カフェライター川口葉子が選ぶ、今行くべき東京カフェ3選

特集

一度は行っておきたい話題のカフェ。

2017/02/07

カフェライター川口葉子が選ぶ、今行くべき東京カフェ3選

全国1000軒以上のカフェを訪れ、多数のカフェオーナーが絶大な信頼を寄せるカフェライター川口葉子さん。All Aboutカフェガイドでもある川口さんから「2017年のカフェトレンド」そして「今行きたい都内のカフェ」を教えていただきました。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

2017年のカフェトレンドはズバリ……「こだわり」や「コンセプト」のあるカフェ

\教えてくれたのは/

川口葉子

川口葉子

カフェライター

取材以外でも、街を歩いていて気になるカフェを見かけると思わず入ってしまうという川口さん

ーー全国のカフェ事情に精通した川口さんにお聞きします。ズバリ、今のカフェのトレンドはなんでしょうか?

川口葉子さん
川口葉子さん
「コーヒーカルチャーの熱気が続くなかで次世代のお店が現れてきたのと、テーマやコンセプトなどアピールポイントがはっきりしているお店が増えていると感じています。」

ーーコンセプトをもったお店といえば、近頃はアニメとのコラボカフェや“ものづくり体験”ができるカフェなど人気を集めていますね

川口葉子さん
川口葉子さん
「そういったお店は、お客さんも『〇〇ができるから、この店に行こう』、『△△がおいしいから、あの店へ行こう』と人に魅力を伝えやすい。最近ではSNSにアップするためにカフェに行く方もいるくらいなので、カフェのオーナーさんもメニュー開発に写真映えを重視していらっしゃいます。」
川口さんのインタビューが行われた『MOON mica takahashi COFFEE SALON』。おしゃれカフェとして早くもSNSで話題

ーーSNS映えするビジュアルは重要……。今回取材した中にも、思わず写真に撮りたくなる名建築のカフェもありました

川口葉子さん
川口葉子さん
「そういった古い建築物は、カフェができることで建物がリノベーションされて、寿命が延びたという例もありますよね。それはカフェの魅力と建築の魅力の相乗効果が生まれていると思います。」

ーーたくさんのカフェができていく中で、どんなカフェが長く愛されると思いますか?

川口葉子さん
川口葉子さん
「街の特徴とお店の個性がぴったり合うとお客さまもオーナーも幸せですよね。街とカフェの関係性には注目しています。カフェに行くときは、しっとり丁寧におもてなしをしてほしいときもあれば、作業に集中したいから雑に扱ってほしいときもあったりして(笑)。そういった気分や用途に合わせて、多種多様なカフェが必要だし、常に自由に楽しめる場所であってほしいですね。」
心地よい日の光が差し込む『MOON mica takahashi COFFEE SALON』の一角

近年増えているという、テーマやコンセプトのしっかりした「こだわりのあるカフェ」。今回はその中でも、川口さんが特にオススメしたい都内のカフェを3つ選んでいただきました。

川口さんオススメ3軒はこちら!

1.『MOON mica takahashi COFFEE SALON』(参宮橋)
2.『東京茶寮』(三軒茶屋)
3.『GLAUBELL COFFEE』(世田谷代田)

1.『MOON mica takahashi COFFEE SALON』

ふっと見上げればそこにある喜び

カフェオーナーの高橋美賀さんが一杯ずつハンドドリップで丁寧にコーヒーを淹れてくれる

\リコメンドPOINT/

川口葉子さん
川口葉子さん
「カフェの魅力って、そこにいる“人”の魅力によって決まるところもある。この店のオーナー、高橋美賀さんのたたずまいには美しい空気感がある。コーヒーを飲みながら、彼女と季節の話とかお天気の話をする。長く話し込むわけではなく、そのほんの2、3分が心地良いんです。」
商店街沿いのビル2階、パンケーキ店『ももちどり』を間借りした店舗

まず1軒目は、1年間の期間限定で営業している『MOON mica takahashi COFFEE SALON』。参宮橋の人気パンケーキ店を間借りし、昨年末オープンしたばかりのカフェだ。

川口さんをして「彼女の作る世界観が大好き」と言わしめる、高橋美賀さんがカフェオーナーを務める。高橋さんは三軒茶屋の人気コーヒー店『MOON FACTORY COFFEE』の立ち上げから参画。コーヒーには並々ならぬ思い入れがある。

注文を受けてから豆を挽くので、店内はコーヒーの良い香りに包まれている

数種類の自家焙煎コーヒーを提供しているが、まず味わいたいのは「Blend 月の森の雪」。高橋さんの出身地、山形の雪景色のイメージをロースターさんに伝えて焙煎してもらった店オリジナルブレンドだ。川口さんいわく「飲み終わるまでに何度も味の変化が楽しめる。ネーミングのように軽やかでありつつ凛としたコーヒー」だ。

写真左は「Blend 月の森の雪」(700円)、右は「チーズケーキ」(500円)

高橋さんの手作りするやさしい味わいのスイーツもカフェ時間をより豊かにしてくれる。「今日のデザート」として日替わりで提供されるチーズケーキは「淡雪のようなふんわりした口当たりで、コーヒーにもぴったり」と川口さんも太鼓判を押す一品。

店内で談笑する川口さん(左)と高橋さん(右)。「三軒茶屋時代『MOON FACTORY COFFEE』の開店初日の1人目のお客様が川口さんで緊張しました(笑)」(高橋さん)

高橋さんは店名の「MOON」に理想のカフェのあり方を託した。

「月は、太陽ほど存在感はないけれど気づいたらそこにありますよね。このお店も、ふっと思い出したときに来ていただけたら」(高橋さん)

訪れる人がみな思い思いに過ごしながらも、ゆったりとした同じ時間にたゆたう。

川口さんの胸元には「今日の取材に合わせたの」と月のブローチが光る。川口さんの粋な心遣い
お店のロゴにも使われる月は高橋さんがイラストを考案して作ってもらったそう

MOON mica takahashi COFFEE SALON(ムーン ミカ タカハシ コーヒーサロン)

住所:渋谷区代々木5-55-5 2F
電話:非公開
定休日:日・月曜(3/2~は月・火・水曜休み)
営業時間:火曜~金曜18:30~22:30(22:00LO)、土曜12:00~19:00(18:30LO)

※3/2(木)~下記に営業時間変更
木曜18:30~22:30(22:00LO)、金曜・土曜12:00~22:30(22:00LO)、日10:30~19:00(18:30LO)

※2017年夏頃までの期間限定カフェ

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

2.『東京茶寮』

日本茶の新しい楽しみ方を知る

単一農園・単一品種の「シングルオリジン煎茶」がそろう

\リコメンドPOINT/

川口葉子さん
川口葉子さん
「日本茶にスペシャルティコーヒーの世界観を導入。煎茶もシングルオリジンの概念でとらえると新しい楽しみ方がひろがります。ハンドドリップするために開発した日本茶ドリッパーをはじめ、スタイリッシュなツールの数々に注目です!」

2017年1月にオープンしたばかりの日本茶専門店『東京茶寮』。ライフスタイルの中に質の高い日本茶を取り入れてほしい、と日本茶はハンドドリップで一杯ずつ丁寧に淹れて提供される。メニューはシングルオリジンや個性豊かな希少品種から選べる「ハンドドリップ煎茶2種飲み比べ+お茶菓子」(1300円)の一種類。

国産の無垢材を使用したカウンターを中心とした店内

3.『GLAUBELL COFFEE』

女性焙煎家の小さなロースター

店内は5席ほど。豆の販売も行っている

\リコメンドPOINT/

川口葉子さん
川口葉子さん
「実店舗を持たずに活躍していたロースターが小さなスタンドをオープン。オーナーの女性焙煎家・狩野さんのコーヒーへの情熱と生き方は、拙著『コーヒーピープル』でもご紹介させていただきました。おいしい一杯を介してひろがる人の輪も魅力。」

ネット通販や卸販売、コーヒーセミナーをメインに運営されていた女性焙煎家、狩野知代さんが2016年7月に開店した。全国のコーヒー愛好家にもファンが多く、彼女が淹れる一杯を目当てに遠方から訪れる人も。豆は無農薬、非化学肥料のものを中心に厳選し、1kgの小さな焙煎機で丁寧に焙煎している。店主との会話から新しいコーヒーとの出会いも楽しんで。

ラテアートが施された「CAFE LATTE」(450円)

GLAUBELL COFFEE(グラウベルコーヒー)

住所:東京都世田谷区代田5-7-9
アクセス:世田谷代田駅[西口]から徒歩約1分
新代田駅[出口]から徒歩約5分
下北沢駅[西口1]から徒歩約8分
電話:非公開
営業時間:13:00~17:00(木・金・土)

口コミ・写真など

※この情報は取材時の情報です。ご利用の際は事前にご確認ください。

取材・文/高橋諒(クエストルーム) 撮影/岩堀和彦


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