フルーツタルトとチーズケーキが人気の「エキュルイユ」

フルーツタルトとチーズケーキが人気の「エキュルイユ」

2020/04/16

西武新宿線「上井草」駅の南口を出て、上井草スポーツセンターを過ぎ、桜の大木がそびえる中学校も過ぎた角を右に曲がるとダークグリーンのひさしが目印の「お菓子工房エキュルイユ」を発見!

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今年オープン8年目のご近所に愛されるケーキ屋さん

通りから数歩ほどアプローチを歩いて木の扉をあける、テラコッタの床、アンティーク風の木の家具や鏡が置かれたシックな空間。大人が3人も入ればいっぱいになる広さだが、洒落たインテリアに囲まれ、しばし日常を忘れてしまう。

かわいらしいフォルムのひさしが目印
大きな鏡を置いた木のチェストが焼き菓子の陳列台。まるで雑貨屋さんのようなオシャレな店内

オーナーの日比野麻里さんが自宅の一角でお店を始めたのは2012年のこと。会社員を辞め、製菓学校で学んだ後、都内のパティスリー2店舗で修業し、友人が営むカフェにお菓子を卸す仕事を7年間経験したという。「製菓学校に入った当時は、自分の店を持つなんて思いもしませんでしたが、家を建てるときに思い切って1階に工房と売場を作りました」と話す。通りの向こうの水道局の緑を眺めながら、ケーキを作るのが本当に楽しいのだそう。

小さな冷蔵ショーケースには、この季節限定のいちごのレアチーズタルト、定番の栗のモンブランタルト、ニューヨークスタイルのチーズケーキなどが並ぶ

店頭に並ぶのは、*約10種類のケーキと焼き菓子8種類*だ。クリームチーズにヨーグルトを加えた甘酸っぱいムースを全粒粉入りタルトとしっとり香ばしいアーモンドクリームの土台に重ねたレアチーズタルトは人気の定番商品。いちご、ブルーベリー、オレンジ、マスカットなど、季節ごとに代わるトッピングのフルーツも楽しみなケーキだ。シンプルだけどコクたっぷりのニューヨークスタイルのチーズケーキも定番として、1年中作っている。

いちごのレアチーズタルト(500円)は3月いっぱいくらいまで販売。ヨーグルトの入ったさっぱりしたチーズムースと、香ばしいアーモンドクリーム入りタルトがよく合う

香ばしく焼き上げられた生地がおいしいタルトやクッキー

もうひとつの定番は*「栗のモンブランタルト」*。同じく全粒粉タルト生地にアーモンドクリームを入れて焼いた土台に生クリーム、チョコレートのスポンジ、栗のペーストがこんもりと層になっている。「エキュルイユ」のタルトのおいしさの秘密のひとつは、この全粒粉のタルト生地にありそうだ。よく焼き込んだ生地はサクサクというよりザクザクで、ときどき出会う小麦の粒のガリッとした食感も香ばしい。

通年の人気商品、「栗のモンブランタルト」(450円)は、栗の渋皮煮は上のトッピングだけでなく、生クリームの中にも隠れている
「かぼちゃとさつまいものタルト」も、ほっくり甘い秋冬の味覚と、ザクザクの全粒粉入りのタルト生地がマッチ

「とにかく大好き」と日比野さんが話すのが焼き菓子だ。ナッツやドライフルーツの入ったクッキーや、歯応えのある食感が特徴のビスコッティ、ほろほろ口の中でほどけるスノーボール。最新作のフロランタンはキャラメリゼしたアーモンドスライスがぎっしりのったクッキーだ。

焼き菓子の新作「フロランタン」(200円)は、バター風味を感じるクッキーとアーモンドスライスにからまるキャラメルが抜群の相性
パウンドケーキは定番の「プルーンのしっとりバターケーキ」(650円)と、季節商品(680円)の2種類。抹茶、バナナ、リンゴとシナモンなど、季節ごとにラインナップを変更している

どんなリクエストにも応えてくれるデコレーションケーキもおすすめ

お店にうかがった日は日曜日。お店に入ると、ちょうどデコレーションケーキが仕上がったところだった。「いちごがのったショートケーキのご注文がいちばん多いのですが、アリエルやおさるのジョージなど、キャラクターを描いたケーキも作ったこともありました」と日比野さん。お客さんの笑顔のためにリクエストにはできるかぎり対応していると言う。 「誕生日には、あのフルーツのいっぱいのタルトをホールで食べてみたい!」と夢がふくらむ。

いちごとブルーベリーがもりだくさんのデコレーションケーキ。直径15㎝サイズで3200円。ショートケーキ以外にも、タルトやガトーショコラなど、好みのケーキで注文可能

ところで店名の「エキュルイユ」とはどんな意味なのだろう。「私はクルミが大好きなのですが、そのままではありきたりなので、クルミが好きなリスをフランス語にして、店の名前にしました」。

écureuilはフランス語で「リス」の意味。チーズケーキと焼き菓子が自慢のお店とわかるお店のプレート
オーナーパティシエールの日比野麻里さん。「できるだけ国産の素材を選び、白砂糖は使わないようにしています。乳製品が食べられない人のために豆腐を使ったガトーショコラなども作っています」

妻、母親という役割と、パティシエールという役割を両立するために、営業日は週に2日間としてきたが、娘にも手がかからなくなってきたので、そろそろ営業日を増やすことも考えているとか。きっと心待ちしにしている常連さんも多いことだろう。

※価格はすべて税込

スイーツ部

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