これぞ、徳島郷土の味! 奥祖谷で食べたい古来の祖谷そば 

これぞ、徳島郷土の味! 奥祖谷で食べたい古来の祖谷そば 

2020/06/04

徳島で郷土料理と聞くと何を思い浮かべますか? どんな歴史があって生まれた料理なのか、どんな風に作られてきたのかを知ってみたら、より徳島の郷土料理を食べるのが楽しくなるかもしれません。地元の食文化を守り続けているお店に話を伺いました。今回ご紹介するのは“古来の祖谷そば”! 

あわわ

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奥祖谷めんめ塾/三好市東祖谷

古来の祖谷そば

比較的良く知られている郷土料理”祖谷そば”。県内に長く住む人なら一度くらいは口にしたことがあるのではないでしょうか。しかし、あなたが祖谷そばだと思っているそれは、つなぎとして小麦粉が入り、機械で打ったものだったのかもしれない…!

打ちたてのそば。茹でると風味が豊かで、塩だけ付けて食べてもいけるほど

「昔ながらの祖谷そばは、そば粉100%で作る。石臼でそばの実を挽いて、ふるいにかけ、手打ちで作るんよ」と、『奥祖谷めんめ塾』主催の都築麗子さん。祖谷地区で生まれ育ち現在も東祖谷で生活をしており、予約が入れば古式そば打ち体験を主催しています。

体験するのは川のせせらぎが聞こえる、山の木漏れ日が気持ちの良い場所

昔から使っている切り包丁などの道具を使い、粉作りから始めて切って茹でてとそば作りの全工程を行うことができます。 

祖谷そばは特別な日に食べるごちそうだった

祖谷そばは、かつてこの辺りに住む人にとってのごちそう。どの家でもそばの実を作っていたし、当然のように皆そばを打つことができました。

「祖谷の女性は昔、そば打ちや豆腐・こんにゃくが作れんと、嫁にいけんって言われよった」。この地方に平家の落人が隠れ住んだことは有名ですが、その400年も前にもう祖谷そばは存在していたと、都築さんは語ります。

そば打ちを教えてくれる都築麗子さん。そばの実を作る農家が減ってきているが、体験で使うものは地元でとれたものに決めている

祖谷そばの起源は、祖谷開拓の祖とされる恵伊羅御子(えいらみこ)が6種の雑穀を蒔いたところ、そばの実が一番出来が良かったことにあると言われています。

だしをとるいりこは、昔はなかなか手に入らなかったため、いりこをたくさん使っただしは何よりぜいたくなものだったそう。そばは特別な日に作る料理でした。 

17年間体験塾をしているが、近年は外国人客がぐっと増えたそう。アジア圏のほか、フランスからやってくる人が意外なほど多いとのことです。

体験後は旬な料理と一緒に実食

そば作りの後はお待ちかねの実食。

そば作り後にいただく定食。必ず付くというこんにゃくの竜田揚げは、ニンニクのこうばしさを感じる極上の味わい

祖谷そばの香りの良さはもちろん格別だが、都築さんが用意してくれる地元でとれた旬野菜の天ぷらも目が覚めるほどにおいしい。リピーターが多いというのも頷けるほど、もう一度訪れたくなるとっておきの場所です。

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徳島県内、所狭しと編集者が走り回って、お役立ち徳島ディープネタを毎日配信中のブログメディア『アワログ』を運営する地域密着ローカルメディア集団「あわわ」。 月刊フリーマガジン『あわわfree』、月刊タウンマガジン『Geen』、徳島ママの子育て情報誌『ワイヤーママ』も発行しています。

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