福岡・箱崎の新名物!「ろじ屋」の厚焼きだし巻き卵サンドが美味

福岡・箱崎の新名物!「ろじ屋」の厚焼きだし巻き卵サンドが美味

2020/07/30

近年、静かなブームになっている、「だし巻き卵をパンではさんだサンドイッチ」。その専門店が2020年1月、福岡に登場しました。関西の喫茶店でおなじみの料理を、地元愛を感じるアレンジで進化させた逸品は、早くも街の名物になっているそう。その人気の秘密をたっぷりとご紹介します。

Yahoo!ライフマガジン編集部

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厚焼きだし巻き卵1本で勝負するこだわりの専門店が登場

日本3大八幡の1つである筥崎宮(はこざきぐう)の門前町として1000年以上の歴史があり、一時期は九州大学の学生街でもあった「箱崎」エリア。新旧の歴史が入り混じる、下町情緒あふれる街の一角に、今回ご紹介する「だし巻きたまご専門店 ろじ屋」が誕生した。

JR箱崎駅西口より徒歩4分。1階に司法書士事務所が入る白い建物の2階で営業している。県道550号の法務局入口交差点から県道68号の細い路地を進むルートで行くと、わかりやすい
2階の店へと上がる階段の入り口にはスタンド看板を設置しているので、こちらも目印にしよう。オープン以来、地元メディアの取材も多く、有名人が来訪したことも

全国的に1つの食材をメインとしたグルメ専門店が増えるなか、「ろじ屋」が目を付けたのは「厚焼きだし巻き卵サンド」だった。食パンより分厚い、写真映え抜群のあごだしの風味がきいた卵焼きはふわふわで、食べ応え十分。めんたいマヨネーズソースとのバランスが絶妙で、隠し味の刻んだらっきょうが食感のアクセントになっている。6個入り1箱500円という、手ごろ感もうれしい。

「ろじ屋」の看板商品である、「筥崎さんちの明太たまごサンド」。めんたいマヨネーズソースは、和がらし入りか抜きかを選ぶことができる

「筥崎さんちの明太たまごサンド」のおいしさの秘密に迫る

ここで、「だし巻き卵専門店 ろじ屋」のオーナーである、末石勇治さんが登場。店を開業するきっかけや、看板商品「筥崎さん家の明太たまごサンド」の特徴、こだわりなどについて、いろいろと話を伺った。

\この人に聞きました!/

「だし巻き卵専門店 ろじ屋」オーナーの末石勇治さん
オーナーの末石勇治さん
オーナーの末石勇治さん
「九州大学が福岡市西区に移転してしまい、新しい街へと生まれ変わろうとしている『箱崎』の街の活性化につながれば、とこのお店の開業を決めました。看板商品に『筥崎さんち』という名をつけたのも、販売価格をワンコインにしたのも、『地元感を大切にしたい』という思いがあったから。多くの人がふらっと立ち寄れて、手軽に買えるようなお店を目指しています」
地元では、「はこざきさん」という愛称で親しまれている筥崎宮。博多3大祭りに数えられる、秋開催の「放生会(ほうじょうや)」をはじめ、四季を通じてさまざまな催しが行われている(写真提供:福岡市)
オーナーの末石勇治さん
オーナーの末石勇治さん
「商品に求めたのは『手みやげ感』でした。ヒントにしたのは、関西の喫茶店でポピュラーな厚焼き卵のサンドイッチ。関東でファストフードとして人気になっていることを知り、福岡にこの手の専門店がなかったので当たるのではないかと。知人の和食の料理人にも手伝ってもらいながら、4か月ほど試行錯誤を重ねて、他の店にはない、当店が誇る『筥崎さんちの明太たまごサンド』のレシピが完成しました」
商品1つに使用する卵は3個。ふわふわの食感を出すよう、細かくまぜながら空気を入れて焼き上げる。こげにくく、火が通りやすい、遠赤外線の調理器具を使っているところもポイント
オーナーの末石勇治さん
オーナーの末石勇治さん
「だし巻き卵焼きをはさむ食パンには、地元でおいしいと評判の、筥崎宮の目の前にある『ナガタパン』を採用しました。耳までやわらかでモチモチとした食感の食パンは、当店のだし巻き卵焼きと好相性。直接お店まで交渉に行って、『筥崎さんちの明太たまごサンド』の食パンとして使わせていただくことになりました」
「ナガタパン」は、福岡県春日市の人気石窯ベーカリー「パン・ナガタ」から独立した店。徒歩で通える距離にあるため、スタッフ自らが毎日店まで足を運び、食パンを受け取るそうだ
オーナーの末石勇治さん
オーナーの末石勇治さん
「ソースの肝となるめんたいこには、福岡のメーカーで粒が際立っているものを厳選しています。もともと、だしと卵とめんたいこは和の朝食でおなじみの顔ぶれであり、相性は抜群。めんたいこを使ったことで、『博多らしさ』がぐっと増しました。隠し味は、甘めの刻みらっきょうハンバーガーのピクルス的な役割を果たし、シャキシャキとした食感がアクセントに加わりました」
めんたいマヨネーズソースの上にらっきょうをのせた食パンで、だし巻き卵とはさむ。サンドイッチがベチャッとならないよう、水分をとばしただし巻き卵を使うところもポイントだ
オーナーの末石勇治さん
オーナーの末石勇治さん
「幅広い年齢に支持されるよう、商品を入れるパッケージのデザインにも力を入れました。1100年の歴史がある『箱崎』の雰囲気を保ちつつ、サンドイッチのイラストでかわいらしさをプラス。箱詰めにすることで、プレミア感も出せたと思います」
卵焼きのイラストのイエローカラーがひと際目を引く、「筥崎さんちの明太たまごサンド」のパッケージ。ベースカラーを黒にすることで、手みやげとしての特別感を演出している
オーナーの末石勇治さん
オーナーの末石勇治さん
「当店自慢の厚焼きだし巻き卵の魅力をよりしっかりと感じてもらえるよう、『極フワだし巻きたまご』(300円)『極フワたっぷり明太だし巻き』(450円)数量限定販売を始めました。どちらも好評で、酒のつまみとして購入される方もいらっしゃいますよ」
「極フワたっぷり明太だし巻き」。卵の中にたっぷりと入れるめんたいこの隠し味にはもちろん、刻みらっきょうが加えられている

店内にイートインスペースあり!支払い方法もいろいろ

「お待たせしないためにも、電話などでの事前のご予約をオススメします」という末石さん。カフェのような店内には、キッチン周辺にちょっとした待ち合いスペースが設けられており、そのうちのカウンター6席はイートインで利用できる

店内の待ち合いスペース。入口での手指消毒、店内のこまめな換気など、感染予防対策にもしっかりと気を使う

ドリンクメニューは、コーヒーとお茶、フルーツジュースを各150円(アイスコーヒーの場合は200円)で用意している。だし巻き卵とセットで注文した場合は、50円引きになってお得。晴れた日にサンドイッチをドリンク付きで購入し、近くの公園などでピクニック気分を満喫するのもアリだ。

販売されている商品は、キッチンの横にあるメニューボードでチェック。手作り感のある文字が、この店のアットホーム感を演出している。詳しい内容は、店員さんに聞いてみよう

ドリンクで注目したいのが、コーヒーとブレンド茶だ。コーヒーは福岡県飯塚市にある「オアシス珈琲」の豆を使用。輸入した豆のほこりを独自の技術で洗浄し、焙煎しているので、苦みのないすっきりとした味わいを楽しめる。ブレンド茶は、薬草や穀類など25種を厳選したもの。無添加、ノンカフェインで、ビタミン・ミネラル・食物繊維のバランスがよく、香ばしさとあと味のよさが魅力だそうだ。

25種のブレンド茶で使用する「良選茶」(左)と、コーヒーで提供する「オアシス珈琲」のカップインパック(右)

支払いは、各種クレジットカードやQRコード決済にも対応。ウーバーイーツを使えば、配達もしてくれる。営業時間は、10:30~16:00だが、商品がなくなり次第終了となるので、早めの訪問がオススメ。休みは日曜で、不定期で営業する場合はSNSで事前に告知をするそうだ。わざわざ足を延ばしても買ってほしい、福岡・箱崎で誕生した豪快卵サンドを、皆さんもぜひ味わってほしい。

あごだしのうまみを閉じ込めるため、片栗粉を使用しているところもポイント。末石さんいわく、「時間が経つほど、あごだしの風味が卵になじんでおいしくなる」そうだ

取材メモ/私にとって、だし巻き卵焼きは「和食」のイメージだったのですが、「ろじ屋」のサンドイッチを食べて、その概念が覆されました。ボリュームも満点で、ランチや小腹がすいた時にピッタリ。手みやげにすれば、間違いなく喜ばれるはずです。筥崎宮の参拝前後や箱崎散策の際は、ぜひ「ろじ屋」にも立ち寄ってみてくださいね。

取材・文=西田武史(シーアール) 撮影=髙尾正秀(一部除く)

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