500匹のクラゲがライトアップ。すみだ水族館に新体感水槽登場

500匹のクラゲがライトアップ。すみだ水族館に新体感水槽登場

2020/07/22

2020年7月16日、東京スカイツリータウン・ソラマチの5・6階にある「すみだ水族館」がリニューアルオープン。クラゲを斬新な角度から見られる水槽や、来場者といきものたちとの距離をより近づけるスペースが誕生した「すみだ水族館」の新しい見所をご紹介します!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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いきものたちをぐっと身近に!一体感のある水族館体験

都市型水族館として、地元の人や観光客などたくさんの人々を楽しませてきた「すみだ水族館」。今年の1月から行っていたリニューアルエリアの一部封鎖を終了し、7月16日にリニューアルオープンした。

すみだ水族館では7月16日から入場方法が変わり、事前購入制のWEBチケット及びWEB整理券での予約が必要となった。入場料金・年間パスポートの料金も改定されたので、おでかけ前にチェックしよう

「近づくと、もっと好きになる。」というコンセプトをより一層強めて行われた今回のリニューアルでは、来場者、いきものたち、飼育スタッフとの距離をさらに近づけるような空間づくりを目指したという。

今回は、そんなパワーアップしたすみだ水族館の新たな魅力をご紹介!

新しくなった水族館を楽しむ前に!三密対策をチェック

すみだ水族館では現在、入場者数の制限を実施。入場方法に関しても、事前にWEBチケット及びWEB整理券での予約を必要とするなどの変更を行った。

また入場後の三密対策として、以下の2点も実施している。
・入場前に来場者の検温を実施
・消毒用アルコールの設置

館内は、ペンギンがいる国内最大級の屋内解放のプール型水槽を中心に、広々とした造り。「スリーペンギンズディスタンス」と題した、楽しみながらソーシャルディスタンスを守れる館内のシールやマットにも注目

マスクの着用やソーシャルディスタンスに気を配りながら、すみだ水族館の新たな見所を堪能しよう!

※リニューアルオープンに伴う改定後の価格は以下の通り。
一般料金:大人2300円、高校生1700円、中・小学生1100円、幼児(3歳以上)700円
年間パスポート:大人4600円、高校生3400円、中・小学生2200円、幼児(3歳以上)1400円

クラゲを生で見る!新体感の水盤型クラゲ水槽「ビッグシャーレ」

最初の見所は、なんといっても新しい水槽の誕生! この新体感水槽「ビッグシャーレ」は、約500匹のミズクラゲを展示する、水槽の上部が開放された水盤型の水槽だ。

長径7メートルに及ぶ水盤型水槽によるクラゲ展示は、日本最大級! 写真の左奥にあるガラスの床デッキは一部が水槽の上に張り出しており、海の上に立っているかのような没入感を味わえる。ぜひ一度立ってみて!

クラゲのもつ独特の質感や繊細な身体の器官などを真上から、アクリル板を隔てず直接間近で観察できる。まるで海面を眺めるようにクラゲたちを上から生で見るというのは、今までにありそうでなかった新体験!

ライトアップされた幻想的なクラゲたちが眼前に広がる姿は圧巻。水面が穏やかに揺らぐ様子まで美しい。クラゲも種類によって色がさまざまだが、白みを帯びた半透明のミズクラゲだからこそ照明の光を綺麗に反射する
飼育スタッフ・魚類担当 中井さん
飼育スタッフ・魚類担当 中井さん
「今回のリニューアルで大変だったのは、水盤型水槽の水の流れを調整することです。水の流れがないと自力で泳げないクラゲたちはすぐに偏ってしまうので穏やかな水流を作るのですが、前例がないため試行錯誤を繰り返しました。水槽内にゆったりと漂う、美しいクラゲたちを楽しんでください

もし大海原に漂うクラゲを観察できたとしたら、こんな感じなのだろうか? という夢のある想像をひとつの形にしてくれる、すみだ水族館の新たな目玉スポットだ。

ビッグシャーレの近くには、もう一つの新しい水槽である「ドラム型水槽」も新設。

色や模様、泳ぎ方の違いなどを比較しながら眺めてみよう。真横から見てみると、3種のクラゲが一つの水槽で漂っているように見えるのもポイント

クラゲはそれぞれ毒があるため、同じ水槽に複数種を展示することができない。こちらでは水槽を3つつなげることで、3種のクラゲを見比べながら楽しめるように工夫されている。

2つの新たな水槽を迎え、リニューアル前と比較して約2倍の広さとなったクラゲエリア。悠然と漂うクラゲたちを見ていると、日々の疲れも癒やされそうだ。

「アクアベース」の「ラボ」で知られざるクラゲの生態に触れる

リニューアルに伴い新設されたもう一つの見所が、「アクアベース」。通常バックヤードで行う飼育作業を来場者のいるフロントヤードで行うことで、来場者にいきものへの理解を深めてもらうことを目的としたスペースだ。

クラゲの飼育・繁殖作業を行う「ラボ」と、いきものたちの食事の準備を行う「キッチン」という2つのスペースに分かれている。まずは、ラボの方へGO!

来場者が間近で見られるよう、オープンな造りとなっているラボのスペース。飼育スタッフとの距離が近く、コミュニケーションもとりやすいのがうれしい

以前、すみだ水族館の6階にあったラボをまるごとリニューアルしてできたのが、このラボ。ここでは、生後0日のミズクラゲが赤ちゃんから成体になるまでの成長過程や、さまざまな種類のクラゲの繁殖作業の様子などを公開している。

クラゲの換水作業の様子。スポイトを使って手作業で一匹ずつ吸い取り、水の綺麗な水槽へ移し替えていく。基本的な飼育作業は、水換えや食事が主だという
ミズクラゲの成長段階の様子。日数ごとに水槽を分けて展示されているので、わかりやすい
ミズクラゲの他にも、多様な種類のクラゲの繁殖の様子を見ることができる。ビゼンクラゲやキャノンボールジェリー、ブラックシーネットルなど、今回初めて展示するクラゲも
飼育スタッフ・魚類担当 久恒さん
飼育スタッフ・魚類担当 久恒さん
すみだ水族館で展示している14種約700匹のクラゲは、全てラボで繁殖した、すみだ水族館生まれのクラゲです。クラゲの飼育では水温の管理がとても重要なので、恒温器を用いて水温には細心の注意を払っています。気になったことは、飼育スタッフにどんどん質問してください!

オープンスペースながら、ラボの設備は本格的。子どもだけでなく、大人の知的好奇心も刺激する。今まで見られなかったクラゲたちの様子を間近で見たり、日々クラゲと向き合っている飼育スタッフと会話したりすることができる、貴重なエリアだ。

「アクアベース」の「キッチン」でいきものたちの健康の源を知る

次に向かったエリアはキッチン。いきものたちの食事の準備をするスタッフの様子を、ガラス越しに見学できるスペースだ。

さまざまないきものたちの食事を準備するスタッフの様子。後ろの冷凍庫に貼られたホワイトボードに食事の量や種類を記載し、いきものたちの体調をリアルタイムで管理している

キッチンでは、人間と同じように日々変化する水族館のいきものたちの体調の変化や、誰がどのくらい食べたかなど毎食の様子もリアルタイムで考慮したうえで、食事を用意している。

丸飲みするのが好きな子もいれば、細かくされたゴハンを好む子もいるという。それぞれの個性に合わせ、食事が十分にいきわたるように工夫も忘れない
飼育スタッフ・海獣担当 高嶋さん
飼育スタッフ・海獣担当 高嶋さん
「食事は、冷凍されたものを海水で解凍してから与えています。冷凍保存や解凍作業に伴い、壊れたり流れたりしてしまったビタミンや栄養素を補うため、食事にサプリメントを加えて与えています。多くの水族館ではお見せしない作業ですが、全てのいきものにとって大切な食に責任をもって取り組む様子をご覧いただければ

なお、室内は1日3回の消毒を行い、衛生管理も徹底している。

また食事の時間になると、飼育スタッフが実際にここで準備された食事持ち出し、いきものたちのもとへ向かう。運よくその場面に遭遇できたら、その飼育スタッフについて行ってみよう。キッチンでの食事の準備と合わせて、いきものたちの食事の流れを体感できるのだ。

キッチンの頭上に新設された大型のリングサイネージが、館内情報やいきものたちのリアルタイムな情報をお知らせ。食事の時間もここから知ることができるので、要チェック!
飼育スタッフが用意した愛情たっぷりの食事を楽しむペンギンたち

我々いきものにとって、欠かすことのできない食事。その様子を間近で見ることによって、これまでどことなく感じていた、水族館のいきものたちとの隔たりが小さくなったような気がした。

リニューアルに伴い誕生!夏らしい新メニューとお土産グッズ

今回のリニューアルと共に、クラゲをテーマにした新しい飲食メニューやお土産グッズが登場。夏を感じる、これからの季節にぴったりの新商品をチェックしよう!

館内併設のカフェからは、飼育スタッフが考案した、3種類の新しいドリンクメニューとフードメニューが登場!

「勝手にクラゲシェイク」(650円)。少し塩気のある食用クラゲが入っていて、甘しょっぱいアクセントに。ミント味の「ミズクラゲ」とストロベリー味の「アカクラゲ」の2種類がある。写真はミズクラゲ
「ハピネスクラゲゼリー」(550円)。ブルーハワイ味のゼリーの上にかき氷を乗せ、ミズクラゲをイメージしたサイダー味のクラゲゼリーが乗った、爽やかなスイーツ。ゼリーのぷるぷるな質感を楽しんで
「カラージェリーバーガーセット(ドリンク付)」(680円)。手のひらサイズのミニバーガー。バンズに挟まれた紅ショウガ味(左)と佃煮味(右)の2種類のポテトサラダの中には食用クラゲも入り、食感も楽しい

お土産ショップでは、クラゲがモチーフの新たなグッズが多数登場。たくさんあるが、ここではおすすめをピックアップして紹介。

「クラゲクッション」(大・各3300円)、「クラゲボールチェーン」(小・各850円)。ミントグリーンとピンクの2色を展開。肌触りがよくもっちもちの触感がくせになる
「プリントせんべい クラゲ」(手前・702円)は、飼育スタッフが描いたクラゲのイラストと名前が書かれたせんべい。優しい色合いとクラゲの形がかわいい「和三盆 クラゲ」(奥・1200円)もお土産にぴったり

開館以来の大規模なリニューアルを経て、さらにその魅力を増したすみだ水族館。この夏、注目のおでかけスポットとなりそうだ。

取材メモ/一番印象に残っているのは、水盤型クラゲ水槽の「ビッグシャーレ」での展示です。隔てるものがなく揺らぐ水面越しにクラゲを観察できる体験は、海を感じさせるような臨場感のあるものでした。ライトアップも美しく、ぼーっと眺めていると癒やされます。

構成=シーアール、取材・文=勝島春奈(エイトワークス)、撮影=仁井慎治(エイトワークス)

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