日本三景の天橋立と日本海の新鮮グルメ…海の京都を楽しむ

日本三景の天橋立と日本海の新鮮グルメ…海の京都を楽しむ

2020/07/11

世界中から注目を集める古都「KYOTO」。日本海に面した京都府北部はいまなら、落ち着いた旅ができる。京都駅から特急で2時間、全線開通した京都縦貫自動車道を使えば京都市内から車で1時間の「海の京都」へ足を踏み入れた。

日刊ゲンダイDIGITAL

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「横一文字」の全景

「海の京都」を代表する観光地「天橋立」は、宮島、松島と並ぶ日本三景のひとつ。海に囲まれた国ニッポンを象徴する絶景で、日本人であれば一度は訪れてみたい場所だ。

鳥のくちばしのように延びた砂嘴の形状は、何千年もの歳月をかけて自然が作り出したもの。宮津湾と、内海の阿蘇海を南北に隔てる全長3・6キロの砂浜には、5000本ほどの自然の松が茂っている。その全景は、文殊山や成相山など四方の展望所から眺めることができるが、大内峠一字観公園の展望デッキに上ると「横一文字」に見える。知る人ぞ知るビューポイントだ。
夏の夜は、天橋立がライトアップされて、幻想的な世界が広げられることに。遊覧船ナイトクルーズ(現在未定)もあり、昼も夜も天橋立のいろんなたたずまいを一気に楽しめる。

地どれ魚の新鮮さ

「漁師町 ととまーと」

天橋立がある宮津市は、古くから漁師町としても栄えてきた。となれば、おいしい魚をたらふく食べたい。そんな人にオススメなのが、複合型食事施設「漁師町ととまーと」。宮津湾沿いに2018年にできた。水揚げされたばかりの魚が、目の前の漁師小屋からそのまま「直送」されてくる。その場で計量し、値段を決めてから卸されるシステムは、漁師町ならでは。おかげで客は、地どれの新鮮な魚を存分に楽しめる。好きな魚を好みの食べ方で味わえる店だ。

工房では地元のちくわ作り体験ができ、こちらも観光客に人気となっている。

(問)ちくわ作り体験・要予約
℡0772・25・9006

ユニークな景観の「伊根の舟屋」

伊根の舟屋

丹後半島の先、伊根湾沿いにあるユニークな景観が「伊根の舟屋」。1階が船のガレージ、2階が居室になった建物が、水際ぎりぎりに230軒ほどひしめき合っている。ほのぼのとした光景は、ぼーっと眺めてしまうから不思議だ。古くからの漁師の暮らしが息づき、生活感があるところも心地よい。海上タクシーで湾内を周遊するのも楽しい。亀島丸(℡0772・32・0585)は約30分で大人1000円。最少催行人数は2人。

大河主役「光秀」の福知山城

福知山城

日本史上最大のミステリーともいわれる「本能寺の変」で、主君の織田信長を討った明智光秀。どこか謀反人のイメージがあるが、光秀が「福知山」と名付けた地では、「光秀愛」が熱い。福知山城は廃城令で明治時代に壊されたが、1986(昭和61)年に再建された。石垣の一部は光秀の時代のものといわれている。こぢんまりした天守閣は愛らしく、遠方から望むことができる。NHK大河ドラマ「麒麟がくる」の主役である光秀の新たな一面を探してみるのも面白いだろう。

格式高い町並みで「丹後ちりめん」の試着も

「丹後ちりめん」を試着できる

300年の歴史を誇る高級絹織物の「丹後ちりめん」と、生産の中心地である与謝野町のちりめん街道一帯は、2017年に「丹後ちりめん回廊」として日本遺産に認定された。古い商家が並ぶ町並みは格式が高く、繁栄の面影が色濃く残っている。象徴的な邸宅の旧尾藤家では「丹後ちりめん」の着物を本格的に試着することが可能。約30着から好みの着物を選び、プロにヘアセットも含めて着付けてもらえる。本物のシルク和装をぜいたくに楽しみたい。着付け体験は1万4000円~。要予約(℡0772・43・0155)だ。

(取材・文=浦上優) 2019年7月31日掲載 価格等は掲載当時のものです。

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