「ハリハリ鍋」を家庭の味から昇華させた名店の鯨料理

特集

全国ご当地グルメ(大阪府・前編)

2016/03/17

「ハリハリ鍋」を家庭の味から昇華させた名店の鯨料理

日本人とは縄文時代からの付き合いである鯨は、食べる以外にヒゲや血液も生活の知恵として使われるなど、そのすべてが人々の暮しに寄り添っていた。商業捕鯨の中止により、希少な食べ物ものとなった鯨だが、『鯨料理 徳家』では、ハリハリ鍋でその魅力を味わえる。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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ヘルシー指向ならぜひ食べたい鯨肉!

1967(昭和42)年に創業した『鯨料理 徳家』は、今でこそ大阪を代表する鯨料理の名店として知られているが、もともとはてっちり屋として開店。

しかし、創業者である女将の大西睦子さんは、競合店の多い大阪において、てっちりだけで店を切り盛りすることは難しいと判断。個性を打ち出すために導入したのが、当時、家庭で親しまれていた鯨肉を料理店の味にまで引き上げた「ハリハリ鍋(3888円)」であった。

広い座敷があるので宴会にも対応可能

当初は希少部位であった尾の身のハリハリ鍋や照り焼き、刺身などで鯨肉のメニューをスタートさせ、売上の2割ほどを占めるようになったが、状況が一転したのは1987(昭和62)年。

若女将の大西さんによると「日本の商業捕鯨が中止され、調査捕鯨に転換したことで捕獲量が激減したんです。それまで当たり前のように家庭で食べることができた鯨肉は一気に希少なものとして脚光を浴びるようになりました」とのこと。

同店もその影響を受け、鯨料理はいつしか店の看板メニューに。やがてその売上もてっちりに取って代わるようになった。

現在は若女将の大西有木子さん、料理主任の畦﨑泰昌さんが奮闘中

魚の香りと牛肉の歯応えを組み合わせたような味わい

こちらで長年食されているハリハリ鍋の特徴は、赤身に片栗粉をまぶした後、一度ゆがくという下ごしらえにあり。この段階を経ることで、カツオベースのダシが肉にしっかりと染み込み、炊いても硬くならないという効果を生み出す。魚の香りと牛肉の歯応えを組み合わせたような味わいは、一度食べればやみつきになるはずだ。

またあふれんばかりの水菜は、料理名にもなっている通りハリハリとした食感が魅力。ビタミンも豊富で風邪の予防に最適。女性にとってはポリフェノールが新陳代謝を促進し、美肌効果も期待できるのがうれしい。また、鯨肉そのものも高タンパク低カロリーで、脂肪が体に付きにくいので、普段、脂身を避けているという人も安心して食べることができる。

そして鍋の締めにはうどん、または雑炊をチョイス。鯨肉と水菜によって劇的に変化したダシの最終進化をとくと味わおう。頭から尾まで、あますことなく食べることができる鯨肉の魅力をぜひ。

「ハリハリ鍋」(3888円)に山盛りされた水菜は鯨肉のベストパートナー
Yahoo!ロコ鯨料理 徳家
住所
大阪市中央区千日前1-7-11 Kamigataビル 2F

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アクセス
近鉄日本橋駅[minamiOSプラザ口]から徒歩約1分
なんば駅[14]から徒歩約3分
日本橋(大阪府)駅[2(日本橋駅)]から徒歩約4分
電話
06-6211-4448
営業時間
火~金、祝前日: 16:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)土: 14:00~22:00 (料理L.O. 21:30 ドリンクL.O. 21:30)日、祝日: 14:00~21:00 (料理L.O. 20:30 ドリンクL.O. 20:30)
定休日
月、12/31~1/3
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