六花界・森田隼人シェフによる10分レシピ! 簡単極上肉うどん

六花界・森田隼人シェフによる10分レシピ! 簡単極上肉うどん

2020/05/21

識者のみなさんに「StayHome」の楽しみかたを聞く『あの人に聴いた#STAY HOMEを楽しく過ごす方法』。今回は「Yahoo!知恵袋」に寄せられた肉料理に関する疑問に、焼肉店「六花界」などの名店を手がける森田隼人シェフがアンサー&絶品肉うどんのレシピも教えてくださいました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

森田隼人シェフに聞く、おうちでお肉を最大限に楽しむ方法

識者や達人のみなさんに「StayHome」の楽しみ方を教えていただく『あの人に聴いた#STAY HOMEを楽しく過ごす方法』。今回はさまざまな肉の名店を手がける森田隼人シェフに「おうちでお肉をおいしく楽しむ方法」をうかがいました。

神田の立ち食い焼肉店「六花界」や幻のレストラン「クロッサムモリタ」などを手がける森田隼人シェフの登場です

みんなの知恵を共有しあうサービス「Yahoo!知恵袋」には、2005年のスタート以来、日夜たくさんの質問が寄せられています。今回はそのなかから、「」に関する疑問をピックアップ! 

森田隼人

森田隼人

六花界グループ代表・総料理長

「おうちクッキングはアイデアの宝庫でした!」

今回はzoomを通してお話をうかがいました。Stay Homeするなかで、日々さまざまなアイデアが湧いていると森田シェフは話します

「おうちで料理をするのって、思いのほか楽しいなと。レストランでは調理器具もそろっていますから、持っている技術をすべて出していました。それが家に帰ると『意外に、調味料も調理器具もないな!』って……(笑)」と森田シェフ。

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「そのなかで、料理人である自分はどう作っていこう? と考えます。いままでオーブンを使っていたものはフライパンを代用してみたりと、新しいアイデアが生まれまくっていますね」
「例えば電子レンジ。レストランでは使わないんですが、改めて使うとめっちゃ便利で! 楽しいなと。お店で1時間かけて仕立てていたかぼちゃやビーツが、10分くらいでほくほくに柔らかくなったり」(森田シェフ)
森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「僕らはプロだから、手間をかけて食材が少しでもおいしくなるのであれば、一番おいしいところを目指します。でも速度に勝てないものもありますし、時間をかけることに勝てないものもある。それぞれのよさがあると実感しましたね」

Yahoo!知恵袋の質問はこちら!

「Yahoo!知恵袋」に届いた質問はこちら。森田シェフ、教えてください!

「いい和牛をいただいたんですが、どう調理していいか分かりません。何かアイデアをください!」(Yahoo!知恵袋より抜粋)

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「和牛ですか! おいしい焼きかたと、せっかくなので簡単にできるお気に入りのレシピをご案内します!」

10分で完成! 絶品「肉うどん」

な、なんと、10分で完成!? そしてこのレシピ、簡単なだけじゃないんです

(1)栄養バランスもばっちり!

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「野菜や卵、おうどん(小麦)、お肉(タンパク質)もとれる、栄養のバランスがいいレシピなんです!」

(2)時短クッキングの練習にも

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「お肉を焼いている間に卵を茹でたりと、効率よくお料理を作るトレーニングにもなると思います! そして食べる前に、食卓を整えるのも大切です」

(3)材料もお手軽!

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「シンプルな素材で作るからこそ、お肉のおいしさを存分に味わえますよ」

材料はこちら!(2人分)

(左から時計回りに)ネギ、うどん(乾麺)1束、卵1個、ポン酢醤油(20ml。お好みで醤油やポン酢、ダシ醤油でもOK)、スパイスソルト(ない場合は塩コショウ)、サーロイン150g

それでは森田シェフと一緒に、10分クッキングスタート!

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
3つのポイントをはさみながらご案内します! おうどんを茹でるお湯を、お鍋で沸かしはじめたらスタートです」

【0〜3分】

まずはお肉をステーキ状にカット
油はひかず、そのままフライパンへ。「ちなみに、こちらは100均で買った小さめのフライパンです。ちょうどここに入るお肉のサイズで、150gくらい」(森田シェフ)
森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
火加減は中火で! そしてここにポイントとなる2つの工程をはさみます」
【ポイント1】お肉をフライパンに置いたあと、ケトルに卵とお湯(お水は卵にがぶさる程度より少し多め)を入れ、沸かしましょう
【ポイント2】ケトルのお湯が沸いたら、器を温めます。残ったお湯&中の卵はそのままで。「ここで器を温めておくことで、料理ができあがった際に、できたての温度が保たれるんですね」(森田シェフ)
森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「温かい料理は、香りが上がります。音が上がります。食べる前にその環境を準備して、できたてのお肉を食べる。それが作って食べるうえで大切なことだと思いますし、おうちでレストラン気分も味わえますよ! さぁお鍋のお湯が沸いてきたら、おうどんを入れましょう!

--ここまで3分--

沸騰してきたお湯の中に、おうどんを流し込みます。「1束が茹であがるまでは約6分。このタイミングで、お肉が焼けてきましたよ〜」(森田シェフ)

【3〜6分】

焼きはじめてから3分ほど経ちました。焼けてきていますね〜。脂が滲(にじ)んできて、ちょっと焦げたかな? と思ったら……
ひっくり返しましょう!「裏返すとカリッと焼き上がっていますが、中はレアな状態ですごくおいしい。ここからまた3分すると、裏面も焼けてきます」(森田シェフ)
森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「ん〜いい香りがしてきましたね〜!」
焼き上がった片面に、スパイスソルトを振ります。「ここで味を決めてあげましょう!」(森田シェフ)

【8分〜完成!】

「6分経った段階で、おうどんと茹で汁を丼に入れます。先ほど温めるために入れておいたお湯は捨ててくださいね」(森田シェフ)
そこにポン酢醤油を入れて……
森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「味をみたら、焼けたお肉とその肉汁も一緒に丼へ! これが3つめのポイント」
【ポイント3】「香りと音がふんだんに上がってくるので、ぐんぐん食欲が湧いてきますよ!」(森田シェフ)
森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「丼に入っているのはお湯とポン酢醤油のみじゃないですか。そこにお肉の脂を加えると、最高の調味料になります」

【8〜10分】

「ネギを刻み、ケトルから卵を出して半分にカットします。器の端に置いたほうが、美しく見えますよ! さらに水洗いしたフルーツトマトをくわえると、より綺麗ですね」(森田シェフ)
森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「では、いただきましょう! 麺を持ち上げると、そこにお肉の脂がまとわりつくんです。その麺と一緒に、肉を噛むと! ネギの香味と卵のとろみもあわさって、たまりません」

食べながら! プロの味に近づける3アイテム

食べながらもうひとアドバイス! おうちクッキングがより楽しくなる3アイテムを、シェフにうかがいました。

(1)ペティナイフ(牛刀)

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「牛刀はその名の通り、お肉を切るのに適した包丁。ペティナイフは小さめの牛刀(11〜15cmほど)のことで、これが1つあるとすごく楽しいはず!」
「包丁って大きいものを買いがちですが、おうちではそんなに大きなお肉をさばかないので、小ぶりのペティナイフがあればとっても便利です」(森田シェフ)

(2)ミートテンダライザー

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「お肉の筋を切って、柔らかくする調理器具です。3000円代〜いろいろありますが、おすすめはJACCARD(ジャカード)製のもの。お肉好きの方は買っておくと、一気にプロの味に近づきます」

(3)低温調理機

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「とにかく万能。これで作る肉料理といえば、ローストビーフかな? ジップロックにお肉とオリーブオイルを入れて、そのまま入れるだけなんですよ!」

Stay Homeで再確認した、「命をいただく」ということ

久しぶりにゆっくり過ごしたという森田シェフ。「料理人に定年はありませんが、少し体験したお陰で、やっぱり自分が料理人だと再確認しました」(森田シェフ)

「今、よくも悪くも飲食店が一番注目されている業態かもしれません。さまざまな新しい取り組みも注目されていておもしろいですが、ふと一人でご飯を食べていると『おいしいなぁ』と独りごとを言ってしまいます」と森田シェフは続けます。

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「『食事はみんなで食べたいなぁ』と再認識するよい機会をいただきましたし、料理人としては、技術を高めるのにすごくよい時間となっていますね
そして「飲食店には大きく分けて3つの柱があります」と森田シェフ。「料理の技術とペアリング(食材×食材、食材×飲み物)、お店の雰囲気や空気感。その3つが大事なんです」(森田シェフ)

「いまはそのうちの2つが奪われているわけですよね。だからこそ、自分がどれだけ料理が好きか、試される時代だなと思っています。根底にある考えかたは変わりませんが」(森田シェフ)。

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
「そして、命を大切に扱うことを再認識できた時間でもあります。僕たちのお料理には、生産者さんたちの想いが重なっていて。どんな状況にあっても、食材は熟れたり育っていきますから、待ったなしじゃないですか。なのでいまこそ、普段は手にとらない食材に触れてみていただけると嬉しいですね」
「その食材のことが詳しく分からなくても、インターネットで調べればレシピもたくさん出てくるはず。『肉うどん』と一緒に、いろんな料理にチャレンジしてください!」(森田シェフ)

3度の食事は、食材との出会いの場

最後に、「偏(かたよ)りなく栄養がとれる食事を楽しんでほしい。なぜかというと、人間の体一つ一つは『食べたもの』でしか構成されないから」とシェフ。

森田隼人シェフ
森田隼人シェフ
1日3回の食事は、大切な食材との出会いの場。好きなもの、嫌いなものがあると思いますが、さまざまな出会いを楽しんでほしいです。みなさんにいい出会いがありますように! 願っています」

取材・文=金城和子

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