台湾・台北の食堂を再現!名古屋の台湾カフェ『タイペイズ』

台湾・台北の食堂を再現!名古屋の台湾カフェ『タイペイズ』

2020/06/23

台湾旅行をきっかけに台湾料理にハマる人は多い。筆者もその一人である。素朴な味わいの台湾料理を探すも、これがなかなか見つからない。看板に台湾料理と掲げながら、出しているのは中華料理という店も多く、何度ガッカリさせられたことか。そんな中、栄3丁目で筆者が探し求めていた店を見つけた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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店内の至るところから伝わるオーナーの台湾愛

『タイペイズ』外観

それが今年3月、ナディアパークの近くにオープンした、その名も『タイペイズ』だ。外観から伝わるこの雰囲気、台北を訪れたことがある方はわかると思うが、台北の街の中にあったとしてもまったく違和感がない。高鳴る胸をおさえつつ、店内へ入った。

店内も台湾の食堂っぽい

タイル張りの床といい、テーブルや椅子などのインテリアといい、店内もまた、台北にある食堂の雰囲気そのもの。さて、何を食べようか……。やはり、ここは甘辛く煮込んだ豚肉をご飯にのせた台湾では定番の「ルーロー飯」だろう。香辛料のきかせ方や肉の煮込み加減など店によって異なるが、はたしてここはどうだろう?

「ルーロー飯」。盛り付けも可愛らしい

これが「ルーロー飯」(580円)。ご飯の上にのっているのは、煮込んだ豚バラ肉と味付け玉子、そして高菜とたくあん。このビジュアルはいかにもルーロー飯。香辛料がキツイと、運ばれてきた時点で香りが立つが、ここのはそうでもない。では、実際に食べてみよう。いただきまーす!

豚肉の旨みが伝わるように、香辛料は控えめ

うん、やはり香辛料は控えめで、味付けもさっぱりとしている。そのため、豚肉の旨みが引き出されている。さらに、豚バラ肉だけではなくロースも入っていて、味や食感の違いも楽しめる。日本人好みの味に仕上がっているが、台湾で食べた味を思い起こさせてくれる。ちょっと詳しく話を聞いてみたくなった。

オーナーの伊藤司さん

「ルーロー飯に限らず、台湾料理には中国のミックススパイスある五香粉が欠かせませんが、日本人には好みが分かれますので控えめにしました。とはいえ、台湾っぽさも感じるようにバランスを調整するのが大変でしたね」と話すのは、オーナーの伊藤司さん。

店内のインテリアから伊藤さんの台湾愛が伝わってくる

伊藤さんは、世界中を旅する中で台湾料理にハマり、1年の準備期間を経てここをオープンさせたという。
「これまでアメリカやヨーロッパなどいろんな国に行きましたが、台湾料理は毎日でも食べられると思ったんです。台湾の夜市で食べられるようなメニューを気軽に楽しんでもらおうというのがコンセプトです」

店内でひときわ目立つネオンサイン

伊藤さんは店をはじめる前にアパレル会社でデザイナーとして働いていたとか。どうりでセンスが良いわけである。その頃に知り合ったショップのスタッフやバーのオーナー、料理人とともにメニューの構成や店内外のデザインを決めていった。ちなみに床のタイルや壁の塗装などもずべてDIYというからスゴイ。

台湾で買い付けた雑貨の販売コーナー

店の入り口近くには、伊藤さんがデザインしたキャップやTシャツ、台湾で買い付けた雑貨も販売している。このコーナーを見ただけで、台湾旅行の思い出が蘇ってくる。新型コロナが終息したらまた行きたいなぁ。

味わうごとに台湾を感じるメニューの数々

「ルーロー飯ランチ」

おっと、思い出に浸っている場合ではない。前出の「ルーロー飯」だが、ランチタイム(11:30~14:00)には日替わりの副菜とサラダ、スープが付く「ルーロー飯ランチ」(1000円)も用意している。ほかにもおすすめのメニューはあるのだろうか。伊藤さんに訊ねてみたところ、「小籠包ですね。ルーロー飯と人気を二分しています」とのこと。

「小籠包」

これが「小籠包」(5個600円)。皮がツヤツヤで見た目も美しい。小籠包といえば、箸を入れた瞬間にジュワッと溢れる肉汁。しかし、ここの小籠包は、肉汁よりも肉の旨みがしっかりと伝わる餡の味付けにこだわっているという。

薄めの皮に餡がぎっしりと詰まっている

「餃子みたいに何個でも食べられるような小籠包をめざしました。皮をやや薄めにして、餡そのものに味が付いているのが特徴です。ぎっしりと餡が詰まっているので、食べ応えもあると思います。『小籠包ランチ』(1100円)も人気です」

「鶏排(ジーパイ)」

こちらは、よく台湾の夜市で売られている大きな鶏の唐揚げ、「鶏排(ジーパイ)」(700円)。これも日本の唐揚げと違い、五香粉などで下味を付けている。それがまた台湾っぽいのだが、ルーロー飯ほどではないものの好みが分かれるところだ。

ほのかに甘酸っぱい「梅粉」が味の決め手

では、食べてみよう。おっ、衣がサクサクで身はジューシー!ほんのりと五香粉の風味がするものの、ほとんど気にならない。それよりも表面にかかっている、やや甘めの香辛料が唐揚げの美味しさに拍車を掛けている。これは何を使っているんだろう?

伊藤さんは、日本人好みの味と台湾らしさを両立させた味にこだわっている

「台湾ではポピュラーな梅粉(プラムパウダー)です。野菜やフルーツ、揚げ物にかけると美味しいんですよ。鶏排はタピオカ粉をまぶして揚げていますから、カリっと、サクッと仕上がるんです」

台湾へ行ったことがある方ならお馴染みの台湾ビール

料理とともに楽しみたいのは、口当たりがさっぱりとしていて飲みやすい「台湾ビール」(330ml瓶・580円)。ほかにも「台湾フルーツビール」(400円)や台湾のソフトドリンクも揃う。これらを片手に台湾料理を頬張れば、名古屋に居ながら台湾旅行の気分が味わえる。

入り口近くには消毒液が完備

『タイペイズ』は、テーブルの間隔が広いため安心して食事が楽しめる。また、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、店内に入ってすぐの場所に消毒液を用意している。しっかりと手を消毒してから入店しよう。なお、現在は新型コロナウイルスの影響で、15:00~18:30まで店を閉めている。

取材・撮影・文/永谷正樹

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