新庄に眠る古代豪族・葛城氏の足跡をたどる旅

新庄に眠る古代豪族・葛城氏の足跡をたどる旅

2020/11/02

かつて天皇に並ぶ力を持ちながら、5世紀後半に突如として歴史の舞台から姿を消した謎の古代豪族“葛城氏”。葛城市新庄地域にはその一族ゆかりの地が数多く残されている。今回は新庄に眠る華麗なる一族の足跡を求めて歩く。

奈良っこ

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華麗なる一族“葛城氏”

葛城氏は4世紀~5世紀にかけて活躍した、葛城山麓を本拠地とする古代豪族。天皇家と親戚関係を結び、全盛期には天皇の母、妻のほとんどが葛城氏出身の女性だった。

1 飯豊天皇陵(いいとよてんのうりょう)

即位したとみなされていないので「幻の女帝」と言われている

22代清寧天皇の崩御後、次の顕宗天皇即位までの間、臨時で執政した飯豊皇女の御陵。「飯豊天皇」と表記する史料もあり、推古天皇よりも100年以上も前に存在した史上初の女帝とも考えられている。

2 葛城市歴史博物館

展示室中央、長持型石棺が魅力的♪

葛城市が所有する、主に古代から中世までの歴史資料と民俗資料が展示されている。

3 角刺神社(つのさしじんじゃ)

拝殿

飯豊皇女が執政した「忍海角刺宮」跡と伝わる。祭神は飯豊青尊。境内の鏡池は、皇女が水面を鏡代わりに使っていたとか。

鏡池には中将姫が當麻曼荼羅の蓮糸を採ったという伝承も…

★ 地光寺跡(じこうじあと)

西遺跡に建つ石碑

葛城氏に連なる忍海地域の豪族「忍海氏」の氏寺とされる。東遺跡に鎮座する脇田神社の境内には塔心礎の巨大な礎石が残る。

こんな感じで塔があった?

4 肉工房 吉蔵

地光寺遺跡のすぐそばにあるよ

県道30号(山麓線)沿いにある精肉店。国産和牛を中心に、店主厳選の肉が並ぶ。また、自慢の肉を使ったお弁当や惣菜も人気がある。

唐揚げ弁当 572円

できたてほかほか、ボリューム満点!

5 葛木坐火雷神神社(かつらぎにいますほのいかづちじんじゃ)

緑豊かな境内

旧忍海郡14か村の鎮守社。火雷大神(火の神)と天香山命(音楽の神)を祀る。最近では『鬼滅の刃』に登場する技「火雷神」に名前が似ていることから、聖地として話題に。

ブームに乗ってみました

6 酪農カフェ 酪

酪農家の古民家をリフォームしたお店

酪農業が盛んな山田地区にある古民家カフェ。新鮮な牛乳を使った料理・スイーツが楽しめる。名物「葛城最強プリン」は固さがウリ。なんとスプーンを真横に刺しても崩れない!

葛城最強プリン 300円

休日には完売することも。平日か、土日は午前中がねらい目!

7 大宝天皇神社

コロナ退散を祈願しました

一説では「大宝天皇」は「牛頭天王=素戔嗚命」のこと。牛頭天王は疫病の神であることから、転じて疫病を鎮めるために祀られたと考えられている。

8 屋敷山古墳【国史跡】

後円部のふもとには「新庄城跡」の石碑が

全長約135mの葛城市内最大の前方後円墳。5世紀中頃の葛城氏の墓とされる。平安~室町時代にはこの地を本拠とした布施氏の里の館として、また江戸時代には、大和新庄藩を治めた桑山氏の陣屋としてリフォームされた。

3度目のリフォームで今は公園に!
本記事は、yomiっこ 2020年11月号の掲載記事を元に再編集しています。

引用元:yomiっこ2020.11月号

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この記事を書いたライター情報

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