イラブーや海ぶどうなど沖縄県・久高島フードを堪能/レポ②

イラブーや海ぶどうなど沖縄県・久高島フードを堪能/レポ②

2020/04/03

旅好きな私が京都を飛び出して、今回特別にお邪魔させていただいた沖縄県久高島。1日目は、”神聖な島”だという久高島の歴史や自然を歩いて感じました。2日目のは、朝日の絶景からはじまり、久高島独特のソウルフードを食べ尽くします。その2スタート!

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琉球国王も食べたイラブーを初体験

久高島の伝統食、イラブー汁

そうこうしている間にお昼の時間になりました。「久高島といえば、やっぱりアレを食べないと〜」と連れてきてもらったのは、船待合所の裏手にある[食事処とくじん]。久高島の新鮮な魚や太陽をいっぱい浴びて育った島野菜をふんだんにつかった料理が楽しめると人気で、なかでも久高島ならではのイラブー汁(ウミヘビ)を食べられることが特徴です。

食事処とくじん
ランチタイムは多くの観光客で賑わいます

前編でも紹介したように、久高島ではイラブーは神の使いとして神聖な生き物とされています。琉球王国時代には、国王に献上され、宮廷薬膳料理の食材として使用されていたとも伝わります。イラブーの漁や燻製の作業は、琉球王国時代は最高権力者であった祝女(ノロ)など3名だけが許されたものだったそうです。時代とともに変化を遂げ、今では島の男性を中心に、旧暦の6月から大晦日まで、日没から深夜に岩場に腰掛けて行います。海の中に片足を突っ込み、イラブーが足に当たったのを感じ取った瞬間に、首を掴んで捕獲。毒はないのか心配なところですが、口の奥に牙があるのでそうそう噛まれることはないといいます。とはいえ、実はイラブーの毒はハブよりも強いそうで、無事に漁ができているのは熟練の技が成せるものだなと思いました。

イラブー漁が行われている岩場・イラブーガマ

収穫したイラブーはバイカンヤーと呼ばれる燻製小屋で保管され、約100匹集まったら島にあるモンバの葉やアダンの実をつかって燻製にします。ここでわかるのが、イラブーの凄まじい生命力。約100匹が集まるまで1週間ほどかかりますが、その間飲まず食わずでも生き続けています。イラブーは茹でて、鱗を取り、再び茹でた後、7日間燻製されます。漁をはじめる日と燻製から窯出しされる日には、今もなお海からの授かりものに感謝をする儀式が行われているそうです。

御殿庭にあるイラブーを燻製するバイカンヤー

さあさあ、それではイラブー汁をいただきます!まずは、スープをひと口。一度燻製にしたイラブーは水で再度戻し、ぶつ切りにした後、一日かけてじっくり煮込みます。昆布と一緒に煮込んだスープは、燻されたイラブーの深い味わいがふわっと口の中に広がります。イラブーも少しかじってみたのですが、骨が多くてあまり身はありません。丁寧に処理をして、燻され、調理する伝統的な技法が今も伝わっているので、嫌な苦味や生臭さなどを感じませんでした。

イラブー汁御膳2,150円(税込)、イラブー汁単品1650円(税込)

そして、もうひとつ久高島独特の料理が、ニガナの和えもの。ニガナとは、海岸の砂地に一年を通して自生している野草です。久高島では、海辺のニガナを採ってきて、自宅の庭に植え替え、日々の食卓や祝い事にふるまってきました。ニガナを細かく刻み(島では「さぐ」というのだそう)、新鮮な刺身と一緒に合わせてさっぱりとした味で仕上げると伝統的な一品が完成します。ニガナはよく研いだ包丁で切らないと、黒ずんでしまうそうで、専用の包丁を持っている方もいるのだそうです。食べてみると、苦味のあるニガナですが、新鮮な刺身と一緒に食べるとさっぱりした味になります。マリネのような爽やかな味が口の中に広がりました。

ニガナの和えもの[単品]570円(税込)

協力/NPO法人 久高島振興会、一般財団法人 沖縄観光コンベンションビューロー

旅の注意ポイント:久高島には禁忌や立入禁止の場所があります。島のルールに従って旅を楽しんでください。

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