『dancyu』編集長が選ぶ 忘年会幹事が一目置かれる店3選

2016/12/13

『dancyu』編集長が選ぶ 忘年会幹事が一目置かれる店3選

12月に入りいよいよ忘年会シーズンが開幕! お店選びは幹事にとって最大のミッション。参加した人から一目置かれること間違いなしのナイスなお店を、美食家のバイブル的情報誌『dancyu』編集長に教えてもらった。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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\江部編集長のこだわりはここ!/

1.「温故知新が決め手」の東京最古の居酒屋
2.「羊×自然派ワインが乙」な羊料理専門店
3.タイ料理店で「パクチーまみれに」

『dancyu』編集長が選ぶ幹事が一目置かれる店とは?

食べ歩き情報から料理づくり、素材についてまで食を楽しみたい人に向けた情報誌『dancyu』。最新号(2016年12月6日発売)は「鮨が好き。」と題して、業界で第一線を張る職人の最新情報から回転寿司の機械まで、奥深い世界に全方位から迫った一冊。月ごとのテーマを深く掘り下げた内容はグルメマニア必携だ。

そんな、食のあらゆる情報を知り尽くす『dancyu』編集長の江部拓弥さんに、忘年会幹事の株がアップするおすすめのお店を聞いてみた。

『dancyu』2017年1月号のテーマは「鮨」。毎月設定されるテーマも見どころの一つ
江部拓弥さん。1969年生まれ、「プレジデント」編集部などを経て、2012年9月より「dancyu」編集長を務める

1.『みますや』

「温故知新が決め手」の東京最古の居酒屋

思わず手酌でお酒が進む料理がずらり。名物メニューを宴会コースに追加していただけば、贅沢な忘年会になる
『dancyu』編集長 江部拓弥さん
『dancyu』編集長 江部拓弥さん
古きを訪ねて新しきを知れる温故知新が味わえる店はどうでしょうか。「みますや」は現存する東京最古の居酒屋で、建物は1928(昭和3)年のもの。作られた酒場ではなく、そこにずっとある酒場。味は皿の中ではなく、縄暖簾をくぐって店に入った瞬間に刻まれるということを知ります。定番の柳川なべやさくら刺しなど、江戸の居酒屋を満喫できます
取材をした日も夜の営業開始と共に神田のサラリーマンたちが次々と暖簾の中に吸い込まれていく。1905年創業の歴史はダテじゃない
外から見るよりも広々とした店内。奥に座敷が続いており、宴会にもうってつけだ

壁に貼られた日本酒の張り紙、短冊のメニュー、柱や壁に刻まれた傷までもがその歴史を物語る「みますや」は東京居酒屋の老舗中の老舗。その創業は1905(明治34)年で、建物は1928(昭和3)年に建てられたものだ。平成28年も終わる今、本物の“昭和”は懐かしくも新鮮に感じられるはず。

壁から下がった短冊のメニューも昭和情緒たっぷり。お通しが無料というのもうれしい限り

入口の赤提灯(ちょうちん)に「どぜう」とあるだけあって、みますやの名物はドジョウ。「柳川なべ」の赤いふたを開けると割下の甘い香りがふわっと漂う。トロトロの半熟卵と脂ののったドジョウ、タレを吸い込んだゴボウの組み合わせに自然と酒が進む。「さくらさしみ」も馬肉のとろっとした食感が味わえる。

名物メニューの一つ、「柳川なべ」(1000円)。割下の味がしっかり染み込んだドジョウが最高。「どぜう丸煮」(700円)も人気
もう一つの名物は馬肉。馬肉の旨味が堪能できる「さくらさしみ 赤身」(1300円)

12月中の予約は、鍋をメインにした宴会コース(4000円〜)の受付のみだが、追加で名物料理の注文も可能なのでご賞味あれ。店の推しは日本酒だが、ビール、焼酎、ハイボールなどもあるので、日本酒党以外も満喫できる。

日本酒も種類豊富に揃う。お店のイチオシは「白鷹(4合ビン)」(3500円)、「熱燗」(450円)

みますや

住所:千代田区神田司町2-15-2
電話:03-3294-5433
時間:11:30~13:30、17:00~23:00(LO22:20)、土曜は〜22:00(LO21:20)
休み:日曜、祝日
交通:小川町駅A6出口から徒歩約3分ほか

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

2.『羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)』

「羊×自然派ワインが乙」な羊料理専門店

手前の「ラムスペアリブ(フルサイズ)」(2160円)は表面がカリッと、中はジューシー。6種類の薬味(各50円)で味変も楽しんで。「ラムネック(山椒醤油)2本」(1080円)もおすすめ
『dancyu』編集長 江部拓弥さん
『dancyu』編集長 江部拓弥さん
御徒町に今年オープンした「羊香味坊」は神田ガード下の超人気店「味坊」の3号店で、注目度急上昇中の羊料理を楽しんでみては。目玉は一頭買いした羊の炭火焼き。コレに自然派ワインを冷蔵庫から勝手に取って、飲むというスタイル。少人数の宴会にはオススメです。
今年11月1日オープンしたばかりとあって、すっきりとした内装の店舗はピカピカ。2階にも席があるので、宴会にもばっちり

中国東北地方黒竜江省出身の店主・梁宝璋さんが手がける神田の「味坊」が今年1月に湯島に「味坊鉄鍋荘」を、そして11月に3号店である「羊香味坊」を御徒町にオープン。「羊香味坊」は炭火焼きの羊料理を中心としたメニュー展開をしている。

内モンゴルにもほど近い中国東北地方は羊肉が盛んに食べられており、その本場の味が楽しめるとあってオープンから日が浅いにも関わらず、高い注目度を誇っている。

あばら肉であるスペアリブを炭火焼きで。クミンを中心とした香辛料が味のポイントに
点心も羊を使った料理がずらり。写真は「 ラム肉入り焼き餃子(5個)」(540円)。こぶりなので、ツマミにピッタリ。焼売や小籠包、水餃子もラム肉が使われている

そして、味坊系列の店の最大の特徴は客自らが冷蔵庫から選ぶ自然派ワイン。紹興酒もあるのだが、梁さんによれば「ワインを置いたらお客さんから好評いただいて、それでずっとこのスタイル」なのだそう。基本は2700円というリーズナブルなボトルワインは赤白それぞれが用意されている。ラベルのデザインで“ジャケ飲み”するのもパーティー感が増すはず!

冷蔵庫から選べる自然派ワインたち。基本は2700円で、価格が違うものはボトルに値段が記載されている。グラスワインは540円

羊香味坊(ヤンシャンアジボウ)

住所:台東区上野3-12-6
電話:03-6803-0168
時間:13:00〜24:00(LO23:00)、日曜・祝日は〜23:00(LO22:00)
休み:なし
交通:御徒町駅南口出口から徒歩約2分ほか

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

3.『タイ屋台999(カオカオカオ)』

タイ料理店で「パクチーまみれに」

見よ、この山盛りのパクチーを! もち豚肉と食べる「伝説のパクチー鍋コース」は1人5980円。3時間の飲み放題も付いて大満足必至の内容
『dancyu』編集長 江部拓弥さん
『dancyu』編集長 江部拓弥さん
今年のトレンド食を押さえられる店としておすすめなのが中野にある「999」。2016年、ブームとなったパクチーまみれの忘年会は盛り上がるかと。4人前で1kg出されるパクチー鍋は豚肉との相性も抜群。生春巻きや炒め物と一緒にエスニックなひとときを。
路地裏に潜むディープ感がたまらない。「9」はタイで縁起のいい数字とされていることから店名に使われている
タイらしいキッチュな空間。壁に貼られたイラスト付きのメニューも雰囲気を演出している

上質なパクチーを、森林浴のごとくたっぷり楽しめる店として人気を集めているのが中野の「タイ屋台999」。パクチーブームと相まって、実にホットな店だ。

4人前で1kgにも及ぶパクチーが堪能できるパクチー鍋はパクチー好き垂涎の逸品。使われているのは岡山県産のマイルドパクチーで、苦味やエグミが少なく、それでいてパクチーらしい香り高さは損なわれていないのが特徴だ。これに旨味たっぷりの和豚もちぶたを一緒にしゃぶしゃぶすれば、一年の締めくくりに相応しい時間が過ごせる。

モチ豚肉とパクチーをさっとしゃぶしゃぶして食べる。しゃきしゃき感の残るパクチーと豚の脂味がベストマッチ! タレはパクチーの根っこを使った自家製ダレとタイのポン酢の2種類

たっぷりパクチーが味わえるのは鍋だけではない。ドリンクにもてんこ盛りのパクチーが! そのまま食べてもよし、ジョッキ内に押し込んでつぶしながら飲んでもよし。今年のトレンド、パクチーを思う存分楽しめる。

もちろん、パクチー料理以外も充実している。とくにタイの定番料理であるチキンライスの「カオマンガイ」(950円・1日限定20食)はお店一番の推しメニュー。料理の予約もできるので、予約しておくのがおすすめだ。にぎやかなタイ料理の忘年会で一年をにぎにぎしく締めくくるべし。

飲み物もパクチー三昧で。手前は「パクチーサワー」(637円)。奥は「パクチーハイボール」(637円) ※コースの飲み放題メニューには含まれません

タイ屋台999(カオカオカオ)

住所:中野区中野5-53-10
電話:03-3386-0383
時間:11:30〜14:00(なくなり次第終了)、17:30〜24:00(フードLO23:00、ドリンクLO23:30)、土・日・祝日17:00〜
休み:月曜(祝日の場合は翌日休)
交通:中野駅北口出口から徒歩約5分

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材・文=西連寺くらら/撮影=大西尚明、三佐和隆士


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