人気YouTuber・Cateenが語る「ピアノの魅力」

人気YouTuber・Cateenが語る「ピアノの魅力」

2020/08/20

新型コロナウイルスの影響により自宅で過ごす時間が増え、趣味の一つとして楽器を始める人が増えている。Cateen名義で始めたYouTubeが注目を集め、人気YouTuberの仲間入りをしているピアニスト・角野隼斗さんに、彼が感じるピアノの魅力について聞いてみた。

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

35万人が魅了されるCateenのピアノ

「ステイホームの今こそ、ピアノが楽しい」そう語る、人気YouTuber・Cateen(かてぃん)。

国内外で活躍するピアニスト・角野隼斗のもう一つの活動として、Cateen名義でYouTubeに動画を公開。YouTube動画の登録者数は2020年8月現在のチャンネル登録者数は35万人を誇る
Cateen(かてぃん)

Cateen(かてぃん)

ピアニスト

YouTubeの映像を通じて惹きつけられる、迫力のある「つい見てしまう」演奏。「耳で楽しむ音楽」を超え、エンターテインメントとして成立するピアノは、どのように作り上げているのだろうか。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「YouTubeでは、クラシックで培った技術を生かして、自分なりのアレンジを効かせた曲や、オリジナルの楽曲を投稿しています。1個の動画に対して1カ所は『面白い』『すごい』と思ってもらえるポイントを入れていて、自分なりのコンセプトというか、『何を見せるための動画か』は、意識しながら作っていますね。弾きたい曲を弾く時もあれば、アレンジのアイディアを元に、実現できる曲を探すこともあります」
取材でお伺いしたのは、小田急小田原線「成城学園前」駅から徒歩約15分の「樫尾俊雄発明記念館」

グランドピアノ、ミニキーボード、トイキーボード…、Cateenの動画にはさまざまな鍵盤楽器が登場する。彼が動画の投稿を始めたのは、中学3年生の時。すでに10年動画投稿を続けてきたが、意外にも再生回数が伸びたのは、2020年に入ってからだという。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「動画投稿を始めたのは、当時人気だったニコニコ動画の『演奏してみた』というコンテンツがきっかけなんです。最初の動画は、今では考えられないくらいひどい画質と音質でした(笑)。その後はスタジオを借りて撮影をしていたものの、数カ月に1本投稿する程度。コンスタントに投稿を始めたのは、一年前くらいです。新型コロナの影響かはわかりませんが、ここ半年で見てくださる方がすごく増えて、ありがたい限りです」
Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「今は自宅に機材が揃っているのでいくらでも撮り直しが出来てしまい、自分へのハードルが上がり続けています(笑)。アイディアを考え始めてから完成まで、10〜20時間かかるのはザラですね…1日では完成しないこともあります」

想像できなかったことが、どんどん実現している時代

インタビュー会場に展示されていた鍵盤で演奏を始めるCateen

このコロナ禍でも、リモートセッションやLIVE配信を始めているCateen。今後は、どのようなパフォーマンスを考えているのだろうか。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「せっかくYouTubeという動画プラットフォームで戦っているので、MVを作ってみたいですね。ただカッコ良い映像を乗せるのではなくて、音楽表現の一環として映像の情報も使うような、そんな作品を作ってみたいです。あとはVR空間上のライブもいつかやってみたいと思っています」

ネット上に演奏をあげるという行為が当たり前になった

終始穏やかにインタビューに応えるCateen

新型コロナウイルスは、Cateenの音楽活動にも大きな影響を与えたという。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「個人的には、ありがたいことが起きました。フランス留学中にお世話になった先生のレッスンを、オンラインで受けられるようになったんです。高齢で機械に疎い方だったのですが、コロナによって、年代を問わず、人々がインターネット上に集まるようになったからこそですよね。そして、ネット上に演奏をあげるという行為が、やっと当たり前になったと感じます」
Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「1、2年前までは『YouTubeをやっています』と話すことが、少し恥ずかしかったんです。今でこそそんなことはありませんが、音楽家がYouTubeをやることは、(特にクラシックの界隈では)全く当たり前ではなかったので」

「新しい音楽の楽しみ方にわくわくしました」

良い変化を口にするCateen。コロナ禍で投稿する動画内容に、以前とは変化はあったのだろうか。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「4月上旬頃から、多くのアーティストさんがリモートセッションを始めましたよね。特に星野源さんの『うちで踊ろう』が瞬く間に広がるのを見て、新しい音楽の楽しみ方にわくわくしました。『逆バージョンをやろう!』と、 #playwithcateen というハッシュタグを掲げ、視聴者さんの演奏に僕が伴奏をつけるコンテンツを作ったのですが、まさに動画ならではのつながりで、すごく楽しかったです」

コロナ禍においてピアノや電子ピアノが売れていることについて聞いてみた。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「ピアノ人口が増えることは、めちゃくちゃ嬉しいです。僕は母がピアノの先生だったので、物心つく前からピアノを始めました。ただ、練習があまり好きではなくて、クラシックの曲をずっと練習していると、すぐ飽きてしまっていました。でも、テレビで流れた曲を即興で弾いてみたり、ピアノ自体はずっと好きだった。そういえば、その頃からアコースティックピアノ以外に、キーボードでも遊んだりしていましたね。リズムや音のパターンが鳴らせるものだったので、音ゲー(音楽ゲーム)のよう感覚で、楽しんでいました」

これからピアノを始めたいと思う方へ

ピアノへの愛情と楽しさを、大切にしてきたCateen。そんな彼から、趣味としてピアノを始めたい方々に向けて、アドバイスをいただいた。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「さまざまな角度から、ピアノの演奏を楽しんでほしいです。楽譜を読めるようになることも大事だし、耳から音を入れて、まず弾いて楽しむことも大事。先日、鍵盤が光で教えてくれるというキーボードを使ってみたのですが、次に押す鍵盤が光り、それを押していけば簡単に一曲弾けちゃう。まずは自分で奏でる音を楽しめる、こういう楽器から音楽を始めてみるのはすごくいいと思いますよ」
「樫尾俊雄発明記念館」にてCASIOの光るキーボードを実演。「もし僕が今からギターを始めるとして、抑えるフレットが光ったらすごく助かるだろうし、楽しいと思うんです」(Cateen)
Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「鍵盤楽器のいいところは、音楽の要素であるメロディー・リズム・ハーモニーを、一台で表現できるところ。大体の楽器は一つか二つを担うわけですけど、ピアノなら全部できる。それを家の中で楽しめるところが、最高だと思います。今、この時代だからこそ、この楽しさを知る人が増えたら、嬉しいですね」

最後に、ファンの皆様へのコメントをいただいた。

Cateen(かてぃん)
Cateen(かてぃん)
「いつも僕の動画や演奏を聞いて楽しんでいただき、ありがとうございます。今後も面白い試みにどんどん挑戦していきますので、期待していて欲しいです。これからも末長くよろしくお願いいたします!」

この記事を書いたライター情報

Yahoo!ライフマガジン編集部

Yahoo!ライフマガジン編集部

グルメ、おでかけ、イベントなど、ライフスタイルを豊かにする情報を編集部が厳選して紹介します。

おすすめのコンテンツ

連載