沖縄誕生の地・久高島で、神々と共に生きる人々と出会う/レポ③

沖縄誕生の地・久高島で、神々と共に生きる人々と出会う/レポ③

2020/04/01

旅好きな私が京都を飛び出して、今回特別にお邪魔させていただいたのは、沖縄県。定番の沖縄本島旅より、少し変わった場所に行きたいと思い、沖縄県南部に位置する離島・久高島へ。”神聖な島”だという噂は聞いていましたが、なぜそのように呼ばれる島なのか。part3スタートです。

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毛遊び(もーあしびー)で久高島がもっと身近な存在に

歌ったり、踊ったり、美味しいごはんを食べたり、楽しい時間が続く毛遊び(もーあしびー)を初体験

時刻はすっかり夕方に。きれいな夕日が見えるからと、島の西側にあるキャンプ場へ案内してもらいました、。海の向こうに見えるのが今日船で渡ってきた安座真港かなと海を眺めていると、だんだんと陽が沈みはじめました。そして、真っ赤な夕日が目の前に現れたのです!京都だと海を見ることはまして、ゆっくりと沈む夕日をまじまじと見ることもありません。島に来てからずっと思っていたんですが...建物が低いとこれほど空が広いのか〜とさらに感じさせられたのです。「寒いから帰りましょう」と声をかけられなければ、きっと1時間でもここでぼーっと過ごしていたことだと思います。

「何もないよ〜」と島の方は言いますが、その何もないのがいいんです。空が広かったり、海の音が聞こえたり...当たり前のことが、私にとっては非日常で、とっても幸せな瞬間だと感じました。

キラキラと輝く夕日

夕食は今日ガイドをしてくれた西銘さんをはじめ、島の方々と特別に毛遊び(もーあしびー)をさせていただきました。まって、、、「毛遊び」って何?と思った方も多いと思います。私も説明をしてもらうまで、頭に「?」マークが浮かんでいました。「毛遊び」とは、夕刻から深夜にかけて、若い男女が野原や海辺に集って飲食を共にし、歌舞を中心として交流した集会のことを言います。昔は両親や親戚からも公認の集まりとして行われ、そこで出会って交際に発展することもあれば、三線や踊りを競い合い技を磨く場所でもあったのだとか。現在では、ビーチパーティーがその文化に近いものだと言われているようです。

ただ、この日は残念ながら強風だったこともあり、浜辺での毛遊びは断念。代わりに島の区長さんのご自宅にお邪魔させていただきました。到着すると、島の食材を使った料理が次々と食卓に並んでいるところでした。焼いた島野菜は、甘みが深く塩だけで美味しい!ふわふわのもずくの天ぷらやタコと玉ねぎの和え物など、シンプルだからこそ、素材の良さを感じられるのです。こんなご飯が毎日食べれたらなんて幸せだろう〜といつも以上に食欲旺盛になってしまったのは言わずもがなです。

普段なら丸ごとピーマンだけを食べることはありませんが、あまりの美味しさにペロッと完食

三線も得意なガイドの西銘さんが「今日は三線の先輩を呼んでいるよ〜」と、90歳を越えてもなお現役のおじぃを呼んでくれました。手に抱えるのは、年季の入った三線。こんなにまじまじと近くで演奏を聴かせてもらうこともないので、思わず見入ってしまいます。三線の歴史や歌の背景などを丁寧に教えてくれながら、たくさんの曲を演奏してくれました。本当に90歳!?と思うくらいお元気で、こちらがびっくりするくらいです。深みのあるおじぃの声はじーーんと心の奥まで響きます。昔の久高島のこと、戦争中のこと、おじぃが本島と久高島を結ぶ船を作ったことなど、話しは尽きません。どれだけ動画や本で学んでも、今日島の人たちとふれあって知った情報に勝るものはないと思います。最後に西銘さんの三線に合わせてみんなでカチャーシーを踊りながら、何度も今日見た風景を思い出したのでした。

渋く透き通ったおじぃの声と心地よい三線の音が久高島の夜に響きます

久高島の散策や人々との出会いを通して、その島の歴史や成り立ちを深く知ることができた1日目。普段ではなかなか体験できない、初めての出会いを存分に楽しませていただきました。

協力/NPO法人 久高島振興会、一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー
旅の注意ポイント:久高島には禁忌や立入禁止の場所があります。島のルールに従って旅を楽しんでください。

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