ここは「奈良の心斎橋」商都・大和高田 思い出の旅

ここは「奈良の心斎橋」商都・大和高田 思い出の旅

2020/06/06

商都・大和高田の街には、かつて「奈良の心斎橋」と謳われた商店街がある。時代とともに姿かたちを変えてきたが、現在にもかつての名残が。当時を暮らした人々の思い出とともに商店街を歩いてみよう。(トップ写真:天神橋筋商店街/昭和42年、提供 大和高田市)

奈良っこ

奈良っこ

天神橋筋商店街について

天神社から西側へ延びる、およそ300㍍の商店街。中央道路を境に天神橋筋商店街(東)と天神橋西商店街(西)に分かれる。全盛期には「北の東向(奈良市)、南の天神橋」といわれ、商都・高田の象徴であった。その盛況ぶりは”奈良の心斎橋“と称されるほどだった。

昔は紡績工場がありました

昭和52年のユニチカ高田工場(提供:大和高田市)

現在のJR高田駅の東には大日本紡績株式会社(現・ユニチカ)の大規模工場があった。昭和52年の工場閉鎖まで全国各地から労働者が集まり、商店街は大変にぎわったという。

1 天神社

鳥居の扁額は東郷平八郎の揮毫

第10代崇神天皇の御代の鎮座とされる。現存する本殿の最も古い棟札は貞応元年(1222)のもの。令和4年(2022)には御造営800年を迎える。

金字が豪華! 御朱印/初穂料300円

2 佛願寺

佛願寺

正徳5年(1715)に成立した浄土真宗本願寺派の寺院。年に2回、上方講談の旭堂南左衛門一門による「佛願寺講談会」が開催される。

3 馬冷池公園

現在の馬冷池公園とさざんかホール
馬冷池公園での催事の様子(昭和53年、提供:大和高田市)

戦国時代、戦のときに馬の体を洗ったり、体温を冷やしたりしたことから名付けられた古池。さざんかホール建設に伴い、大幅に埋め立てられ、現在ではかつての3割ほどの大きさになっている。

馬冷池の浮御堂

移転前の浮御堂(昭和53年、提供:大和高田市)

元々浮御堂の「鐘楼」は大日本紡績の工場で亡くなった方への鎮魂の鐘。ユニチカ閉鎖と共に馬冷池公園へ移された。平成6年、六反田池(日之出東本町)に移転。

現在は六反田池公園(日之出東本町)にある

4 天神橋

天神橋の名残

この場所は昔、川が南北に流れており、中央道路が整備される昭和26年頃まで石橋が架けられていた。現在では橋の一部が残るのみ。

旧天神橋(昭和6年頃、提供:大和高田市)

5 昆布寅本店 昆布寅西井

昆布寅本店 昆布寅西井

明治27年頃創業の老舗昆布専門店。天然昆布の素材を生かした製品作りを信念に120年以上変わらぬ味を守り続けている。

上とろろ/660円 4世代続く看板商品。そのまま食べてもよし、ご飯にかけて食べてもおいしい逸品

6 ウエダベーカリー本店

ウエダベーカリー本店

今年で創業95年を迎える老舗パン屋。学校給食のパンも製造しており、地元・大和高田ではおなじみ。店内には焼き立てパンのほか、サンドウィッチや洋菓子も並ぶ。

チョコレア/160円 45年のロングセラー商品。チョコ好きにはたまらない
たかだあんぱん/160円 市制50周年を記念して作られたあんぱん。中にはなんと桜餅

7 弁慶の七つ石

弁慶の七つ石

大中春日神社の境内にある。源義経が兄の頼朝に追われた際に、この神社の境内の石に腰掛けて一休みしたと伝わる。

8 高田川

4月上旬の高田川

高田のまちを蛇行し、たびたび氾濫していた旧高田川に代わり、1932年から11年かけて現在位置に付け替えられた。1948年には堤防に桜が植樹され、「高田千本桜」の名で現在も親しまれている。

9 エンジェ patisserie Kawamoto

エンジェ patisserie Kawamoto

創業40年以上、地元に愛され続ける洋菓子店。パティシエの河本満夫さんは、ジャパンケーキショーで全国優勝した腕前の持ち主。

チーズケーキ 313円

6月には桃を1個使用したケーキも登場

桃のケーキ 659円
本記事は、yomiっこ 2020年5月号の掲載記事を元に再編集しています。

引用元:情報誌yomiっこ2020.6月号

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この記事を書いたライター情報

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奈良好き初心者にもディープな方にもそれなりに役立つ“奈良ならでは”の情報が満載!地域情報誌を発行して約40年、(株)読売奈良ライフの編集部員が、「奈良をもっと元気に」をコンセプトに、話題のグルメや旬のニュース、お得情報をお届けします。随時更新されるので、ぜひチェックしてください。

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