国内外へ高崎市をPRするアンテナショップ高崎じまん

国内外へ高崎市をPRするアンテナショップ高崎じまん

2020/01/14

高崎オーパ内1Fと7Fにオープンして2年、メイド・イン・タカサキを発信する場所として、着々と知名度を上げている高崎じまん。500種類以上のアイテムを販売し、高崎産を使った食事を提供する両店の魅力を、店舗に関わる皆さんに聞いた。

中広

中広

群馬県の玄関口の高崎駅に高崎産に特化した店を出店

高崎で作られたおいしいものや土産品などが一堂に会する店、高崎じまん。運営するのは、一般社団法人高崎観光協会(以下、観光協会)だ。地産地消から一歩進んだ地産他消を目指し、高崎生まれの商品を集めたアンテナショップとして2017年にオープンした。

開店場所として選ばれたのは、同年に高崎駅前に開業した商業施設の高崎オーパだ。高崎駅は、群馬県の玄関口として県内外の人が多く行きかう。駅からペデストリアンデッキで直結しているアクセスのよさに、白羽の矢が立った。

また同年は市内に高崎アリーナができた年でもある。世界レベルの大会やプロスポーツに対応できる大規模な体育館の稼働が、多くの外国人客を呼ぶのも期待した。

「開館当初は高崎オーパ1階に、セレクトショップの高崎じまんと、7階に飲食店の開運たかさき食堂(現CAFE高崎じまん)を出店しました」と話すのは、観光協会の内田蘭さん。「郊外にある小さなお店が、駅前の好立地に支店を出すのはなかなか難しいものです。けれど高崎じまんに商品を出せば、市外の人や県外、国外の人に知ってもらえる。そんな場所作りを目指しました」と、語る。

高崎じまんは、来店者だけでなく出店者にも良い効果をもたらした。顕著なのは商品パッケージのデザインだ。他社商品と一緒に陳列されるのを見て刺激を受け、もっと手に取ってもらえる工夫をしようという気持ちを持つ出店者が増えた。季節に合わせたパッケージや、洗練されたデザインに変更するなど、互いが切磋琢磨する場にもなっているそうだ。

内田蘭さん

内田蘭さん

一般社団法人高崎観光協会

梅タル三ツ星ソース

高崎を象徴する土産と朝採りの新鮮な野菜が揃う

1階の約57坪の店内に、朝採れたての野菜から加工品、手工芸品など161社500アイテム以上が並ぶ。

店内でひときわ目を引くのが、さまざまな大きさのだるま高崎市は全国有数のだるまの生産地であり、眉と髭がそれぞれ鶴と亀を模しているのが最大の特徴だ。

群馬達磨製造協同組合の理事である旭剛正さんは、「高崎市には60社70人のだるま職人がいます。他の地域にはこれほどの人数はいないでしょう」と、笑顔で語る。外国人から特に注目を浴びており、購入者のすそ野が広がるのに合わせて今後は、オブジェとしての、だるまのデザインやカラーリングのものも作っていく予定だそうだ。

1階奥には野菜の揃う一角がある。いずれも市内の生産者から、収穫したその日に納品されたものだという。野菜のそばには生産者の顔写真が貼られ、親しみやすいような工夫もされている。

野菜売り場を担当する森尻真史さんは、高崎市農林課と連携して野菜の生産者の選定や売り場の切り盛りにあたる。

「広い売り場ではないので、自分の野菜をPRする場として活用していただいています。生産者の皆さんは意欲があり、試験的に作ったものを置く人もいるんですよ」と、森尻さん。目新しい野菜が納品されたら、試食会の場を設ける時もあるという。

採れたての野菜のため、買い求める人は市内の人が多い。なかには生産者を指名して買う人もいるそうだ。

1階の店長を務める金子沙織さんは、「お客様は女性が多いため、今後の課題に男性の入りやすいお店作りを掲げています」と笑顔を見せる。

高崎オーパ1階にある高崎じまんのスタッフの皆さん。前列右が店長の金子沙織さん、後列右が森尻真史さん。後列左から2人目は、群馬達磨製造協同組合理事の旭剛正さん

高崎産の食材で作られるスイーツとご飯ものが人気

7階が高崎名物焼きまんじゅうを日常的に食べられるCAFE高崎じまんへと、リニューアルしたのは2018年。焼きまんじゅうをベースにしたスイーツの展開、1階でも販売する高崎野菜を使ったパスタ、丼ものの食事などを提供する。どれも店の創作料理で必ず高崎産の食材を使っているのがポイントだ。

じまんの彩り6種盛り

「サラダのドレッシングも高崎産の野菜からつくっているんですよ」とほほ笑むのは、調理も担当する店長の普天間昭乃さん。

一番人気のメニューは焼きまんじゅうパラダイス。焼きまんじゅうに、みるく工房たんぽぽのジェラートを乗せ、季節の果物で飾ったスイーツは焼きまんじゅうの甘じょっぱいたれと、すっきりしたジェラートがよく合うと大好評だ。

7階のCAFE高崎じまんのスタッフの皆さん。中央は店長の普天間昭乃さん。手にしているのは焼きまんじゅうパラダイス

同店には、焼きまんじゅうを祭りやイベントの時だけでなく、身近なおやつとしていつでも食べられる、親しみやすい店としての期待がかかる。

カリッとまんじゅう(シナモン/きなこ)

最近は食事メニューを増やしたため来店者は、男性も増えているのが嬉しいと、普天間店長。

市外、県外の人のみならず、市内の人にも新しい発見と提案の場として機能する高崎じまん。立ち寄ってみれば改めて、高崎市の良さを見つけられるはずだ。

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中広

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中広は岐阜に本社を置く広告会社です。 地元の情報を各戸配布のハッピーメディア(R)『地域みっちゃく生活情報誌(R)』のブランドで発信しています。

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