海老天を押しのける圧倒的イクラ! 注文率9割超えの名物丼

海老天を押しのける圧倒的イクラ! 注文率9割超えの名物丼

2020/06/03

大阪のビジネス街の一角に夜になると突如として現れる絶品の天ぷら屋があるとのこと。しかもそのお店、天ぷらだけでなくなんともインスタ映えする、名物丼で数々のインスタグラマーを虜にしているのだとか。そのお店の名前は「天ぷら屋sun」そのビジュアルと味を確かめに、堺筋本町へ出かけました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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創意工夫に満ちた、多数ある珠玉の天ぷらコース&イクラ天丼に圧倒される!

さくりと揚がった天ぷら。中には見たことのない食材もちらほらと

からりさくりと揚がった天ぷら。専門店で、一品ずつ食の進みに合わせて熱々を提供してもらえるのが堪りません。今回訪れる「天ぷら屋sun」はこのコーススタイルで、2900円、3500円、5000円の3コースのみのラインアップとなっています。しかも、この店では、他ではちょっと出合えない、珍しいネタに出会えるのだとか。期待が膨らみます。

夜だけ登場する天ぷら屋。目印は街中に灯る提灯の明かり

大阪でも繊維の街として有名な堺筋本町。大阪メトロの堺筋本町駅を降りて5分ほどのところに今回訪問する「天ぷら屋sun」があります
お店の目印となるのは、この提灯と看板。なにやら天ぷら屋らしからぬたたずまいです
カジュアルな店内は10席程度のキャパシティ、デリカテッセンのようなショーケースも見えますが・・・

「天ぷら屋sun」が夜だけ登場する秘密は、”間借り”をしているから。実はこの店、ランチタイムは他の経営者さんが飲食店を経営しています。なんでまた、夜間の空いている時間で、店舗を借りて天ぷら屋をしようとしたんですか?

\理由を夜の店主さんに聞いてみた!/

「他ではちょっと味わえない、おいしくて珍しい天ぷらを味わって」と話す店主の吉良さん
店主の吉良さん
店主の吉良さん
「間借りであれば、店舗の賃料も安くすみますし、それだけ素材の吟味にコストをかけられますからね。良いもの食べてほしいじゃないですか(笑)」

なんとも頼もしい言葉! 我々の期待はさらに高まります。

\新鮮な驚きと出合える新素材天ぷら/

まず手始めに天使の海老。プリッとした身の甘さも、頭に詰まった濃厚な味噌も私たちの知っている海老天のうまさを軽々と超越しています
世界一早く収穫される玉ねぎ「オニオンヌーヴォー」。シャキシャキとした食感の後から、玉ねぎの甘いスープがほとばしります
かき揚げにも一工夫。貝柱をフキと合わせて揚げることで異なる食感のコントラストを生み出しています
天ぷらの脇役だった芋が一躍スターに! サクッと衣が破けると、安納芋のねっとりとした甘さが口いっぱいに広がって、あぁ至福のおいしさ
天ぷら&すき焼きの奇跡のコラボ。厳選した和牛をベリーレアに揚げて、黄身と割り下でいただきます。そのレアな肉の食感と濃厚な味わい、思わず言葉を失います
薄衣のズワイガニ。衣の中にたっぷりと閉じ込められたカニの甘いジュースの味と香りが、口や鼻を心地よくくすぐります

今回お願いしたのは3500円のコース。前菜が3種、天ぷらが9種、さらに大根のフォアグラソースに〆のご飯がついてこの価格は超お値打ち。オニオンヌーヴォーやプチベール、安納芋などなかなか見ることのできない野菜や、湯葉を衣にした変わり揚げなど、創意工夫に満ちた天ぷらは市場の仕入れ状況によって異なるそうなので、再訪の楽しみも広がります。しかし、この店に来て天ぷらだけで満足するのは、ちょっともったいない。なぜなら、この店にはお客の9割が注文するという、圧倒的ビジュアルの名物があるのですから。

それがこのイクラ天丼! コース料理の〆のご飯に+200円で注文可能です。この圧倒的なビジュアル・・・注文しない選択なんて考えられません

丼からあふれんばかりに盛られた大粒のイクラは60g以上! 天丼と銘打っているのに、完全に主役を食っています。加えて丼の頂点に鎮座するのは、濃厚なご飯のお供、卵黄。お店の名前が知られるようになったのも、この輝くビジュアルがSNSで支持されたことがきっかけなのだとか。

\ちょっと、イクラ盛りすぎじゃない?/

天ぷらをご飯の隅ギリギリに追いやって、イクラのスペースを確保する店主
イクラだけでもおいしいのに、そこに卵黄のコクが加わるなんて、天国以外の何物でもありません

味はもう言わずもがな。醤油に漬かったイクラに卵黄がまとわりついて、コクととろみの相乗効果にご飯がススム進む。さらにからりと揚がった海老天の甘さと食感も抜群のアクセント。ご飯とイクラと卵黄に天ぷら、テクスチャの違うそれぞれの味と食感を、五感フル活動で味わう旨味の洪水です。「天ぷら屋sun」の天ぷらは、衣も薄くあっさりとした味わい。天つゆも大根おろしや柚子を使用した、食べ飽きないものとなっています。その上品な天ぷらから一転して、〆に訪れる破壊的とも言える濃厚な旨味。この演出には脱帽。もちろん心もおなかも大満足です。

\お酒好きならこちらもチェック!/

コースはワンドリンクがセットになっています。天ぷらに合わせた辛口の日本酒が日替わりで味わえるので、気になる方はオーダー前に店主さんに確認を!

わずか10席ほどのこぢんまりとした「天ぷら屋sun」。

店主の吉良さん
店主の吉良さん
「のんびりお話を楽しむ方も、お食事に集中される方も誰もが、最高のコンディションの天ぷらを召し上がっていただけるように、皆さんの様子を見ながら天ぷらを揚げるタイミングを計っています。このキャパシティが最適なんです」

なるほど! このキャパだからこそできることがあると。その優しいサービス精神は、絶妙のタイミングで登場する軽やかな天ぷらにも圧巻のイクラ天丼にも十二分に活かされていました。堺筋本町の「天ぷら屋sun」、宵闇に灯る提灯の明かりを探して、出かけてみる価値が十二分にある良店です。

取材・文=鷲巣 謙介、写真=櫟原 慎平、構成=堀 俊夫(クエストルーム)

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