誰かに話したくなる超ユニークなスーパー銭湯3選

誰かに話したくなる超ユニークなスーパー銭湯3選

2016/10/18

ひとくちにスーパー銭湯といえども、その種類はたくさんあるが、ほかにはない特徴やサービスを持つユニークな銭湯はやっぱり気になる! そこで今回はそんな変わり種の銭湯を3つご紹介しよう。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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【ココがスゴイ】

1.お風呂とカフェの”ハイブリッド”
2.都内で最も黒いお湯
3.まさかのプロジェクションマッピング


雨の日に”湯”ったり過ごしたいあなたへ

1.『おふろ cafe utatane』(さいたま市)

はっきり言ってしまおう。こちらのお店はアクセスの良さからはほど遠い。都心からだと、まずは大宮に出て、そこからさらに電車で一駅。駅からも10分歩く。それなのに、この施設には連日多くの客が訪れている。パンフレットにはこう書いてある。「温泉と究極のまったり空間」。そこにはいったい何があるというのか……?

というわけでやってきたのは『おふろ cafe utatane』

大宮駅から埼玉新都市交通ニューシャトルに乗って一駅。「鉄道博物館駅」を降りて線路沿いを10分ほど歩くと、右手の高架下に洒落た建物が見えてくる。オープン前だというのに店の前には行列ができている。さらに開店してからもひっきりなしに客が訪れるのがわかる。その多くは若者だ。中に入ってみよう。

いきなり目に飛び込んできたのはお酒が並ぶガラスケース
どうやらお酒の量り売りをしてくれる機械のようだ
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スタイリッシュな設備

この施設はお風呂とくつろげるカフェが合体したおふろcafeだ。もともとあったスーパー銭湯をリニューアルして現在の形になったのは3年前。「インドアのテーマパークを目指しました」(支配人・新谷さん)というように。お風呂だけでなく、室内で楽しく過ごせる機能も融合させた、かつてないエンタメ施設なのだ。

お風呂はもちろん本格的。露天風呂は関東有数の名湯「白寿の湯」からの運び湯を使用しており、冷え性や疲労回復に効果が期待できる
お湯の圧力で全身をほぐし、血行を促進するジェットバス。肩凝りにオススメ

お風呂を楽しんだあとが本番だ。この施設にはインドアで長く過ごせるための用意がたくさんあるのだ。

マンガは驚きの品揃え。雑誌や書籍も置いてある
誰しもが憧れた夢のハンモックもある
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施設の従業員が心を込めてセレクトした本が並ぶ

一人客もいるが、グループで訪れる客も多い。過ごし方は人それぞれだ。お風呂に入る人もいれば、いきなり館内着に着替えてゲームに興じるグループも。Wi-Fiも完備しているので、仕事を持ち込む男性もいる。お風呂に入ってゴロゴロ、漫画や雑誌を読みながらウトウト、旅行雑誌を読みながら友人と旅行計画を立てるのも楽しそうだ。

人気のロフトスペース。天井は低く照明も暗め。屋根裏部屋のような雰囲気に心が躍る
ハロウィンも近いということで仮装グッズも充実

さいたまスーパーアリーナや都心で行われるライブ帰りに利用する人も多いとか。たしかに、友達と過ごすならホテルに泊まるよりも安あがりだろう。1人の時間を大切にしたい人も、友達とくつろぎながら過ごしたい人も、自分だけの楽しみ方を見つけられる「おふろ cafe」。ぜひとも足を運んでみてはいかがだろう。

※期間限定で割引クーポンを用意、是非ご利用ください

「おふろ cafe utatane」で10月31日(月)まで利用できるクーポンを用意。入館時にこのクーポン画面を提示してください(スマホ1台につき1名様のみ有効・印刷不可)

おふろ cafe utatane

住所:埼玉県さいたま市北区大成町4-179-3
アクセス:
鉄道博物館駅[出口1]から徒歩約11分
日進駅[出口]から徒歩約16分
電話番号:048-856-9899
営業時間:10:00~翌9:00(最終受付8:30)
料金:
フリータイム入館/大人(中学生以上)1260円
ほか、会員割引、深夜追加料金などあり

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


その黒さに圧”湯”! 都内で最も濃い黒湯を楽しめる

2.『北品川温泉・天神湯』(品川区)

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京浜急行新馬場駅から徒歩5分。旧東海道に近い幹線道路沿いにある

経営者が高齢のためいったんお休みしていた銭湯をリニューアルオープンしたのが2009年。現在『天神湯』の責任者を勤める岡村周明氏は、「銭湯は料金が決まっていますが(東京都の場合は460円)、その中で非日常のラグジュアリー感を出したかった」と設計士に頼んでこの施設をつくり上げた。スタイリッシュな内外観もそうだが、この銭湯の売りは「黒湯」だ。

関東、特に大田区周辺でよく湧出する黒湯で、都内南部ではそんなに珍しいものではない。だが、ここのお湯はほかの銭湯とはちょっと違う。なぜなら都内でいちばん色が濃いのだ。

ロッカールームは新しく清潔感にあふれている
広々とした浴室内。新しいカランに風呂桶。奥に見えるのが例の黒湯だ
沸き出す黒湯。なぜこんなに黒いのか。その理由は黒湯に含まれる腐植質にある
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まるでコーヒーのようなお湯

とあるテレビ番組が東京の銭湯を調査したところ、天神湯の黒湯に腐植質の含有量が最も多く含まれていることが判明したのだ。腐植質とは植物の枯死体が微生物の働きにより分解されてできる物質のことで、その含有量によって透明度は異なる。

都内で最大級の腐植質が含まれている天神湯のお湯はご覧のとおり真っ黒だ。

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銭湯を切り盛りする岡村さん兄弟はとても仲良し。もともとアパレル関係の仕事をしていたとか

真っ黒な湯の評判が今や日本中に広まったおかげで、羽田空港からこちらのお湯に直行するお客さんもいるとか。しかもモダンできれいな内装と黒湯が評判を呼び、連日多くの人が訪れる人気施設だが、週に一度は老人向けの健康増進イベントを開催するなど、昔ながらの銭湯としての役割も大切にしている。また、深夜0時まで営業しているとあって、夜は仕事帰りのサラリーマンからも重宝されている。

いつまでも地元の人にとってかけがえのない場所であってほしい。そう思わせてくれる素敵な銭湯がここにあった。

受付は1Fで浴室は2Fだが、バリアフリーでエレベーターも完備

北品川温泉・天神湯

住所:東京都品川区北品川2-23-9
アクセス:
新馬場駅[北口]から徒歩約4分
北品川駅[出口]から徒歩約8分
天王洲アイル駅[南口]から徒歩約11分
電話番号:03-3471-3562
営業時間:15:00〜24:30(最終入場24:00)
定休日:金曜日
入浴料金:大人460円 小学生180円 未就学児80円

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


とにかく”湯”ニークな銭湯

3.『久松湯』
(練馬区)

さてこちらは何の建物でしょう。美術館? 図書館?
正解は銭湯!
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受付前と休憩所には床暖房を完備しているので、冬でも湯冷めしにくい

2014年にリニューアルオープンした『久松湯』は天然温泉を楽しめる銭湯だ。人目を引くスタイリッシュな外観は店主である風間さんの「地域の名物にしたい」という熱い思いによるもの。銭湯とはまったく無縁の建築会社に施工を頼んで、かつてない銭湯をつくりあげることに成功したのだ。

壁の白さと天然光の明るさで開放感のある浴室内。露天風呂には地下1500メートルから掘削した源泉を使用している
「雑木林の中の銭湯」をモチーフにしており、洗い場の窓からは緑が見える

そして、この銭湯最大の目玉が、日没から行われるプロジェクションマッピングだ。浴室内の壁面を利用して行われるこの演出は、もちろん銭湯業界で初めての試み。お湯の動きに着想を得てつくられた作品は全部で4パターンあり、約15分にわたって見ることができる。

作品を制作したのは世界を舞台に活躍するアーティスト集団「アトリエオモヤ」
作品は「ゆのみち」と名付けられ、滴り、溜まり、漂い、流れ落ちるその瞬間を表現している。天井の菱型模様は風間家の家紋に由来するという
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明るくて元気な風間さん

東日本大震災が起こったことをきっかに、銭湯の公共施設としての役割を考えたという風間さん。「銭湯は地域のコミュニティの場である」という先代の理念を改めてコンセプトに落とし込んで、2014年5月に今の施設ができあがった。天然温泉、建物、そしてプロジェクションマッピング。それらを求めて、今日も多くの客が訪れる。銭湯を次の世代につなげたい。風間さんの思いは決して消えることはないだろう。

天然温泉 久松湯

住所:東京都練馬区桜台4-32-15
アクセス:西武池袋線 桜台駅[北口]から徒歩約4分
電話番号:03-3991-5092
営業時間:11:00〜23:00
定休日:火曜日
料金:
大人(12歳以上)460円 中人(小学生)180円 未就学児80円
サウナ別料金400円

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

今回ご紹介したとっておきの3つの銭湯。どれも今すぐ行きたくなるところばかり。週末の天気は良好、気分は上々。さて、今週末はどこへ行こう。

取材・文/キンマサタカ(パンダ舎)

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