いまラム肉を食べるなら上野エリアへ!激アツ3店を紹介

2016/11/27

いまラム肉を食べるなら上野エリアへ!激アツ3店を紹介

ラム肉で人気の店が満を持して新店をオープンするなど、いま上野がラム肉でアツいらしい。その噂を聞きつけたライフマガジン編集部は、ラム肉に詳しい達人と一緒に上野へ急行。特に注目の3店をピックアップした。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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上野エリアの激アツ3軒はココ!

1.ながおか屋【台東区上野】
2.喜羊門(きようもん)【文京区湯島】
3.羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)【台東区上野】

いま上野・湯島で行くべき
ラム肉の注目店はこちら!

上野の庶民派バル「ながおか屋」が当時はまだ珍しかったラムチョップをはじめた1998年から、中国東北地方料理とビオワインで人気の名店・神田「味坊」の3号店となる「羊香味坊」がオープンした今年に至るまで、上野はいつの時代もラム肉ブームの最先端。「羊齧(かじり)協会」の菊池一弘さんを案内役に、上野・湯島の羊を食べ歩いた。

菊池一弘さん

菊池一弘さん

羊齧協会代表

1.ながおか屋(台東区上野)

ラム肉特有の臭みが少ないニュージーランド産を使用。試行錯誤の末、さらにカンタベリー産だけに限定している。焼き鳥のイメージで「タレ味」と「塩味」がある
店内は広く開放的。多少にぎやかにしても許されそうな下町の懐の深さも感じさせる。2Fはクラフトビールが飲める「ビアバルNAGAOKAYA」

ラム肉デビューはこの店から

ポテトサラダ290円、樽出しワイン2時間飲み放題980円など、とんでもない激安価格なのに「すべてがうまい!」とウワサになっている「ながおか屋」。でもやっぱり、この店の真骨頂は、1998年の創業当時から続くラムチョップ(1本390円)だ。

ながおか屋がすごいのは、ラムチョップのような親しみやすいメニュー以外に、ラム肉上級者対応メニューもそろうこと!

それがこちら、仔羊とマッシュポテトの重ね焼き(580円)。イギリス伝統料理のキドニー(内蔵)パイを思わせる見た目通り、口に含むと羊特有のワイルドな香りが立ち上がる

副社長の前川弘美さんに安さの秘密を聞くと「『ながおか屋』の前身は、昭和38年に創業した純喫茶。安くてボリュームがあるのが評判でした。これは、『お金がない若い人にもたくさん食べてほしい』という、創業者である父の思いからです」とのこと。

なるほど、この脅威のコスパはながおや屋の伝統なのですね。

外観はこんな感じ。ちょっと怪しげなネオン街に立地している。1Fが開放的な「ながおか屋」だが、2Fは姉妹店のクラフトビールが飲めるビアバル。こちらも羊料理が美味
羊齧協会代表・菊池一弘さん
羊齧協会代表・菊池一弘さん
ラムチョップ390円は奇跡としか言いようがありません。うちの「羊齧協会」では20代の青年から60代のおじいちゃんまでが、ながおか屋を溺愛しています。

「お金がないうちは390円のラムチョップでも、将来出世したらフレンチで仔羊のローストを食べる楽しみがあるじゃない。食育のようなものと思って若い人や学生さんも大歓迎よ!」と、前川副社長は気風がいい。

ながおか屋

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

2.喜羊門(きようもん)(文京区湯島)

看板メニューの羊の丸焼きには「背中焼き」と「足の丸焼き」がある。写真は足の丸焼きで、3~4人前5184円。約2キロあるというから大迫力だ
赤を基調としたスタイリッシュな内装で、清潔感があるため女性にも人気

喜羊門は中国東北料理の店だ。この店について語るべき点は多いが、まずはイケメン中国人店主から。この人物、実は“池袋で羊の丸焼きを出す某・名店”を超人気店に成長させた立役者なのである。今はこちら「喜羊門」を奥様と一緒に切り盛りしている。

「足の丸焼き」は、秘伝のタレに24時間漬け込んでから焼き上げる。絶妙の火入れ加減で、羊本来の味、香り、肉質の魅力が最大限に引き出される
個性的な飲食店が軒を連ねる湯島の繁華街にある近代的なビルの4Fに入店している
羊齧協会代表・菊池一弘さん
羊齧協会代表・菊池一弘さん
このお店は清潔で内装のセンスもいいので女性ウケは最高。上着を脱いだら、ニオイがつかないようにおしゃれな布でさっと覆ってくれるなど、細かな心遣いもうれしいです。

希少部位、はじまります!

さて、編集部はどこよりも早く新メニュー情報をキャッチ。なんと、“羊の股関節周りの肉”という希少部位を使った料理である。
※掲載時現在、これらはメニューブックに載る前の“裏メニュー”のようなもの(写真下)。確実に食べたいなら事前に予約しよう。それぞれ1本500円で2本から注文OK。

手前は股関節の肉を辛めに焼き上げたもの。プルプル&トロトロのコラーゲン食感をスパイスの刺激が引き締める。奥は醤油煮。日本の煮物のような味つけで親しみを感じるが、ラム肉の風味もしっかり健在

喜羊門

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

3.羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)(台東区上野3)

内装はごくシンプルにまとめられている。キッチンを眺めながら飲食できるカウンター席もあり、臨場感抜群だ。2Fにも客席アリ

神田の名店「味坊」は2、3店舗目に上野を選んだ!

こちらも中国東北料理の店。神田で「ラム肉と自然派ワイン」という不思議な取り合わせで食通を魅了する「味坊」の3店舗目となる。店主は、羊食の本場・内モンゴルまで自転車で遊びに行ける距離の、中国・チチハル市で生まれ育った梁宝璋(リュウホウシュウ)さん。

2016年の1月、この付近に2店舗目となる「味坊鉄鍋荘」を出したばかりなのに、11月には3店舗目の「羊香味坊」を追っかけオープンとは……! “上野ラムタウン”の盛り上がりを伺わせるナイスエピソードである。

珍しい「ラムスペアリブ」のフルサイズ2000円(ハーフは1000円)。食べる時は、骨の周りの薄い膜まで召し上がれ。旨味がギュギュっと凝縮しているのだ
ラムスペアリブ(手前)にはパクチー、きのこの醤(ジャン)、山椒醤油、焼き唐辛子粉醤、落花生と唐辛子の粉醤、発酵唐辛子の醤の6種の薬味を。写真奥の串焼きは希少部位のラムネック(2本500円)
羊齧協会代表・菊池一弘さん
羊齧協会代表・菊池一弘さん
ここからほど近いところに通称“パンダ公園”というのがあって、その辺にもラム肉が食べられる店がチラホラ。中国朝鮮族の店まであるんですもの。ホント、上野界隈、どうなっちゃってんの!?

羊香味坊

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。


ライター・木村悦子
ライター・木村悦子
さて最後に、今回ご協力いただいた羊界の賢人に問います。この羊ブームをどのように見ていますか?
羊齧協会・菊池一弘さん
羊齧協会・菊池一弘さん
羊肉が臭いなどと言われるのは、明治時代、羊毛目的で飼われていた羊を食用にしていた時代があるからです。また、1950年代からジンギスカンが流行しました。でも2013年には再び羊に注目が集まり輸入量も倍増、現在に至ります。流通業者、料理人、食べ手も羊の正しい扱い方と本当のおいしさに気づいた今こそ本当の羊ブームなのかもしれません!
「羊を食べると体温が1℃ぐらい上がるらしいです。寒い冬にはおいしい羊が欠かせませんね!」と、骨周りのおいしいところまでペロリ
ライター・木村悦子
ライター・木村悦子
でもなんで、上野・湯島界隈で激アツブームになっているんでしょうね?
羊齧協会・菊池一弘さん
羊齧協会・菊池一弘さん
東北・上越方面への新幹線が東京駅に乗り入れるまでは、上野は「北の玄関口」。日本の東北料理店が多いエリアで、上野の東側は焼き肉の名店が軒を連ねるコリアンタウン。食に対して進歩的な土地柄なのでしょうか。いずれにせよ、上野・湯島ラムタウンの盛り上がりから目が離せません!

最近は冷凍やチルド、流通の技術の発展により驚くほど新鮮でおいしいラム肉が流通しています。牛は牛でうまいし、豚は豚で捨てがたい。でも、ラム肉の独特の味わいこそ唯一無二。さあみんなで羊を齧ろう!!


取材メモ/取材帰りの電車でドアにもたれていたら、顔の周りが体温でくもりました。「羊が体を温める」って本当なんですね。羊ってやっぱりすごい!

取材・文=木村悦子(ミトシロ書房)/撮影=三佐和隆士

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