スパイスカレーのカリスマが大阪・本町で新店。カレー好き大熱狂

スパイスカレーのカリスマが大阪・本町で新店。カレー好き大熱狂

2020/08/29

「アノニマス」や「ポンガラカレー」を手がけるなど大阪エリアにスパイスカレーの文化を根付かせた立役者・黒田健さんが新店「スパイシーバック」を、本町駅近くにオープン。自らシェフとして厨房に立ち、パートナーの小谷敏之さんとともに作り出した逸品には早くもカレーファンが大熱狂です!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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土日祝だけの営業ながら早くも注目度上昇中

オープンデッキがあるおしゃれな店構え。土日祝のみオープン
電動スプレータイプとハンドジェルという2種類の消毒を常備

お店があるのは本町駅そばのビジネス街で、営業日は土日祝のみ。コロナ禍が続く6月20日に開業したこともあって、席数を減らしてソーシャルディスタンスを確保、入店前の消毒、換気の徹底など、あらゆる感染症対策にも尽力しています。

ジビエを積極的に取り入れる新たなチャレンジ

仕込みから調理まですべての行程を担当する黒田シェフ
オーナー兼シェフの黒田さん

シェフでもあり、オーナーも兼務する黒田健さんは、人気店「アノニマス」「ポンガラカレー」を手がけるスパイスカレー界の重鎮。今回は鹿肉や猪肉といったジビエを積極的に取り入れ、独自ブレンドのスパイスで仕上げたスリランカ風メニューをメインに提供しています。

これまで作り上げてきたカレーのレシピは100以上! 複数のスパイスを巧みに組み合わせてオンリー1の味を生み出す

食肉管理のプロが丸ごと一頭熟成

数々の飲食店をプロデュースしてきた小谷さん。今回は丹波産ジビエをフィーチャー

パートナーの小谷敏之さんは、ジビエの食肉管理のプロ。京都・福知山(丹波)の猟師から届いた肉を、管理温度や状態を見極めつつ、食べごろになるまで熟成させてお店で提供しています。廃棄を減らすため、なるべく一頭丸ごとを用いることを心がけており、スネ肉や内臓までさまざまな部位が食材に用いられます。

6種類の副菜とともに味わうジャパランカカレー

「丹波紅の鹿カレー御膳」(2030円)。おいしさはもちろん、お値段以上の価値を感じられる品数とボリューム

1品目に紹介するのが「丹波紅の鹿カレー御膳」です。ジャパランカカレーとは、スリランカカレーを日本の定食風に提供するという意味の造語。鹿モモ肉のカレーと、鹿クビ肉とバラ肉のキーマをメインに6種類の副菜を御膳風にまとめて提供するのが同店流のスタイル。ライスはコシヒカリを用い、紅生姜&ココナッツとシャケがふりかけられています。

シェフ・黒田さん
シェフ・黒田さん
「ポルチーニ茸のペーストを加えることで、深みのある味わいに仕上がっています。スパイスは10種類ほどをブレンドし、辛さ・苦さ・後味の爽やかさを追求。鹿肉ならではの野性味も十分感じていただける自信作です」
ごろっと大ぶりにカットした部位が入る鹿モモ肉のカレー。ライスはターメリックで風味をつけている
食感や旨味を残すためあえて粗挽きに仕上げたキーマ

猪肉の魅力を余すところなく召し上がれ

「丹波紅の猪 SP カレー御膳」(2970円)。こちらのメニューは猪肉の仕入れ状況により、提供していない日もあるのでご注意を
他のカレー御膳では味わえない、猪背ロース肉のチャーシュー、猪の骨からとったスープ

そしてもう1つの定番が「丹波紅の猪 SP カレー御膳」です。猪モモ肉のカレーとキーマ、そして副菜には猪背ロース肉のチャーシューもお目見えするセットは、メニュー名通りまさにSPなおいしさ!

シェフ・黒田さん
シェフ・黒田さん
「猪モモ肉のカレーには、酸菜と呼ばれる中華でおなじみの『発酵白菜』が隠し味。猪肉の力強く、パンチのある風味を引き立たせる独特の味わいをお召し上がりください。猪肉は噛めば噛むほど甘みが出てくるんですよ」

旬の食材がめじろ押し! 安心・安全な副菜そろい踏み

猪鹿のリエット、熟成鹿背ロースのローストハム
豆苗とトビッコの和え物、ナスのスパイス和え
ビーツのサラダ、豆カレー

副菜は旬の食材を用いるので、大半のメニューが季節替わり。カレーを食べている合間のお口直しにはもちろん、カレーに混ぜてスリランカスタイルでいただくのもおすすめ! ちなみに野菜のすべては安心・安全な国産ものをチョイスしています。写真は取材時の副菜です。

もも、前足、スネなど鹿肉の各部位。生の状態であっても、適度な熟成のおかげでジビエ特有の嫌な臭みはほとんど感じない
心臓をはじめ、他店ではほとんど見かけない部位が登場することも

利用の際は予約するのをお忘れなく

大きな窓から陽光が差し込む明るい雰囲気の店内
独自のコロナ対策として、水はミネラルウォーターをボトルのままで提供
狩猟時に実際に用いられた散弾銃の弾も展示

店内はカウンター&テーブルで構成。奥のスペースには壁面ソファーの客席も用意されています。席数は32と限られているので、利用の前は電話予約しておくのがベターです。

有害駆除によって廃棄されることの多かった鹿肉や猪肉を、熟成させてうまさを引き出し、ジビエ食材としての新たな魅力を創出させた黒田さん&小谷さんという2人のプロフェッショナル。強力タッグが生み出すカレーのおいしさをぜひ「スパイシーバック」で堪能してください!

取材・文・写真=ペンアクト、構成・編集=堀 俊夫(クエストルーム)

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