1000種類のウイスキーが壁一面に並ぶ噂のバーに行ってみた
2016/11/04
表参道に少し変わった図書館がある、と聞きつけやってきたのは「TOKYO Whisky Library」……ウイスキーの図書館!? 日ごろハイボールしか飲んでいないライフマガジンレポーターtomiが今夜、ウイスキーバーの魅力を知ってオトナの階段を登る!?
Yahoo!ライフマガジン編集部
【ココがスゴイ!】
1.図書館をイメージしたこだわりの内装
2.ウイスキー × オリジナルBean to Bar Chocolate
3.バーテンダーが目の前で! スペシャルなウイスキーカクテル
初心者からマニアまで!
表参道でウイスキーの魅力にはまるオトナの夜
表参道駅から徒歩1分、路地を入ると見えてくる緑に囲まれた「TOKYO Whisky Library」の大きな看板。同じ敷地内にある教会の景色を眺めつつ階段を上がると……、本。本。本。ここは図書館?
不思議な入口に早くも魅了されるが、本当にBARであるのかはこの時点ではまだ疑わしい。
1.図書館をイメージしたこだわりの内装
扉を開けると、美しく並べられていたのは本ではなく、なんとすべてウイスキー。スコッチ、バーボン、ジャパニーズ、アイリッシュ、オールドボトルなど世界から集められた約1000種類がズラリ! お酒好きにはたまらない景色が広がっていた。
次々と現れる不思議な光景。混乱するレポーターtomiは、この図書……いや、BARについて伺ってみた。
- レポーターtomi
- レポーターtomi
- ライブラリーがテーマとのことですが、こちらのお店にはどんな背景が?
- バーテンダー・長谷川さん
- バーテンダー・長谷川さん
- うちの社長が2年前に立ち寄ったポートランドのBARが壁一面にウイスキーを並べてあって、ワゴンでサービスをしていた光景に感動したのがきっかけでした。「こんな店、まだ日本にはない!」と2年前からずっと理想に合う物件を探していて、やっと見つかったんです。
ウイスキーの壁に見入っていると、ウイスキーの中には原酒を樽(たる)ごと買い取って独自に熟成させていくボトラーズという種類があるのだと長谷川さんが教えてくれた。そんな流通本数の少ない珍しいものも置いてあるそうだ。
そもそもウイスキーの魅力はどこにあるのだろうか?
- バーテンダー・長谷川さん
- バーテンダー・長谷川さん
- 蒸留方法や土地の水、空気、樽の違いが味の差を生むところ、禁酒法の抜け穴をかいくぐって受け継がれてきた長い歴史ですね。
- レポーターtomi
- レポーターtomi
- なるほど。奥が深いウイスキーにさらに興味が湧いてきました!
ウイスキー × オリジナルBean to Bar Chocolate
そんなウイスキーには最高の相方がいるらしい。それがチョコレートだ。こちらでは、セレクトされた4種のウイスキーと、それぞれのウイスキーに合わせて作られたオリジナルチョコレートがいただけるテイスティングフライトというメニューがある。ウイスキーそれぞれの香りや風味によってベストな組み合わせが考えられているのだ。
チョコレートは、パッケージにお店のロゴとウイスキー名が書かれたオリジナルのもの!
本当にウイスキーとチョコレートが合うのだろうか? その疑問とともにチョコレートへのこだわりについてたずねてみた。
- バーテンダー・長谷川さん
- バーテンダー・長谷川さん
- チョコレートは、Minimalというチョコレート専門店に作っていただいています。砂糖を全く使っていなくて、カカオの含有量や原産国の違いだけなんですよ。ウイスキーをロックで飲むと濃厚だし風味も結構強いからやっぱりチョコレートの甘みとウイスキーの甘みっていうのはマッチするんですよね。
それぞれ全然味が違う! ビターなもの、酸味があるもの、甘みがあるもの。カカオの違いでこんなにも変わるなんて!
チョコレートを食べてからウイスキーをいただくことで、チョコレートのコクと甘みがウイスキーの深みをより引き立てミステリアスなものにしてくれる。どちらか一つでは決して体験できない魅惑のマリアージュ。オトナだけが知る快楽がここにある……!
3.バーテンダーが目の前で! スペシャルなウイスキーカクテル
だんだんウイスキーの魅力が分かってきた。もっとウイスキーの楽しみ方を知りたい。そんなレポーターtomiにおすすめしてくれたのが、目の前でバーテンダーが作ってくれるスペシャルなウイスキーカクテルだ。
カクテルメニューは「ワールドクラス グローバルファイナル2015」で総合優勝したバーテンダー金子道人さん監修だそう! さっそく目の前でつくってもらった。
これで終わりではない。最後にオレンジピールと愛情を。コーヒー豆をちょこんと添えれば完成だ!
これだけではなく、今後はさらにエイジングやジャパニーズなど各テーマでカクテルの種類の数も増えるのだそう。ますます楽しみである。
壁一面のウイスキーと、笑顔でなんでも親切に答えてくれる知識豊かなスタッフの方々。ここはまさにウイスキーの図書館だ。美味しい図書館で知識も増えつつ、バーでまったりとウイスキーを嗜(たしな)むオトナな女性にちょこっと近づけたレポーターtomi。
あなたもウイスキーの世界に浸ってみてはいかがだろうか。乾杯!
取材メモ/一杯のお酒の中にも深い歴史や物語があることがわかり、もっとお酒が好きになった。これからはさまざまな国や地域、ヴィンテージウイスキーなども試してみたい。もちろん飲み方は、ロックで!
構成=mogShore 取材・文=tomi(mogShore)撮影=佐田亮輔
※掲載の内容は2016年11月時点の情報に基づきます。
※2019年6月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。