沖縄誕生の地・久高島で、神々と共に生きる人々と出会う/レポ②

沖縄誕生の地・久高島で、神々と共に生きる人々と出会う/レポ②

2020/04/01

旅好きな私が京都を飛び出して、今回特別にお邪魔させていただいたのは、沖縄県。定番の沖縄本島旅より、少し変わった場所に行きたいと思い、沖縄県南部に位置する離島・久高島へ。”神聖な島”だという噂は聞いていましたが、なぜそのように呼ばれる島なのか。part2スタートです!

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女神・アマミキヨがニライカナイから降り立った浜辺へ

ハビャーンの全景

ツアーで様々な歴史を学んだ後は、アマミキヨが初めて降り立ったとされる浜「ハビャーン(カベール岬)」へ向かいました。島の最北端にあるハビャーンまでは、両端に神の木とされるクバの森を備え、真っ白な砂の道がずーっと続きます。集落からだと徒歩で約1時間、周りには風に揺れる木々の音だけが、ザワザワッと響きます。この道を歩いているだけでもなんだか落ち着く...。この感覚も神々に守られパワーがみなぎる久高島ならではのものかもしれません。

ずーっと続くクバの森と白い道は絶好の撮影スポットでもあります

そうこうしていると目の前に「ハビャーン」の入口を示す看板を発見しました。ほどなく、エメラルドグリーンに輝く海が目の前に広がったのです。その瞬間、思わず「うわぁーーー、きれい。」という言葉が溢れてしまいました。ゴツゴツとした岩に腰掛けて、しばしの鑑賞タイム。こんなに澄んだ海はめったに見れるものではありません。写真におさめようとしても、目で見た感動はなかなか伝わらないものです。せめて目にしっかり焼き付けておこうと、しばらくその場から立ち上がることができなかったのを覚えています。

写真に一生懸命おさめようとしますが...なかなかこの感動は写真では伝わりません

カチャーシーで73歳を祝う。島の人々の優しさを体感

元気いっぱいの島の子どもたちにも遭遇

ハビャーンの美しさへの興奮が残る中、続いてレンタサイクルで集落をまわってみることにしました。ちょっとお菓子が買いたくなって立ち寄ったのは「内間商店」。コンビニもスーパーもない久高島にとっては、商店が欠かせない存在です。

内間商店。野菜や缶詰、飲み物、お菓子、生活用品などが揃う

お店に入ろうとすると、なんだかその周りが騒がしい様子。買い物を済ませ、お会計をしていると「うるさくてごめんなさいね〜」とお店の方が声をかけてくれました。話を聞いてみると、なんとこの日はこちらのお父さんの73歳のお祝い・トゥシビーが行われている真っ只中だったそうです。いわゆる、喜寿(77歳)のお祝いのように、長寿を祝っていたのがトゥシビーです。沖縄では、13歳、25歳、37歳、49歳、61歳、73歳、85歳、97歳と、12年に一度自分の生まれた干支が回ってきた年にお祝いがあるのだそうです。

「お祝いだから、よかったら上がって見ていきます?」。初めて会ったにも関わらず、なんとお宅の中に招き入れてくれました。軽やかな三線の音に合わせて、勇ましく舞う男性の姿があり、73歳を迎えた主役のお父さんが目の前にいました。「よかったら一緒にカチャーシーを踊りましょう!」。普段だったら、初めて会った人と踊ることも、ましてやお宅にお邪魔することもそうそうありませんよね。でも、旅に出るとなにか違うスイッチが入ってしまうのか、その島の雰囲気にすっかり魅了され、いつもと違う体験がとっても嬉しく感じるのです。みなさんに「こうやって踊るんだよ〜」と手ほどきを受けながら、楽しいひとときを過ごさせていただきました。お父さんのお祝いなのに、なぜかこちらまで嬉しい気持ち。島の人々の優しさにふれることができた瞬間でした。

トゥシビーの様子。お祝いのお酒を酌み交わします
お父さんのそばには97歳の元気なおばぁの姿もありました

協力/NPO法人 久高島振興会、一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
旅の注意ポイント:久高島には禁忌や立入禁止の場所があります。島のルールに従って旅を楽しんでください。

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