個性豊かな香り! 2017年絶対に流行るトレンドラーメン3選

特集

【2017年版】ラーメンの楽しみ方はこれだ!

2017/02/06

個性豊かな香り! 2017年絶対に流行るトレンドラーメン3選

日々進化し続けるラーメン。「進化形」と呼ばれる新しいジャンルのラーメンが毎年数多く生まれている。ラーメン評論家としても活躍する、サニーデイ・サービス田中貴氏が選ぶ2017年トレンドラーメンを実際に食べてみた!

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

トレンドは“フレーバー”!? 田中さん注目の絶品ラーメンとは!? 

老舗や有名店、個性派な店など数え切れない数のラーメン店が街中にあふれ、何を選べばいいのか迷ってしまう。そこで、年間600杯のラーメンを食すサニーデイ・サービスの田中貴さんに今年のトレンドをインタビュー! 今イチオシのラーメンを伺った。

\あわせて読みたい!/

【2017年トレンドラーメン3選】

1.調味料もオイルも具材も燻製!
 『麺屋 KEMURI』
2.青唐辛子の爽やかな辛さが新しい!
 『青唐爽麺 ハルク』
3.ビブグルマン選出の名店がおくる旨辛麺
 『らぁ麺やまぐち 辣式』


\燻製の香りがたまらない!/

1.『麺屋 KEMURI』(池袋)

ラーメン激戦区、池袋にある『麺屋 KEMURI』。燻製ラーメンの専門店でありながら、夜はダイニングバーとして、ラーメンと一緒にさまざまなお酒が楽しめる。

ラーメン屋とは思えないほどおしゃれで、まるで隠れ家バーのようなたたずまい。看板のデザインもシンプルでスタイリッシュ
サニーデイ・サービス 田中貴さん
サニーデイ・サービス 田中貴さん
「雰囲気がすごくいい店内は燻製の香りが広がっていて、ラーメン自体も具材、スープ、すべて燻製。もう、逃げ場のない燻製ですよ。そのまま食べても薫香がするので、まずは何もつけずに食べてみてほしい。そのあとに燻製オイルを使ってみてください。燻製のつまみもあるので、いつか夜に飲みに行きたいですね」

店内に踏み入ると、レンガ調の壁に木目の開放的なオープンカウンター。
「ゼロから店を作りたかったから」と内装会社で働いたことのある店主こだわりの内観だ。バーのような空間になっており、女性のおひとりさまにも入りやすく、夜はデートにもオススメ。

客席と厨房の間に仕切りがなく、フレンドリーな店員さんとの会話が弾む

こちらのラーメンの特徴は、なんといっても燻製! メンマや玉子といった具材から、オイルや調味料まで燻製されているが、これらはすべて自家製。店内に燻製室があり、クルミやホワイトオークなど5種類のチップを使い分け、こだわりの燻製が作られている。

店内入って左奥に構える燻製室。こんな立派なものはめったにお目にかかれない。客席側にはチップのサンプルが置いてあるので、香りの違いを直接確かめられる

ラーメンの種類は「くんそば醤油」「くんそば味噌」「みそつけ麺」の3種類。今回は「くんそば醤油」とさまざまな燻製が試せる「特選トッピング」をいただく。

「くんそば醤油」(750円)と「特選トッピング」(300円)。別皿で提供されるトッピングをつまみにお酒を飲む方もいるのだとか

目の前に置かれた瞬間から、ふわっと立ち込めるスモーキーな香り。ラーメンを一口すすると燻製された醤油ダレの芳醇(ほうじゅん)な香りが口の中に広がる。麺は中細のストレート麺。鶏ガラと少量のゲンコツでとられたスープは優しい味わいで、しっかり燻製されたトッピングの香りに絶妙にマッチする。

くんポテサラダ(400円)。一品料理は300~600円と非常にリーズナブル

ディナータイムはラーメンだけでなく燻製おつまみも提供している。こちらはオススメの「くんポテサラダ」。燻製オリーブオイルで作ったマヨネーズを和えてゴロっとしたジャガイモに燻製コーンとチャーシューが加わり、風味豊か。お酒と一緒に味わいたい。

店主の住田 敬介さん。3年間イタリア料理店に勤めた後、ラーメン『けいすけ』を経て、ラーメンダイニング『五行』へ。限定ラーメンや創作料理を任されていた程の腕前。一品料理のクオリティの高さもうなずける
店主の住田 敬介さん
店主の住田 敬介さん
「ラーメン店が多くある中で、他にはない味のラーメン店をやりたかったんです。玉子など燻製した食材を使ったお店は他にもありますが、僕自身燻製が大好きなので、燻製食材をたくさん使ったラーメンを作りました。ラーメンももちろんですが、一品料理も味わってほしいですね。『餃子とビール』感覚で、気軽に燻製を楽しんでもらいたいです」

昨年からじわじわと広がりを見せる「燻製」。『麺屋 KEMURI』は「ラーメン」+「燻製」を一度に楽しめるちょっとぜいたくな空間。燻製の香りがヤミツキになること間違いなし!

Yahoo!ロコ麺屋 KEMURI
住所
豊島区西池袋5-22-2 堀口ビル 1F

地図を見る

アクセス
要町駅[6]から徒歩約4分
池袋駅[C3]から徒歩約8分
椎名町駅[北口]から徒歩約9分
電話
03-6912-8373
営業時間
火~日ランチ 11:30~15:00 (L.O.)ディナー 17:00~22:30 (L.O.)
定休日
月曜日 第一、第三火曜日
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。


\爽やかな辛さが見た目とのギャップ!/

2.『青唐爽麺 ハルク』(高田馬場)

西小山『百式』、梅ヶ丘『ボノボ』の姉妹店として、2016年11月25日にオープンした『青唐爽麺 ハルク』。青唐辛子を使った、今までにない辛さのラーメンが味わえる。

JR高田馬場駅から徒歩約5分のところにある『青唐爽麺 ハルク』。グリーンと黒で統一された外観は、早稲田通りの中でも目を引く
サニーデイ・サービス 田中貴さん
サニーデイ・サービス 田中貴さん
「『一条流がんこラーメン総本家』では、卓上にトッピング用の青唐辛子を置いてることがあるので、なじみがありました。あの風味が好きなんです。でも、まさか専門店ができるなんて……驚きました。

辛いラーメンはずっとはやっているけど、その手のものによくあるうまみが強くなく爽やか後味もスッキリしています。店名や看板にもこだわっていて、コンセプトがしっかりしているのもおもしろいですよ」

早速店内へ……1階はカウンター10席、2階はテーブル12席。オープンしたばかりとあってキレイな店内だ。

こちらはゆったりとした座席が並ぶ2階席。ツタで飾られたグリーンの柱がアクセントになっている

こちらのラーメンは青唐辛子を使った爽やかな辛さが特徴。鶏ダシの清湯塩スープやグリーンカレー風味のスープでいただく。

店の看板である生の青唐辛子。一度にこの量を仕込むのだそう

メニューは「青唐そば」「鶏そば」「Green担担麺」「蟹と青唐(ラーメン)」の4種類。「青唐そば」は、辛さ5(烈辛)、辛さ3(中辛)、辛さ1(小辛)の3種類から選べる。

青唐そば(中辛)(780円)。はじめての方にはこちらがオススメ

一見普通の清湯ラーメンのようだが、一口スープを飲んだ瞬間にキレのある辛さが体中を駆け抜ける! 丸鶏や老鶏などで作られたスープはしっかりとコクがありながら、あっさりとした味わいで、よりいっそう青唐辛子の辛さが際立つ。食べ進めると和歌山産青山椒の柑橘系の香りが広がってくる。

国産小麦100%の中細ストレート麺はあっさりスープと相性抜群! 具は豚ミンチ肉、青唐辛子の輪切り、白髪ネギ、モヤシにタケノコ。ここに熱した自家製「青唐ラー油」をかけることで香ばしさがプラスされている。

ラーメン1杯につき、小ライスが無料。残ったスープをかけ、おじや風にして最後の一滴まで味わいたい
店主の笠原 優さん。なぜラーメンに青唐辛子を使おうと思ったのか聞いてみた
店主の笠原 優さん
店主の笠原 優さん
「名古屋出身で、台湾ラーメンをよく食べていました。これを青唐辛子でやったらどうなるんだろうって構想は昔からあったんです。知人の中華料理人が作っていた青唐辛子の醤油漬けがヒントになりました。誰もやっていないことをやりたくて、『1丼1コンセプト』でラーメンを作ってきました。今回は『赤に対する青』ということで、青唐辛子でどこまで表現できるのかやってみたかったんです」

青唐辛子はツンと刺すような辛さだが、しつこく口に残らないので非常に食べやすい。ホットな辛さのラーメン店が数多くある中、こんなに爽やかな辛さは新しい! これから唯一無二の「爽快系烈辛ラーメン」として、ラーメン戦国時代に新しい風を吹かせてくれるだろう。

Yahoo!ロコ青唐爽麺ハルク
住所
東京都新宿区高田馬場2-8-6

地図を見る

アクセス
高田馬場駅[7]から徒歩約1分
高田馬場駅[西武線早稲田口]から徒歩約5分
高田馬場駅[JR早稲田口]から徒歩約5分
電話
03-6233-7686
営業時間
11:00~23:00
定休日
無休
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。


\花椒の利いた痺れるおいしさ!/

3.『らぁ麺やまぐち 辣式』(東陽町)

2015年から3年連続ミシュランガイドのビブグルマンに選出された西早稲田「らぁ麺やまぐち」の2号店として2015年にオープン。本格的な四川麻婆餡がのったまぜそばが人気を呼び、開店1年でミシュランガイド東京に掲載。今話題の注目店だ。

黒を基調としたシックな外観。行列整備の看板が置いてあり、人気店であることをうかがわせる
サニーデイ・サービス 田中貴さん
サニーデイ・サービス 田中貴さん
「15年以上前から通っている新代田の『香家』で『鬼担々麺』というメニューを食べてからホアジャオにハマりました。唐辛子とは違う身悶えするような痺れがたまりません。それから『鬼金棒』をはじめ、ホアジャオを売りにする店が増えましたよね。

でも『やまぐち』が、こういう店をやるとは予想もしなかったです。スープがなくても完成度の高いものを作られるのだからさすがです。ぜひホアジャオの刺激を味わってください。」

少し暗めの照明でおしゃれな落ち着いた雰囲気の店内。こちらも女性のおひとりさまでも入りやすそう。カウンターにはラーメンの丁寧な解説があり、麻婆への本気度が見てとれる。

木目調のL字カウンターで全11席。平日の昼間は近隣のサラリーマンで満席になるそう

『らぁ麺やまぐち 辣式』では四川省産の山椒や最高級品豆板醤など使った、本格的な麻婆餡がのったまぜそばが楽しめる。まぜそば専用に作られた太麺はモチモチ。それでいてしっかりとしたコシがある。

麻婆の本場、四川から直輸入している豆板醤と香辛料がふんだんに使われている麻婆餡
特麻婆まぜそば(1000円)。メニューは大きく分けて「麻婆まぜそば」と「塩らぁ麺」の2種類。今回は「麻婆まぜそば」に温玉+パクチー+チャーシューをトッピング

麻婆餡は辛さと旨みがしっかりあり、麺との一体感が抜群。そして四川漢源花椒面の痺れる辛さが舌を刺激する。トッピングしたパクチーの爽やかさが広がり、辛いながらも次へ次へと箸を進めてしまう。別皿で提供される温玉を混ぜることで味がマイルドになるので、辛さが苦手という方にもオススメだ。

痺れる辛さが苦手という方は「花椒控えめ」など辛さを調整してくれるので、臆せずチャレンジしてほしい!

早稲田店ではあっさりしたラーメンを提供しているが、なぜこちらは辛いまぜそばを出しているのだろうか。店主の山口裕史さんに聞いた
店主の山口裕史さん
店主の山口裕史さん
「元々辛いラーメンのお店がやってみたかったんです。それに食べ歩きするくらい四川麻婆豆腐が好きなんです。辛いラーメンに麻婆ラーメンってあるでしょ? あの麻婆がスープで薄まるのが気に入らなくて。他のお店がやってない、オリジナリティーを出すべく、四川麻婆とまぜそばと組み合わせました」

ー四川麻婆豆腐が本当にお好きなんですね。香辛料にはどんなこだわりがあるんですか?

店主の山口裕史さん
店主の山口裕史さん
「四川から直輸入したものを使っています。土壌が違うので、日本で手に入るものより辛さも香りも強いんです。日本人向けの麻婆ではなく、本場の味にこだわりました。でも辛いだけのまぜそばにしたくなかったので、そこはうまく調整しています」

ミシュランに選出された名店とあって、おいしさもさることながらスパイスの味わいが光る逸品。花椒のピリリとした痺れがクセになる! これからますます人気が広がっていきそうだ。

Yahoo!ロコらぁ麺やまぐち 辣式
住所
江東区東陽4-6-3 栗林ビル1F

地図を見る

アクセス
東陽町駅[4]から徒歩約1分
南砂町駅[1]から徒歩約12分
木場(東京都)駅[1]から徒歩約13分
電話
03-6458-6200
営業時間
11:30~15:00(L.O) 17:30~21:00(L.O)
定休日
月曜日・年末年始
口コミ・写真など

※この施設の情報はYahoo!ロコから提供されています。

取材メモ/今回取材した3店は、わざわざ足を運びたくなる絶品ラーメンばかり。2017年は「スパイス」や「香り」に特化したラーメンに注目です! 

取材・文=Aki Ishikawa(リベルタ)

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

RECOMMEND

SPECIAL

SERIES