オープン1カ月で早くも常連が集う名古屋金山の癒し系大衆居酒屋

オープン1カ月で早くも常連が集う名古屋金山の癒し系大衆居酒屋

2020/02/21

2020年1月にオープンした「大衆酒場 ごりべぇ」。焼き鳥が70円から味わえる手ごろさと暖かな接客で、早くも人気を集めている。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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広々としたカウンターと、アットホームな雰囲気

「大衆酒場 ごりべぇ」外観。かわいらしいイラストと大きなのれんが目印

「大衆酒場 ごりべぇ」は、名古屋市内の交通の要所である金山総合駅から徒歩11分ほど。名古屋市バス停留所の八熊通からはすぐ目の前の場所にある。

店の売りは、炭火の焼き鳥とみそおでん。「大衆酒場なので、豪華というよりは親しみのある普通のメニューで、でもお客様に美味しいと思っていただけるような料理を出したいんです」と、店主の清水祐貴(まさき)さんは語る。

広々としたカウンターが10席、座敷は計16席ある

清水さんは、居酒屋を営んでいた祖父の影響で、自分の店を持ちたいとずっと思っていたんだそう。サラリーマンとして働きながら、週末などにさまざまな店で修行を重ねた。9年目にしてこの物件に出会い、奥さんを説得して念願の店をオープンするに至ったのだとか。

「自営業は心配だし、そりゃ最初は反対しますよ(笑)」と笑顔で話す奥さんも、今では祐貴さんと共に店を切り盛りしている。

錦爽どりの焼き鳥が1本70円から!魅力は価格だけじゃない

焼き鳥には、愛知県の銘柄鶏である錦爽どりを使用。「いろいろと食べ比べた中で、肉質が柔らかくプリプリとしていてジューシーな錦爽どりが1番焼き鳥に向いていると思って。生でも食べられるくらい新鮮なものを仕入れています」。

仕込みの様子。炭火で丁寧に焼いて提供する

中でも人気なのは、「ねぎま」(1本170円/税抜き)と「レバー」(1本150円/税抜き)。そして目玉は1本70円(税抜き)というリーズナブルな価格で提供している「かわ」だ。かわはパリパリの食感に仕上げるために、弱火からじっくりと焼いているという。焼き鳥はそれぞれ塩かタレを選べる。

「おまかせやきとり盛り合わせ」(4本・490円/税抜き)。手前からヒザ軟骨、かわ、レバー、手羽先※内容は日により異なる

生粋の名古屋人が追求する、本当においしいみそおでん

みそおでんは奥さん自慢の一品だ。生粋の名古屋人である2人は、こってりした赤味噌が大好きなんだそう。

「誰でも食べやすいように、あっさりとしたみそおでんを出す店も多いけど、うちではまず自分たちが本当に美味しいと思える味を追求したくて」と、みそおでんに使う味噌は、赤味噌のみにこだわった。

店内には味噌のいい香りが漂う

2日間じっくりと煮込んでおり、色は真っ黒!確かにこってりとした味わいではあるものの、見た目ほどは濃くなく、意外と食べやすい。
特に「大根」(120円/税抜き)は中まで存分に味がシミシミで柔らか。食べると大根の旨味と味噌の甘さがホロホロと口の中に広がり、なんだか幸せな気持ちになる。

「おでん盛り」(5種・580円/税抜き)。写真はとろとろ半熟玉子、大根、牛すじ、厚揚げ、こんにゃく※内容は日により異なる

串カツのソースは奥さんの思い出の味

ビールやレモンサワーに合う揚げ物にも注目。串ものや唐揚げ、春巻きなどが並ぶ中、特にピックアップしたいのが串カツだ。

串カツの味付けは、ソースと味噌の2種類から選べる。味噌も自家製なのでもちろんこだわりがあるが、奥さんの一押しはソース。使用している「七宝タカラソース」は奥さんの地元である七宝町で愛されてきた地ソースなんだとか。

「串カツ」(100円/税抜き)

「七宝町にある製造元は廃業してしまったんですが、三重県の山二造酢さんがレシピごと受け継いて復活したそうなんです。子どもの頃から大好きなソースで、すごく美味しいのでぜひ食べてほしい(笑)。スーパーではあまり見かけない、レアなソースですよ」。

七宝タカラソース。デラックスはさらっとした質感で串カツにぴったり。お客さんからも好評だ

何が出るかは運次第!?くじ引き感覚のセットも人気

通常メニューに加え、お得なおまかせセットも用意。「ごりべぇセット」(980円/税抜き)には、日替わりのおつまみと焼き鳥の串2本、500円以下のドリンクがついている。

「ごりべぇセット」(980円/税抜き)

日替わりのおつまみは、冷奴やポテトサラダなどさまざまだが、ラッキーな日には、とびきり豪華な錦爽どりの水炊きがいただけることも!?「クジ感覚で楽しんで欲しい」と2人は笑顔で話す。

水炊きには海鮮と鶏の合わせ出汁を使用

ドリンクは地元の日本酒を中心に、レモンサワーやハイボール、焼酎などを手頃な値段で提供。時期により、メニュー表には乗っていないレアな酒を仕入れていることもあるので、ぜひ尋ねてみよう。

大衆酒場らしいラインアップ

無茶振りにも対応!?常連さんから生ハムの原木をもらうことも

この日はオープンから約1カ月後の取材だったが、すでに毎週のように訪れる常連客もいるのだとか。

「カウンターが広々としているので、お客さんとスムーズに会話ができて、コミュニケーションが取りやすいんです。お客さん同士も話しやすい雰囲気なのかもしれません。お客さんから『こんなメニューできない?』と言われることもあって、出来る限りで対応をしています(笑)」。

店主の清水さんご夫妻

つい先日は、そんな常連さんが「これ使ってくれない?」と生ハムの原木を持ってきたり、「レアなお酒が手に入ったから」と差し入れてくれたりすることもあったのだとか。

夫婦のおだやかな人柄がそのまま店の雰囲気に反映されているので、お客さんも居心地がいいのだろう。取材をしながら、つい通ってしまう常連さんの気持ちがよくわかった。私も仕事の帰り道にふらっと1人で訪れたい……。

お店のメニューやTシャツ、看板は奥さんお手製のかわいらしいイラストや文字が書かれている

店の近くに名古屋市中央卸売市場があるということもあり、2月から土日は「昼飲み営業」をスタート。

「まだ試行錯誤ですが、市場の人や、夜勤の人たちの仕事が終わった後に飲める場所を作りたくて」と清水さん。訪れる客との会話を楽しみながら、どんどん進化していくであろう「大衆酒場 ごりべぇ」の今後が楽しみだ。

取材・文/前田智恵美 撮影/森澤直人

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