和歌浦で獲れたシラスたっぷりの「わかしらす丼」は鮮度が自慢!

特集

全国ご当地グルメ(和歌山県編)

2016/03/29

和歌浦で獲れたシラスたっぷりの「わかしらす丼」は鮮度が自慢!

和歌浦といえば、万葉集にも詠まれた海の景勝地。和歌浦湾では年間を通じ、ミネラルの豊富な漁場でシラスが水揚げされる。すぐに漁港内で釜ゆでされ、白く輝く“わかしらす”がとなる。天日で乾かすと空気を含み、ふんわりと自然の甘味が際立つ。まずは定番の丼でシラスをご賞味あれ!

Yahoo!ライフマガジン編集部

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和歌山の海産物を県内外に発信する週末直売所・おっとっと広場

古くは平安時代から、万葉集の歌枕で詠まれるほど、美しい景色が広がる景勝の地・和歌浦。

和歌山市の南西部に位置し、玉津島や不老橋など海岸線を背景に、多くの歌人に愛された風光明媚(ふうこうめいび)な場所である。

その美景と共に有名なご当地グルメが“シラス”である。そもそもは、カタクチイワシの稚魚。和歌浦湾から湯浅湾にかけて、ミネラルの豊富な漁場で水揚げされ、和歌山では江戸幕府が開かれたのとほぼ同時期に創業した店があるほど、シラスに愛着がある。

シラス漁から水揚げ、釜ゆで加工、販売まで、絶品のわかしらすを提供するのは「やぶ新」。薄味の塩加減にも定評があり、漁師直売ならではの生シラスの天ぷらなども楽しめる

「ここ和歌浦では、和歌浦湾で水揚げされたシラスを“わかしらす”の名前でブランディングしています」とは、和歌浦漁港の中にある直売所「おっとっと広場」の館長・澤口雄正さん。

出漁は毎朝5:00。2隻の船で平行に進みながら袋網を引く「船引き網漁」で水揚げされる。その量は春先が最も多く、一日で2トン近くになることも。
水揚げしたらすぐ、漁港内で新鮮なうちに釜ゆで。そのまま天日干しで冷ましたものを「釜揚げシラス」、さらにそこから丹念に、網に広げて干し続けたものを「チリメンジャコ」で販売している。

土・日・祝日オープンの「おっとっと広場」。和歌浦漁港とその周辺で営業する海産物のお店が1カ所に集まり、毎週末がイベントのようなにぎわい。格安商品を目当てに行列ができる

熱々のご飯の上にシラスがどっさり

シラスの命は鮮度。水揚げから2時間後には釜ゆでが始まり、白さと鮮度を閉じ込める。

「わかしらすをはじめ、和歌浦の海産物を県内外にPRすることを目的に、もともとはイベントとして年に2回程、漁港内でおっとっと広場を開催していました」と澤口さん。平成24年からは施設を構え、土・日・祝日の週末オープンとなり、多くの人でにぎわうようになった。2012(平成27)年度は、週末だけで年間約9万人。土曜は安くて新鮮な魚介類を求めて、買い物のお母さんたちが列をなし、日曜は家族で子どもを連れてやってくる。

混み合うのはランチタイム。お目当ては「わかしらす丼」だ。白さが際立つ釜ゆでしたばかりのわかしらすを、熱々のご飯の上にどっさりとトッピング。アクセントに刻んだ大葉とノリ、さらに和歌山名物の梅干しをのせる。ふんわりと自然の塩分が優しく、梅干しとの相性も抜群。子供からお年寄りまで、誰もが好きな味である。

「自然相手ですから、季節や海の具合で、商品が少ない時もあります」と館長の澤口雄正さん。厳しい中でも、自慢の海産物で集客を呼び、わかしらすのブランディングにも成功した

※掲載の内容は2016年3月時点の情報に基づきます。
※2019年5月に店舗(住所、電話番号、営業時間など)、メニュー、料金などの一部情報を更新しました。

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