんにアドバイスをもらえて完成度が上がりましたね。
カレーはテイクアウトもOK。「寝かせ玄米は食べごたえがあるから、満腹感、満足感も相当ありますよ(小宮山さん)」
小宮山さん
小宮山さん
渋谷スクランブルスクエアに来るお客さんをイメージして「辛さはこのくらいがいいだろうな」とか「女性が多そうだから野菜を増やそう」とか考えて「この場に一番合っている一番美味しいカレー」にできたかな、と。自分でいうのもなんですが、このカレー、めちゃくちゃ旨いですよ。

今後はメニューも増やしたり?

小宮山さん
小宮山さん
いまの「ポーク」と「バターチキン」をベースに、ここからさらにもっと拡げたらおもしろいかなと。例えば月替り、週替りとか。お弁当もやってみたい…ですね(と荻野氏を見る)。
荻野さん
荻野さん
(苦笑)
カレー番長、次の一手は?

「nuka」と小宮山さんが切り拓く新しいカレーの世界から、ますます目が離せなくなりそう!
まずは渋谷スクランブルスクエアに行って、モチモチ玄米と「手間のかかりすぎる」カレーを体験してみて。

(取材・撮影:Yahoo!ライフマガジン編集部)

『nuka』カレーメニュー
・ポークカレー(1080円)
・バターチキンカレー(1080円)
・あいがけカレー(EI:1380円、TO:1354円)」
※価格は税込。EIはイートイン料金、TOはテイクアウト料金

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