売り切れ必須!夫婦で営む名古屋の新パン屋『SIBERIA』

売り切れ必須!夫婦で営む名古屋の新パン屋『SIBERIA』

2020/02/19

2019年12月16日、名古屋市昭和区は白金公園の近くにオープンしたパン屋さん『SIBERIA(シベリア)』。仲睦まじい夫婦で営まれる小さなパン屋には、開店の朝8時からお客さんが入れ代わり立ち代わり、途切れることなく訪れる。早くも地域に根差すこの店の魅力を探ってみた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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かっこいい佇まいと店主が毎日作る種類豊富なパンが自慢

”シベリア”という店名は、覚えやすくて響きが気に入ったのでと名付けられたそう

名古屋市昭和区にオープンしたパン屋『SIBERIA』。近くには公園もあり、ファミリーが多く住むエリアだ。長年のパン屋での勤務経験を積んだご主人の念願叶ってのオープンとなる。夫婦2人で、忙しくかつ丁寧に営まれている。

店主が毎日工房で手づくり 名物パンをご紹介

木のオリジナルカウンターに焼きあがったパンがずらりと並ぶ
毎日のラインナップは30~40種ほどにのぼる

毎朝3時から仕込みがスタート。朝8時のオープンに間に合うよう、店頭奥の工房でパンが焼かれていく。「有難いことに毎日売り切れで店を閉めています。店頭に並ぶパンはその日に作った出来たてのものにこだわっています」とご主人。

看板メニューは愛らしい表情が魅力の「くまパン」

気まぐれでハートのチョコレートが付いている時がある。「くまパン」(250円/税込)

「店の“マスコットキャラクター”や“トレードマーク”となるようなキャッチーな商品を作りたかった」との思いから生まれたという、可愛い表情がなんとも愛らしい「くまパン」。ふわふわのチョコパンに自家製チョコクリームがサンドされ、一見子供向けのように見えるが、甘さ控えめで大人でも美味しくいただける。加えているクッキーは奥様が担当。

店のラベルシールやパッケージなどにもイラストで登場

売り切れ必須なので予約がオススメ!「湯種食パン」

食パンは事前に支払い済みの場合に限り、予約が可能

食パンは、オープンと同時に店頭に並び、午前中には売り切れてしまうほどの人気商品。バターや生クリーム、卵など動物性の材料を使わない代わりに、1日以上の手間がかかる湯種製法を採用した「湯種食パン」(1本・600円/税込)が定番。また、生クリームを使ったリッチな味わいの「生クリーム食パン」も夕方に登場することがあるのだとか。

圧巻のラインナップが楽しめる!天然酵母のカンパーニュ

今まで生み出されたカンパーニュは約15種類にも及ぶ

11時30分ごろから順次焼きあがるハード系のパン。中でもカンパーニュの品揃えが豊富なのがこの店の特長だ。あんことミルククリームが入った「小倉ミルク」や、レーズンとシナモンシュガーがたっぷり入った「シナモンとレーズン」、「りんごと紅茶」「オレンジとチョコレート」などスイーツ系から、角切りベーコンとゴーダチーズが入った「ベーコンとチーズ」などの食事系まで様々。

どんな食事にも合うプレーンタイプももちろん用意。「カンパーニュ」(550円/税込)

店頭に並ぶのは毎日10種ほど。外はバリバリ、中はもちもちとした食感が楽しめ、噛みしめるほどに小麦の美味しさが口の中に広がる。

取材中、年配の方が買っていかれるのを目にしたので店主に尋ねると「うちのカンパーニュは中がもちもちしていて食べやすいので、年配の方もよく購入いただいています」とのこと。

一番人気はショウガの砂糖漬けを使った「カンパーニュ ショウガとホワイトチョコ」(250円/税込)。ショウガの辛みと甘みが絶妙でクセになる

その他にもまだまだある、おすすめパン

手のひらサイズのコロンとしたサイズ感がかわいい。ソフトフランスを使った「ミルクフランス」(220円/税込)
もっちり食べ応えのあるパンに、あんことバターを挟んだ「あんバター」(250円/税込)
バターにきな粉をまぶしてあるのが『SIBERIA』流!
ふわふわの生クリーム食パンを贅沢に使った「ピザ」(280円/税込)
ソーセージにザワークラフト、チーズ、フライドオニオンを挟んだアメリカンな味わい「ホットドッグ」(300円/税込)

オープンの8時にまず並ぶのが、食パンやあんバターなどのソフト系や、惣菜パン。そして、11時30分ごろから随時出始めるのが、カンパーニュなどを中心としたハード系のパンだ。食パンや惣菜パンはお昼には売り切れてしまうことが多いので、欲しい商品に狙いを定めて来店をするのがオススメだ。

注文はカウンターに並ぶパンを見ながら口頭で注文、スタッフがトレイに取ってくれるシステム

『SIBERIA』オリジナルブレンドの珈琲も販売

夫婦それぞれが好む「ケディバシュカン」の珈琲の味わいを掛け合わせて作られた「シベリアブレンド」
手描きのイラストが可愛いパッケージ

店内ではパンの他に、夫婦行きつけの常滑のカフェ「ケディバシュカン」焙煎の『SIBERIA』オリジナルブレンドコーヒーも販売している。現在はドリップバッグや豆の販売のみだが、ゆくゆくは店先で飲めるよう、淹れたてを提供したいと考えているそう。

かっこいい空間も『SIBERIA』の魅力のひとつ!

パンが並ぶアンティーク調のカウンターは、なんとオーダーメイドしたオリジナル。手彫りの模様が味がある
店主が作るパンたちとも調和するさりげないインテリアがお洒落

名古屋のヴィンテージショップ「STORE IN FACTORY」と「TAKE THREE」が手掛けるお店のデザインは、無骨さと木の温もりを併せ持つ空間。かっこよくておしゃれな雰囲気ながら、男女問わず気負いなく訪れることができてお客を選ばないのが魅力だ。

袋にはお店のチラシが入る

「たまに行くお洒落なお店ではなく、毎日気軽にふらりと訪れることができるお店でありたい」と語る店主。価格設定がリーズナブルなのもその理由からだ。取材中も、近所の親子やおばあちゃん、おじいちゃん、昼休憩には近くの会社員たちがパンを買いに来るなど、老若男女幅広いお客さんが訪れるのを見ることができた。

白金公園のすぐ近くに佇む

「今後もどんどん新しいパンを増やしていきたい」と、今後も進化が見られそうな予感。値札カードは奥様のお手製で、「ほんとのことを言うと、(値札カードを作るのが大変だから)しばらくは種類を増やさないでほしい(笑)」とほほ笑む奥様。夫婦の連携プレイで営まれる温かい雰囲気が居心地よく、これも地域の人々に親しまれているの一つの理由かもしれない。

取材・文/稲垣朱乃
撮影/水野由佳

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