福井の伝統工芸品『越前漆器』歴史・工程・体験施設などをご紹介

福井の伝統工芸品『越前漆器』歴史・工程・体験施設などをご紹介

2020/01/19

福井県の伝統工芸品の一つ『越前漆器』。1500年以上もの歴史がある越前漆器は、現在では業務用漆器(ホテルやレストランなどで使用される漆器)において、全国で80%ものシェアを獲得しています。そんな越前漆器の概要、歴史、産地などについてご紹介します。

Dearふくい

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越前漆器とは

越前漆器

主に福井県鯖江市の河和田地区で作られている漆器で、昭和50年に伝統工芸品に指定されました。

また、ホテルやレストランなどで使用される業務用の漆器において、全国で80%ものシェアを獲得しています。

越前漆器の歴史

足羽山にある継体天皇像

越前漆器の歴史は、1500年以上前にまでさかのぼります。

第26代継体天皇が今立郡味真野(現在の越前市)に来た際に、河和田の職人に冠の塗り替えを頼みました。
その際、職人が冠と一緒に手塗の黒塗の椀を献上し、その出来栄えに感動した継体天皇が漆器づくりを奨励したことが始まりと言われています。

さらに、江戸時代から明治時代頃には漆掻き職人が全国をまわり、最盛期には全国の漆掻きの半数が福井(越前)の人間だったとされています。
日光東照宮建立の際には、徳川幕府が福井の職人に対して漆液の採集を命じたんだそうです。

越前漆器の技法

越前漆器

越前漆器の工程は大きく分けて木地製作、塗り、加飾の3工程があります。

工程ごとに、木地師、塗師、蒔絵師、沈金師といった熟練の職人さんがいて、分業制が確立しています。

越前漆器のまち・鯖江市河和田

鯖江市河和田

少しでも越前漆器に興味を持ったら、福井県鯖江市の河和田(かわだ)地区を訪ねてみませんか?

河和田は、鯖江市の東部にある、人口4,400人ほどの山あいの集落です。

自然豊かなこのまちには、鯖江市の三大地場産業でもある眼鏡、漆器の工房・会社がずらり。
『漆器』『うるし』などの看板が次々と目に入ってきます。
少し歩くだけで、職人さんの息づかいまで感じられるような気持ちに…。

最近では、デザイナーや作り手志望の若い人も続々と移住しており、伝統工芸品と現代風のデザインを掛け合わせた新たなプロダクトも続々と生まれています。

また毎年秋には、工房が一般に公開されたり、体験型ワークショップ、トークイベントなどが楽しめるものづくりの祭典『RENEW』が開催されるので、そちらもおすすめです!

越前漆器を知る・見る・体験するなら『うるしの里会館』

うるしの里会館

河和田にある『うるしの里会館』には、越前漆器の作り方展示や見学が出来る工房、体験スペース、ショップなどがあります。

沈金や拭き漆、絵付け体験もできるので、世界で一つだけの越前漆器をお土産にできますよ。

江戸しおり

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