今パンケーキのトレンドは「ふわふわ」。見るからに柔らかそうなビジュアルと溶けるような口当たりで新感覚のパンケーキがブームの中心に踊り出た。そこで、現在ブームを牽引する人気の3軒で「ふわふわ」食感の秘密と楽しみ方を教えてもらった!
Yahoo!ライフマガジン編集部
【ご紹介するのはコチラ】
1.幸せのパンケーキ
2.FLIPPER’S(フリッパーズ)
3.Workingholiday Connection(ワーキングホリデー コネクション)
「ふわふわ」食感の秘密とイチオシ堪能術を徹底レポ!
今トレンドの「ふわふわ」パンケーキ。ブログ「たっちゃんずパンケーキ部」で日々パンケーキ食べ歩きレポを更新する、おまる部長ともんちゃんのパンケーキ座談会でも、今年最注目のパンケーキとして話題にのぼった。
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お二人いわく、一言に「ふわふわ」といっても、お店によって食感や味は千差万別とのこと。そこで、2015年〜2016年にかけてオープンした新店の中から、座談会でも名前の挙がった3軒に潜入。それぞれのパンケーキの「ふわふわ」食感の秘密とイチオシの楽しみ方をレポートする!
1.幸せのパンケーキ
- 「たっちゃんずパンケーキ部」ブロガー:おまる部長
- 「たっちゃんずパンケーキ部」ブロガー:おまる部長
- 「2014年にお仕事で関西のパンケーキ店を巡っていて出会ったのが『幸せのパンケーキ』。初めて食べた時、衝撃を受けたふわふわのパンケーキです」
当時は大阪にしか店舗がなかった「幸せのパンケーキ」。おまる部長はあまりのおいしさに、その場で社長に「東京にもオープンしてください!」と懇願してしまったほど。そのおかげもあってか(?)、2015年11月、めでたく東京1号店を表参道にオープン。現在の「ふわふわ」パンケーキブームを牽引(けんいん)するお店だ。
優しい系ふわふわパンケーキ
このお店の「ふわふわ」パンケーキは、その名も「幸せのパンケーキ」。一口食べるとにっこり笑顔があふれるおいしさから、“幸せになれる”とSNSでも評判の1番人気メニューだ。そのぷっくり厚みのある姿は、眺めているだけでも幸福度がアガる!
「ふわふわ」の秘密を聞くと、直前に配合する生地と、焼き上げる時の徹底した温度管理が大切とのこと。
「生地は時間がたつとメレンゲの泡が消えてしまうので、材料の特性上ふわふわの食感を出すために生地はオーダーが入ってから作ります。焼く時の温度も大切で、高温すぎるとふわふわになりませんし、低温すぎると十分火が通らない……。ホットプレートの温度をこまめに測定し一定に保つように気をつかっています」と鈴木さん。パンケーキが焼き上がるまで1秒たりとも気が抜けないのだ。
イチオシの「ふわふわ」堪能術は?
これだけ手をかけた末に完成する「幸せのパンケーキ」。せっかくならその「ふわふわ」感を目一杯味わいたい。というわけで鈴木さんにイチオシの楽しみ方をレクチャーしてもらった!
- 店長の鈴木さん
- 店長の鈴木さん
- 「うちのパンケーキはぷっくり厚みがあるのが特徴なので、お皿をフルフルと揺らしてパンケーキの揺れる姿を楽しんでいらっしゃるお客様が多いですね!」
というわけで、いざ実践!
\ふわふわ堪能中/
2.FLIPPER’S(フリッパーズ)
- 「たっちゃんずパンケーキ部」ブロガー:もんちゃん
- 「たっちゃんずパンケーキ部」ブロガー:もんちゃん
- 「『FLIPPER’S』の『奇跡のパンケーキ』は口どけがとっても繊細。シュワシュワってとけちゃうんです。エアリーだけど食べ応えもしっかりとあるから不思議!」
続いて伺ったのは、2016年9月にオープンしたばかりの「FLIPPER’S」の自由が丘店。“最高の1皿”をコンセプトに、新食感の「ふわふわ」スフレパンケーキが味わえるお店だ。
奇跡の口どけ系ふわふわスフレパンケーキ
数あるパンケーキを食べ歩いてきたもんちゃんをして“不思議”と言わしめた食感のパンケーキが、こちらの「奇跡のパンケーキ」。
ふわふわとした口当たりと、口の中ですぐさま溶ける独特のスフレ食感は、材料の配合から焼き時間、鉄板の温度に至るまで幾重にも試作を積み重ねて完成する、まさに“奇跡”のようなパンケーキなのだ。
イチオシの「ふわふわ」堪能術は?
- スタッフの小瀬さん
- スタッフの小瀬さん
- 「『奇跡のパンケーキ』はナイフの重さでつぶれてしまうほどやわらかいので、ぜひフォーク2本を使って割くようにして召し上がってみてください!」
\ふわふわ堪能中/
3.Workingholiday Connection(ワーキングホリデー コネクション)
- おまる部長
- おまる部長
- 「『Workingholiday Connection』のパンケーキは、もうフォークもナイフも使えないくらいすっごくふわふわなんです!」
フォークもナイフも、とな……? それは気になるー!
ということで、最後に訪れたのは、明治神宮前にある「Workingholiday Connection」。「若い世代の人に、もっとワーキングホリデーについて知ってもらいたい」という思いから、若者の街・原宿に2016年7月にオープンした日本ワーキング・ホリデー協会が運営するカフェだ。
とろ〜り系ふわふわリコッタパンケーキ
ウワサの「ふわふわ」パンケーキがこちらの「ORIGINAL MANLY PANCAKE(オリジナル マンリー パンケーキ)」。日本でもよく知られる「bills」のシドニー店で料理長を務めたことのある、ワーキングホリデー経験者のシェフが考案した自慢の1品だ。
ふわふわでぷるぷるとしたパンケーキの秘密は、生地の作り方と焼き方にある。粉はキメの細かい薄力粉を使用。ダマにならないよう、なでるように生地を混ぜるのがポイント。また、ホットプレートの温度設定にも細心の注意を払いながら焼き上げる。
パンケーキは時間がたつとどんどん見た目も食感も変わってきてしまうため、焼き上がりから30秒以内に提供することを心がけているのだとか!
イチオシの「ふわふわ」堪能術は?
さて、おまる部長いわくナイフもフォークも使わないとのことだが……どのようにして「ふわふわ」を楽しめばいいのだろうか?
- 久保田さん
- 久保田さん
- 「うちのパンケーキは、スプーンで切れちゃうやわらかさなんです。ぜひスプーンですくうようにして召し上がってみてください!」
\ふわふわ堪能中/
なんとこのパンケーキ、まるでプリンのようにスプーンで味わうのがイチオシの食べ方。試しにすくってみると簡単にスプーンが入っていくから驚き。ふわふわとした食感の中にもリコッタチーズのしっとりととろける、まさにふわとろのパンケーキだ。
取材メモ/どのお店のパンケーキも、想像をはるかに超えたふわふわ感にびっくり! 材料、焼き方、提供時間にまでそれぞれのお店のこだわりがキラリと光っていました。「ふわふわ」パンケーキにも弾力があるものや、スフレのように溶けるものなど個性豊かなので、いろんなお店のパンケーキを食べ比べるのも楽しいと思います。
取材・文=秋山ももこ(mogShore)