最近流行りの「リモート飲み会」。吉田類さんはどう楽しむ?

最近流行りの「リモート飲み会」。吉田類さんはどう楽しむ?

2020/05/04

識者や達人のみなさんに「StayHome」の楽しみかたを教えていただく『あの人に聴いたStayHomeを楽しく過ごす方法』。今回は「Yahoo!知恵袋」に寄せられた「リモート飲み会」に関する疑問に、酒場詩人・吉田類さんがアンサー! 類さんと一緒に、おうち時間を楽しみましょう。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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酒場詩人・吉田類さんに「リモート飲み会」の楽しみかたを聞きました

この取材はzoomを使ってインタビュー。ワイングラスを手に「カンパーイ! ある意味特殊な状況だからこそ、この状況をいかそう。プラスの方向に持っていく方法があると思う」と類さん

識者や達人のみなさんに「StayHome」の楽しみかたを教えていただく『あの人に聴いたStayHomeを楽しく過ごす方法』。今回はBS-TBS『吉田類の酒場放浪記』で知られる酒場詩人・吉田類さんに「リモート飲みの楽しみ方」をうかがいました。

BS-TBSの「吉田類の酒場放浪記」でも人気の酒場詩人・吉田類さん
吉田類

吉田類

酒場詩人

みんなの知恵を共有しあうサービス「Yahoo!知恵袋」は、2005年のスタート以来、日夜たくさんの質問が寄せられています。今回はその中から、「リモート飲み会」に関する疑問をピックアップしました。類さんが教える、その極意とは?

現在は自宅かアトリエで過ごされているという類さん。おうち時間がより楽しくなりそうな、あっと気付かされるアイデアをたくさんうかがいましたよ!

最近、zoomを使ってリモート飲み会をしているという吉田類さん。

「いつも酒場で飲んでいた仲間とzoomを使って乾杯するというのは、結構新しい発見があるわけです」(類さん)

ではさっそく、「リモート飲みがもっと楽しくなるヒント」を教えていただきましょう!

「知恵袋」に届いた質問はこちら

「Yahoo!知恵袋」に届いた疑問はこちら。類さん、教えてください!

知恵袋ユーザーからの質問

「最近『リモート飲み会をしよう』と誘われるんですが、今まであまり家で飲まなかったので楽しみ方がわかりません。みなさんどのように楽しんでいるのでしょうか? (「Yahoo!知恵袋」から抜粋)

類さん
類さん
「まず、リモート飲み会では相手の自宅、ホームの風景が映るわけじゃない? すると後ろに猫が歩いてきたり、お子さんが登場したり、思いも寄らない相手の顔が見られるんですよ。そんな小さなサプライズやプライベートに入り込む体験は、リモート飲み会ならではだよね

この状況だからリモート飲み会がいきてくる」と類さん。

「遠く離れている友達の顔を見ながら飲めるって、すごい安心するんだよ。離れている人とも顔を見ながらカンパイできるのは、すごく嬉しいしね」(類さん)

吉田類さん流『リモート飲み会』の楽しみ方 5ヵ条

1)時間を決める

類さん
類さん
「リモート飲み会の際は、必ず時間を決めたほうかいい。じゃないと、お酒の量がどんどん増えちゃっていい飲み方ができないでしょ。僕なら1時間半。飲みながら、自分が作ったおつまみやそのレシピを披露するのもおもしろいと思います」
「みんな好きに飲んでいいんだけど、こうして『スマートに飲んでみようぜ』という飲み方があってもいいと思うなぁ!」(類さん)

2)お気に入りの酒器をお供に

類さん
類さん
「酒器にこだわると、会話が続くからいいよね。今日使っているワイングラスは、日本酒を飲むグラスです。僕は大きなワイングラスでビールも飲む。缶ビールをワイングラスに淹れると、すごくゴージャスに感じますよ!」
「これは僕が手びねりで作って、絵付けした唐津焼。ほかにおすすめがあるとしたら……可杯(べくはい)。形が個性的なものや、あえて穴を空けているものは手で押さえながら飲むの。おもしろいですよ」(類さん)
ホッピーグラスやビールグラスも。さすがでいらっしゃいます!

3)おすすめのハマりものを用意

類さん
類さん
「俳句や絵、読んでいる本だったり、普段あまり表に出さない自分の趣味・好きなものを見せる楽しみもありますよね。心のうちをさらけだして、相手を自分の世界に導けるというか。それに、景色も共有できるよね。『夕焼けがきれいだよ』って見せることもできるし」
「酒場で飲んでいる時は見えなかった相手の顔が見えるのも、リモート飲み会のよさ。より相手と身近に向かい合えると思います」と、お気に入りの可杯(べくはい)を見せてくださいました
類さん
類さん
「ちなみに僕は、花を育てているんですよ! あまり『吉田類=花』というイメージが湧かないかもしれないけれど(笑)。テラスでリモート飲み会するときに、それを映してみたりね」

4)おしゃれして参加する

類さん
類さん
「家だからパジャマでもいいんだけれども、外へ出かけるときの服装で参加する。『相手に見える』という社会性を意識すると、生活にメリハリもつくんですよ。そしてせっかくなら、食器や飲むお酒にも気を使ったりして、品のいいおつまみを肴に飲みたいね」

5)おつまみは手作りor音のしないスマートなものを!

類さん
類さん
「つまみは、自分が好きなものを。さっきも話したけど、手作り料理やレシピを披露しながら『どう?』なんて共有するのも楽しいじゃない。そうして画面越しに見せられるのもリモート飲み会の利点だよね。音を出さずに品よくつまむなら、チーズかなぁ。僕はワインといろんな種類のチーズを合わせるのが好き」

「この時代を経て、『お酒を飲む場所』が進化する」

なるほど! の連続だった「リモート飲み会5ヵ条」。途中「これからお酒の飲みかたは進化すると思います」とも類さん。いまの時代と私たちは、どんな風に付き合っていけばよいのでしょう? 最後にうかがいました

「先ほど『自分の好きなものを共有しながら飲む』って話をしたけれど、文化とお酒を飲むことを結びつけなかったら意味がないんですよ。だからこの状況を逆手に取り、おおいに実践してほしい」と類さん。

類さん
類さん
「いまは嫌なニュースがたくさん流れるし、追い詰められちゃうこともあると思います。だからこそ、いままでなかなか取り組めなかった自分の心を見直す作業をしながら『大きい人間になってみよう』って目標を持つのはどうかなぁ」
「極端に言うと『人に優しくできるだけの想像力を持つ』ということ。必ず自分にも返ってきますし、この状況から脱したときに『苦しかったけれど、人に優しくなったよね』とみんなで言えたなら嬉しいよね」(類さん)

「酒場もきっと、この前後で変わってきます。仮に規制が解除されても、急にまた華やかな酒場世界が広がるのは難しいと思うし、これはしょうがないことですよね。酒場の前提は健全であり、楽しい場所。だからこの先、それをどうやって維持できるか。その乗り越えなきゃいけない部分を、僕らがいま養っておくことが大事だと思うんですね」(類さん)

「『どうやったらみんなが笑顔を絶やさず過ごせるかな』と考える延長で新たな『酒場』が生まれると思います」(類さん)
類さん
類さん
「単にお酒を飲む場所ではなく、ひょっとしたらもっと素朴な『人に優しくなれる、集いの場所』として進化するんじゃないかなぁ。僕はそう信じているけどね。負けっぱなしじゃない。未来はぜったいありますから、どう築くかは僕ら人間の意識次第です。この際、自分の器をとんでもなく広げてみよう! いまはそんな時間なんじゃないかな」

「リモート飲み」はもちろん、StayHomeの過ごし方を改めて考えさせられた、類さんのお話。おうち時間を過ごすうちに、きっとさまざまな気付きがあるはずです。

取材・文=金城和子

吉田類さんが過去に登場した記事はこちら

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