鈴木砂羽との意外な縁も発覚!? 浅草「太陽」丸い形の特製餃子

連載

鈴木砂羽の餃子道

2016/11/14

鈴木砂羽との意外な縁も発覚!? 浅草「太陽」丸い形の特製餃子

役者仲間や友人たちと「餃子部」を結成するほどの餃子フリークな、女優・鈴木砂羽。おいしい餃子を求めてさまざまな街を食べ歩く連載「鈴木砂羽の餃子道」第14回!

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

中華食堂が林立する街で根強い人気を誇る「浅草の丸い餃子」

こんにちは、鈴木砂羽です。今回も浅草からお届けします。浅草といえば国内有数の観光名所ですが、江戸の情緒ただよう雷門周辺からちょっと歩けば、生活感あふれる街並みが目に入ってきます。

雷門〜仲見世は観光客も多いエリアだけど…。

国際通りを鷲神社の方面に北上すると、右手に見えてくるのが今回お伺いする「太陽」。周辺には昔ながらの中華食堂が林立しているんですが、中でもこの「太陽」は地元の人たちに60年以上にわたって愛され続けているお店なんです。

「店の名前は親父がつけたんだけど、大きくて明るいから『太陽』がいいんじゃないかってね」と語るのは、店主の千速 優(ちはや・まさる)さん。

国際通りを北上したところにある、老舗の中華食堂。
なんか懐かしさを感じさせる店内。すっかりくつろいでる砂羽さん。

中に入ると厨房に面したカウンター席に、使い込まれたパイプ椅子のテーブル席が。初めて来たのになぜか懐かしさを感じるような、不思議と落ち着く店内。壁に貼られたメニューには美味しそうな定食メニューがズラっと並んでいますが、ここはもちろん、お店イチ押し「太陽特製餃子」を注文しますよ。

今回は特別に、餃子を作るところから見せていただいちゃいます。

店主の千速優さん。

皮から手作りしている「太陽」の餃子。手際よく延ばしていく大きめの皮に、餡をたっぷり詰めていきます。

「餡は豚ひき肉、キャベツ、長ネギ、玉ネギ、ニラ。中身が多いんで皮もちょっと厚めにしてあります」

皮から手作り!
餡をパンパンに詰めていきます。

赤ちゃんのこぶしぐらいある大きな餃子は、なんと一度お湯で茹でて中まで火を通すのだそう!

4分ぐらい経ったらお湯からあげて……ここからがまた驚き! 鉄鍋にたっぷり入ったラードの中へ茹でた餃子を入れるんです!

餃子は、一度茹でてから…。
たっぷりのラードで揚げ焼きしていきます。

「温めてないラードに餃子を入れて、それから火をつけます。開業して60年になりますけど、私の父の代からずっとこのやり方なんです」

餃子が半分ぐらい油に浸かった状態で火にかけて、グツグツ煮え立ったラードで揚げ焼きしていくと……「太陽特製餃子」の完成です!

焼き餃子(5個・550円)*写真は2人前

こんがり黄金色に揚げ焼きされた丸〜い餃子は、パッと見るとちょっとお稲荷さんみたいな形してますね。では、早速いただきましょう!

「中が熱いですから、気をつけてくださいね」と声をかけていただいたので注意しつつ……ガブリ!

ビールと一緒にいただきまーす!

うーーーん、美味しい! 噛むとパリパリと音がするぐらいに表面はパリッと揚がってるんだけど、中はちょっとパイみたいなホクホクした食感。小麦の甘みも感じますね。そして、餡は肉汁がたっぷりあふれるぐらいにジューシーで旨みがすごい! ラードを使ってるからコクが違いますね。うん、これは美味しい。

「ラードを使うのは、健康のこととか気にする方もいるかもしれないけど、やっぱり料理は脂の旨みが大切ですからね」

丸い形や焼き方から柏のホワイト餃子あたりを連想しそうだけど、全然別物の美味しさ。

うちの父が作った時からこの形、この握り方です。普通の餃子とはちょっと感じが違うから、お客様もみなさん美味しいって言ってくださって。浅草の丸い餃子って覚えていただいてます」

気さくな大将とすっかり話し込んじゃう砂羽さん。

「ところで砂羽さん、うちのお店に見覚えはありませんか?」

えっ? このお店に伺ったのは初めてだと思うんですけど……。

「実は砂羽さんも出演されていた、映画『夢売るふたり』(西川美和監督)のロケに使ってもらったんですよ」

あー! 松たか子ちゃんが働いてた場面のお店だ? ワタシの出演シーンではなかったけど、どこかで見覚えがあるような気がしたのはそのせいだったのね!(笑)。そのことは全然知らずに今回伺ったんですけど、不思議なご縁を感じた浅草「太陽」さんでした!

最後はご主人と餃子ポーズ(ギョーポー)で太陽のように眩しいスマイル!

太陽

台東区浅草3-42-4
03-3873-1412
営業時間 11:30~21:00
定休日 火曜日

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

構成=宮内健、撮影=熊谷直子、ヘアメイク=吉野麻衣子

この記事を書いたライター情報

鈴木砂羽

鈴木砂羽

女優

1994年に主演映画「愛の新世界」で注目を集め、同年ブルーリボン新人賞、キネマ旬報新人賞など多数の映画賞を受賞。以降、映画・ドラマ・舞台など幅広く活躍。日本テレビ「幸せ!ボンビーガール」出演中。「YOU」 (集英社)にてエッセイ漫画「いよぉ!ボンちゃんZ」連載中。

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