東京・代々木上原にある「クインディ」は、日本の食材を重視したイタリア料理店。創意工夫たっぷりの料理を生み出す安藤曜磁シェフが今回教えてくれたのは、マシュマロでつくる超簡単プリン。やみつきのふわとろ食感です!
Yahoo!ライフマガジン編集部
安藤シェフのお店「クインディ」
2018年、東京は代々木上原にオープンした「クインディ」は、日本の豊かな恵みを感じられるイタリア料理店。日本各地の生産者から届いた素材をふんだんに使った料理が味わえます。厨房で腕をふるう安藤曜磁シェフの料理は、みずみずしい素材の持ち味を生かしたやさしい味わいが特徴。創意工夫に満ちたメニューが揃っています。
店内には物販スペースがあり、ワインにパスタ、魚醬など、店で使っている日伊の食材も販売。レストランで味わって「おいしい!」と感じたら、その場で食材を購入することもできるのが嬉しい。レストランと家庭の食卓をつなぐ店でありたい……。そんな想いが込められた良店です。
「マシュマロプリン」のつくり方
溶かして混ぜて冷やすだけ
材料はマシュマロと卵と牛乳だけ。「マシュマロは砂糖もゼラチンも入っているので、スイーツづくりの材料として使い勝手がいいんです。つくり方は、鍋に全材料を入れて弱火で混ぜて、冷やしかためるだけ」と安藤シェフ。蒸し器やオーブン要らずだからとっても簡単。カスタードクリームのようになめらかな、ふわとろ食感のプリンに仕上がります。
私がつくります!
材料はこちら
3個分(作業時間15分※)
マシュマロ 40g
卵 1個
牛乳 200㎖
カラメル用のマシュマロ 20g
※冷やしかためる時間はのぞく
(1)卵を溶く
小鍋に卵を割り入れて、卵黄と白身がしっかり混ざるように、よく溶きほぐす。
(2)牛乳、マシュマロを加える
牛乳、マシュマロを加えて弱火にかける。
(3)混ぜる
マシュマロが溶けてなめらかになるまで混ぜ続ける。マシュマロが完全に溶ける前に沸きそうになったら火を止めて、混ぜ続ける。
(4)器に注ぐ
耐熱容器に流し入れる。粗熱がとれたら、冷蔵庫で2~3時間、冷やしかためる。
(5)カラメルをつくる
フライパンに水大さじ1、マシュマロを入れて中火にかける。最初のうちはあまり混ぜなくてOK。マシュマロが溶けてキャラメル色になってきたら、いったん火を止める。
(6)カラメルを仕上げる
水大さじ3強を加える。再び中火にかけて混ぜ、なめらかなソース状になったらできあがり。
(7)カラメルをかける
カラメルの粗熱がとれたら、冷やしかためたプリンにかける。
完成
取材メモ/とろとろ、なめらか、ふんわり。マシュマロでつくったプリンは驚きの新食感。カラメルまでマシュマロでつくってしまう安藤シェフのセンスにも脱帽! マシュマロを溶かしてプリンにする工程はちょっと実験っぽくてワクワクします。子どもと一緒につくるのも楽しそうです。
取材・文=安井洋子/ムービー撮影・編集=福田栄美子/ムービー編集=福田百花